レボフロキサシンの効果を実感できる正しい服用方法！注意点についても詳しく解説

細菌感染症になるとかゆみや痛み、炎症など辛い症状が出やすくなるため、レボフロキサシンの効果的な服用方法はすぐに知っておきたい点ではないでしょうか？こちらのページではレボフロキサシンの効果を実感できる正しい服用方法、注意点について解説していきたいと思います。

記事公開日：2024.12.13

最終更新日：2024.12.13

お薬通販部スタッフ[監修]

レボフロキサシンは細菌感染症における細菌増殖・複製を促す酵素の働きを抑制し、さまざまな症状の改善・予防をする代表的な抗菌薬です。

レボフロキサシンの上記のような効果を実感するため、ここでは正しい服用方法や注意点を詳しくお伝えします。

レボフロキサシンの効果的な服用方法とは？

レボフロキサシンは細菌増殖・複製に働きかける、DNAジャイレース・トポイソメラーゼといった酵素の働きを阻害したり、抗菌・殺菌にも作用する抗菌薬です。

ここでは細菌感染症における辛い症状の緩和・予防を早めるため、レボフロキサシンの効果的な服用方法を見ていきましょう。

レボフロキサシンは食事の影響を受けにくい特徴があるため、食前・食間・食後とどのタイミングでも服用が可能になっています。

多くの医薬品は食前・食間・食後のいずれかの服用が決められているため、いつでも服用できるレボフロキサシンは飲み忘れの少ない抗菌薬と言えます。

ただ、自身で決めたタイミングの服用を心がけると、有効成分のレボフロキサシンの血中濃度が一定に保たれやすくなり、効果実感につながるでしょう。

レボフロキサシンの最適な服用量は、細菌感染症の症状にかかわらず以下の飲み方が推奨されています。

1回あたりの服用量	1回あたり500㎎
1日あたりの服用回数	1日1回

腸チフス・パラチフスの治療にレボフロキサシンを用いる場合は、1日1回500㎎を14日間服用することが推奨されています。

レボフロキサシンは好きなタイミングでの服用が可能ですが、食前・食間・食後いずれかの服用を決めておいた方が良いでしょう。

この理由は、レボフロキサシンの飲み忘れによる効果半減や症状改善の遅れを防ぐことができるためです。

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レボフロキサシンを服用する際の注意点を把握しておくと、思わぬ副作用の発現や効果実感の遅れを防ぐことにつながります。

レボフロキサシン服用時の注意点について詳しく見ていきましょう。

レボフロキサシンをうっかり飲み忘れてしまった場合は、気づいた時点ですぐに1回分を服用します。

ただ、レボフロキサシンを飲む本来の時間まで間もない場合は1回分を飛ばし、翌日から通常通り服用することが推奨されています。

この理由は、短い間隔で服用してしまうと有効成分のレボフロキサシンの血中濃度が高まり、副作用につながるリスクがあるためです。

レボフロキサシンを飲み忘れてしまった時は、気持ち的にも焦り「2回分を飲んだ方が効果が実感しやすくなるのでは…？」というイメージが少なくはないでしょう。

ですがレボフロキサシンの服用は1日1回となっているため、2回分をまとめて飲まないよう注意しましょう。

レボフロキサシンには飲み合わせに注意したい薬が複数あります。

以下に、併用を避けるべき種類と同時服用による影響をまとめてみました。

飲み合わせに注意すべき薬	同時服用による影響
マグネシウム、酸化マグネシウムを含む「制酸薬」、水酸化アルミニウム、硫酸化鉄などの「鉄剤」	レボフロキサシンの効果が減弱する
フェニル酢酸系またはプロピオン酸系非ステロイド消炎鎮痛薬「フルルビプロフェン」など	痙攣を起こすおそれがある
クマリン系抗凝固薬「ワルファリン」	ワルファリンの作用が増強する
副腎皮質ホルモン剤「プレドニゾロン」、「ヒドロコルチゾン」など	腱障害のリスクが増強するおそれがある
結核治療薬「デルティバ」など	QT延長を起こす恐れがある