アフターピルを飲んだら、次の生理までは避妊しなくても大丈夫ですか？

いいえ、アフターピルの効果は、あくまで一度きりの緊急措置です。服用後はホルモンバランスが乱れて排卵のタイミングが予測できなくなるため、かえって妊娠しやすい期間が訪れる可能性もあります。次の生理が正常に来るまでは、性交渉の際にはコンドームを使用するなどの避妊法を併用してください。

アフターピルを未成年でも購入できますか？

16歳以上であれば、試験販売対象薬局やオンライン診療を通じて購入できます。試験販売薬局では保護者の同意書の提出を求められる場合があります。いずれの場合も本人確認書類が必要になるため、あらかじめ準備しておくとスムーズです。

アフターピルは薬局で買えない？処方と通販での購入方法と避妊知識

アフターピルは原則医師の処方が必要な医療用医薬品です。国内の正規ルートとして、病院での対面診療だけでなく、オンライン診療、条件付きで一部薬局でも購入できます。海外からの個人輸入は品質や安全性のリスクに注意が必要です。本記事では、これら複数の入手ルートを比較し、アフターピルの入手方法と正しい知識を解説します。

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記事公開日：2025年09月24日

最終更新日：2025年09月24日

お薬通販部医療監修チーム

避妊に失敗したかもしれないと感じたとき、妊娠を防ぐための緊急手段として使われるのがアフターピルです。

日本でアフターピルを入手するには原則として医師の診察と処方箋が必要ですが、どこで手に入れられるのか、どうすれば安心して入手できるのか、不安を感じる方も少なくありません。

この記事では、アフターピルの薬局での販売状況やオンライン診療・通販の購入方法を解説します。

>>アイピルの通販・購入はこちら
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 >>ノルレボの通販・購入はこちら

1 薬局やマツキヨではアフターピルは販売されていない理由
2 アフターピルを安全に入手するには？おすすめの購入手段3選
3 薬局で買えない理由を知って正しい避妊方法を選ぼう
4 まとめ

薬局やマツキヨではアフターピルは販売されていない理由

アフターピルは調剤薬局やマツモトキヨシなどの一般的なドラッグストアでは販売されていません。

アフターピルを処方箋なしで購入するには、利用できる薬局や条件が限られています。

この章では、薬局でアフターピルを購入できるかの最新事情と、制度を解説します。

処方箋なしで買える薬局は存在するのか？現状を解説

2025年現在、処方箋なしでアフターピルを買えるのは、国の調査研究に参加している特別な薬局に限られます。

対象薬局: 厚生労働省と日本薬剤師会による調査研究に参加している薬局。
対応体制: 専門研修を受けた薬剤師が、個室などで対面指導する。
購入者要件: 16歳以上の女性本人で、身分証明書の提示と同意書へのサインが必要。
費用目安: 7,000円～9,000円程度と薬局により異なる。
購入手順: 薬局へ来店後、問診と薬剤師からの説明を受け、本人確認後にその場で支払い・薬を受け取る。

対象となる薬局は限られているため、事前に場所や営業時間を調べておくと安心です。

参考URL

緊急避妊薬の適正販売に係る環境整備のための調査事業（厚生労働省医薬局医薬品審査管理課委託事業）｜公益社団法人日本薬剤師会

アフターピル薬局試験販売の最新情報と今後の展望

アフターピル薬局試験販売は、正式には「緊急避妊薬の適正販売に係る環境整備のための調査研究」と呼ばれます。

休日や夜間の受診が難しいことや、若い世代にとって受診への心理的・経済的なハードルが高いことなど、これまでの対面診療の課題をふまえて2023年に始まりました。

2025年5月には国内製薬会社のあすか製薬が、自社の緊急避妊薬「ノルレボ錠」を市販薬（OTC医薬品）として販売できるよう、厚生労働省に承認申請しました。

申請が通れば、今後全国の薬局やドラッグストアでも処方箋なしでアフターピルを購入できる可能性があります。

避妊薬はどこで買える？ドラッグストアとの違いを理解

ドラッグストアで扱っているのは、医師の処方が不要な一般用医薬品のみです。

緊急避妊薬のアフターピルや、継続的な避妊に効果のある低用量ピルは医療用医薬品のため、処方箋なしにはドラッグストアや薬局で購入できません。

薬の種類	医療上の区分	主な入手経路
アフターピル	医療用医薬品	産婦人科・オンライン診療・試験販売薬局
低用量ピル	医療用医薬品	婦人科・オンライン診療
市販薬	一般用医薬品	ドラッグストア・薬局

アフターピルを安全に入手するには？おすすめの購入手段3選

アフターピルを入手する方法は一つではありません。

状況や何を優先するかによって、3つの手段から選びましょう。

オンライン診療で処方してもらう方法
国内の医療機関で処方してもらう方法
海外から個人で取り寄せる方法（個人輸入）

オンライン診療でのアフターピル処方の流れと注意点

オンライン診療は、スマートフォンなどを使って日本の医師の診察を受けて国内で承認されたアフターピルを処方してもらい、薬局から薬を受け取る正規の医療サービスです。

利用の流れ:予約 → 日本の医師による問診 → 電子処方箋の発行 → 国内薬局からバイク便や宅配便で受け取り
安全性: 品質・安全性が保証された国内承認薬が手に入る
信頼性: 副作用など、万が一の際に日本の医療機関（病院・薬局）に相談できる
迅速性: 最短当日中に薬を受け取れる

信頼できるオンライン診療サイトを見分けるポイント

医療機関の情報が明確に記載されているか
→ クリニック名・所在地・医師の氏名・連絡先が記載されているか確認しましょう。
厚生労働省や自治体に届け出されている医療機関か
→ 厚労省の「オンライン診療届出医療機関リスト」に掲載されていれば、信頼度は高くなります。
診察を省略していないか（問診・診察がある）
→ 簡単なフォーム入力だけで処方されるサイトは避けましょう。
ビデオ通話やチャットなどで、医師とやり取りがあるかどうかを確認するのが安心です。

口コミがあっても安全とは限らないため注意しましょう。

参考URL

病院と通販で異なるアフターピルの購入方法を比較

アフターピルを国内の病院で処方してもらい薬局で受け取る方法と、海外から通販で取り寄せる方法では、薬を手にするまでのプロセスが異なります。

	病院（対面診療）	通販（個人輸入）
アクションの起点	診療可能な医療機関を探し、電話またはWebで予約、もしくは直接訪問する。	パソコンやスマートフォンで海外の医薬品販売サイトを探し、アクセスする。
医師の関与	必須。医師に直接問診・診察を受ける。健康状態やリスクに関する説明がある。	なし。商品説明や利用者のレビューを参考に、自己判断で薬を選ぶ。
処方・注文	診察に基づき、医師が処方箋を発行する。	自分で決めた薬を、ECサイトのショッピングカートに入れ、注文手続きする。
費用の内訳	診察料 + 薬代。（合計 10,000円～15,000円程度）	薬の代金 + 国際送料・手数料。
薬の出所	国内の製薬会社が製造し、国の承認を受けた医薬品。	海外の製薬会社が製造している医薬品（日本では未承認）。
入手までの時間	【数時間】受付から会計・薬の受け取りまで、通常は半日もかからない。	【数日～数週間】注文完了後、海外からの発送と税関手続きを経て到着する。
薬の受け取り方	院内または調剤薬局で薬剤師から直接手渡される。服用方法の説明もある。	国際郵便などで自宅のポストに直接配達される。梱包や説明は外国語の場合が多い。
困った時の相談先	診察を受けた医師や薬局薬剤師。医学的な質問や副作用の相談が可能。	販売サイトの問合せ窓口。医学的な回答は期待できない。健康被害の責任は自己責任。言語の問題もある。

アフピル通販のメリットと正規ルートの見分け方

アフターピルを通販するメリットと注意点・正規ルートの見分け方を解説します。

個人輸入は国の法律（薬機法）で認められた権利ですが、あくまで自己使用が目的であり、すべての責任を自分で負うことが前提です。

メリット

価格が安い場合がある
誰にも知られずに購入できる
医療機関（病院・薬局）に行く手間が省ける

注意点

目的：輸入する医薬品は本人が使用するものに限られます。他人への譲渡や販売は法律違反です。
数量：輸入できる数量には上限があります（アフターピルなどの処方箋薬は、用法・用量からみて1ヵ月分以内）。
→制限を超える場合は、厚生労働省の地方厚生局から「輸入確認証」を取得する手続きが必要です。

正規ルートの見分け方

業者の信頼性：「厚生労働省認可」などの表記がないか
→国が代行業者を許可する制度はありません。トラブルが起きて連絡が取れなくなるケースがあります。
発送方法：海外の発送元からあなた宛に直接発送される
→国内業者が在庫を持ち、発送するのは違法です。

薬局で買えない理由を知って正しい避妊方法を選ぼう

アフターピルが薬局で購入できないのは、専門的な判断や知識が必要とされる医療用医薬品に分類されるためです。

ここでは、アフターピルの正しい服用方法を解説します。

アフターピルの服用タイミングと効果時間の基本知識

アフターピルの効果は、服用するタイミングが早いほど高まります。

レボノルゲストレル（国内で承認されている成分）

性交後72時間（3日）以内の服用が推奨されます。
服用が早いほど効果が高く、72時間を超えると妊娠回避率は大きく低下します。

ウリプリスタール酢酸エステル（海外で使用されている成分）

性交後120時間（5日）以内まで高い効果が期待できる薬です。（商品名：エラなど）
妊娠阻止率は95%程度と報告されています。
日本では未承認のため、海外から個人輸入する必要があります。

アフターピルの主な副作用として吐き気や頭痛・倦怠感などがありますが、症状は軽く時間とともにおさまるのがほとんどです。

薬局購入と比べた通販の安心ポイントとは？徹底解説

アフターピルの購入に国内の薬局や病院ではなく、海外からの通販を選ぶのには理由があります。

予防的な事前入手：
アフターピルの予防的処方は、原則日本で行われません。
万が一に備えてお守り代わりに持っておきたい人にとって個人輸入が選択肢になります。
プライバシーの確保：
病院や薬局などに行かず自宅のポストで受け取れるため、心理的なハードルが低い。
有効成分のちがい:
日本では未承認の、効果時間が長いアフターピル（ウリプリスタール酢酸エステル）を海外から入手できる可能性があります。
費用目安：
サイト上で総額が事前に明示され、比較検討しやすい。

避妊薬を安全に使うための3つのステップとは

アフターピルを安全で効果的に使用するために3つのステップを守ることが重要です。

1. 服用のルールを守る

レボノルゲストレルは、性交後72時間以内の服用で妊娠回避率が高まります。
飲んでから2～3時間以内に嘔吐した場合は、成分が吸収されていない可能性があるため、医師や薬剤師に相談して再服用の必要があるか確認しましょう。

2. 緊急避妊後も避妊を続ける

アフターピルを飲んだあとも、数日間は排卵が完全に抑えられない場合があります。
服用後に再び性交する場合は、コンドームなどで避妊しましょう。

3. アフターフォローを徹底する

服用から3週間後を目安に、妊娠していないか確認しましょう。
体調の変化が気になるときは、できるだけ早く医療機関を受診してください。

参考URL

緊急避妊について – 日本産婦人科医会

まとめ

アフターピルを入手する方法は一つではありません。

医師の診察と処方箋なしにアフターピルを直接入手できる薬局は、利用できる場所や条件が限られています。

産婦人科や国内のオンライン診療を受ければ、品質が保証された国内承認薬と専門家のアドバイスが手に入ります。

個人輸入はリスクもあるため慎重に行いましょう。

Q アフターピルを飲んだら、次の生理までは避妊しなくても大丈夫ですか？: A

いいえ、アフターピルの効果は、あくまで一度きりの緊急措置です。
服用後はホルモンバランスが乱れて排卵のタイミングが予測できなくなるため、かえって妊娠しやすい期間が訪れる可能性もあります。
次の生理が正常に来るまでは、性交渉の際にはコンドームを使用するなどの避妊法を併用してください。