ED治療薬は市販で買える?薬局以外の購入方法を徹底解説
お薬通販部スタッフ[監修]
「ED治療薬は市販でも買えるのか」「どこに行けばED治療薬を手に入れられるのか」と疑問に思っている人は少なくありません。
仮に、ED(勃起不全)を改善するバイアグラやレビトラ、シアリスなどが欲しいタイミングで購入できるのであれば非常に便利です。
しかしながら、結論としてED治療薬を市販で購入することはできません。
この記事では、治療薬以外で市販されているEDに効果的な漢方薬や、精力剤との違いなども解説しているのでぜひ参考にしてください。
ED治療薬が薬局などの市販で買えない理由
バイアグラやレビトラ、シアリスのようなED治療薬を市販で購入することはできません。
同様に、薬局やドラッグストアでも販売されていないので注意が必要です。また、一部の医療用医薬品を処方箋なしで購入できる零売薬局でもED治療薬の取り扱いはありません。
ED治療薬が市販で購入できない理由には、以下の3つがあります。
順番に解説します。
医療用医薬品に該当するから
ED治療薬は医療用医薬品で、以下のように分類されています。
医薬品の分類 | 薬剤師の指導が必要か | ネット販売が可能か | ||
医薬品 | 医療用医薬品 | 必要 | 不可 | |
要指導医薬品 | 必要 | 不可 | ||
一般用医薬品 | 第1類医薬品 | 必要 | 可能 | |
第2類医薬品 | 必要なし | |||
第3類医薬品 | 必要なし |
医薬品の中で医療用医薬品に分類されるものは、処方箋をもらった後に薬剤師による直接の指導を受けなければ購入できません。
バイアグラやレビトラ、シアリスなどのED治療薬はすべて医療用医薬品です。
そのため、医師の処方箋がなければ購入できず、基本的には医療機関を受診する必要があるといえます。
健康被害に繋がるおそれがあるから
ED治療薬は、正しく服用しないと副作用が出て健康被害に繋がるおそれがあります。
バイアグラを例に代表的な副作用を紹介します。
発生頻度 | 1%以上 | 0.1~1%未満 | 0.1%未満 | 頻度不明 |
主な副作用 | ・ほてり ・紅潮 ・頭痛 | ・動悸 ・めまい ・悪心 ・鼻炎 ・眼充血 ・結膜炎 ・関節痛 ・筋肉痛 など | ・高血圧 ・不整脈 ・記憶力低下 ・不安 ・不眠症 ・陰茎痛 ・胃不快感 ・射精障害 など | ・心筋梗塞 ・低血圧 ・湿疹 ・持続勃起 ・尿路感染 ・鼻出血 ・視力低下 など |
また、以下のお薬は併用禁忌です。
これらのお薬を併用すると、降圧作用が増強されて低血圧になるおそれがあります。
ED治療薬は適切に服用しなければ重大な健康被害に発展することから、市販での販売が規制されています。
効果を促進する飲み方を理解しにくいから
ED治療薬の中には空腹時に服用することを推奨しているものもあり、より効果を促進する飲み方を一般的に理解しにくいことも理由の1つです。
種類ごとに効果の持続時間や効き始めまでの時間も異なるため、正しい理解のもと服用することが大切です。
たとえば、バイアグラは食事の影響を受けやすいため、空腹時の服用が望ましいとされています。一方でシアリスは、食事の有無にかかわらず服用できます。
また、レビトラは勃起力が強く、効き始めまでの時間が短いED治療薬です。
このように最大の効果を発揮するための飲み方が種類によって異なり複雑であることからも、ED治療薬が市販されない背景だといえるでしょう。
バイアグラは、大手製薬会社ファイザー社が開発。世界で初めて製造販売されたED(勃起不全)治療薬です。性行為の1時間前に服用することで、有効成分シルデナフィルが陰茎の血管を拡げて鋭く力強い勃起力を発揮します。約5時間の持続効果が見込めます。 1箱:6,288円~ |
薬局などの市販で買えないED治療薬を手に入れる方法
ED治療薬は薬局やドラッグストアでは購入できませんが、以下の3つの方法で購入することが可能です。
順番に見ていきましょう。
医療機関を受診して処方してもらう
ED治療薬は、泌尿器科や男性専門のクリニックで処方してもらえます。
医師に直接相談して既往歴や併用薬なども確認してもらった上で処方されるため、安心感があります。
ただし、医療機関を受診しているところを近所の知り合いに見られる可能性があるため、人によっては利用しにくいと感じるでしょう。
また、院外処方の場合は処方箋を薬局に持って行き、薬剤師からの説明も受けなければなりません。
オンライン診療で相談する
現在、オンライン診療でED治療薬を購入する人も増えてきました。
スマートフォンやパソコンなどのデバイスを使って、家にいても簡単に医師の診療を受けられるので、忙しい人や受診しているところを誰にも見られたくない人にぴったりです。
ただし、ED診療ガイドラインでは、心血管・神経学的異常の有無や血糖値・尿の確認・検査を行う必要があるとされています。そのため、初診をオンライン診療で行うのは推奨できません。
初診でED治療薬の処方をお願いしたい場合、対面で診察を受けることが望ましいです。
個人輸入代行サービスで購入する
個人輸入代行サービスでED治療薬を購入する方法もあります。
バイアグラやレビトラ、シアリスなど人気のED治療薬はもちろん、ジェネリック医薬品の取り扱いもあり、かつ低価格での購入が可能です。
保険適用にはなりませんが、それでも医療機関やオンライン診療を利用するときと比べると安価で手に入るでしょう。
ただし、個人輸入代行サービスを利用する場合は、手元にED治療薬が届くまでに数日から1週間程度かかるため、すぐに服用したい人には向いていません。
医師による診察も受けられないことから、これまでにED治療薬を処方してもらった経験がある人は、処方されたお薬と同じ成分のものを購入することを推奨します。
ED治療薬と市販薬の主な違い
ED治療薬ほどの効果は得られませんが、似た効果のある市販薬として以下が挙げられます。
漢方薬と精力剤は、薬局やドラッグストアでも購入可能ですが、ED治療薬の代わりにはなりません。
それぞれとの違いを順番に解説します。
漢方薬との違い
ED治療薬と漢方薬では、作用の仕方に違いがあります。
ED治療薬を服用すると、陰茎にある海綿体の血管が拡張し、血流量が増加して勃起が促されます。早いものだと、服用してから15分ほどで効果が見られます。
一方で、漢方薬は直接的にEDを治療できるわけではなく、乱れた体のバランスを整えることでEDの改善を目指すものです。
効果を実感できるまでには数週間から数ヶ月ほど見ておく必要があります。
精力剤との違い
ED治療薬と精力剤の違いは、即効性と期待できる効果にあります。
精力剤は、肉体的・精神的な疲労やパフォーマンスの低下に対してアプローチしていくアイテムのことです。
医薬品に指定されているものからサプリメントまで、幅広いジャンルの精力剤があります。ただし、ED治療薬とは異なり即効性はありません。
精力剤は、性的なエネルギーを高めることが主な目的のため、勃起力を高めるのではなく体全体の活力を上げる効果が期待できます。
また、疲労回復を目的とした精力剤もあるため、一概にすべての精力剤が性生活に好影響を与えるものだとはいえません。
医薬品であれば男性機能の改善効果が期待できますが、サプリメントは食品と同じ扱いであり、あくまでも足りない栄養素を補う役割しかないことに注意が必要です。
市販で買えないED治療薬に関するよくある質問
最後に、市販で買えないED治療薬に関するよくある質問を紹介します。
順番に見ていきましょう。
薬局で買える精力剤の効果に即効性はある?
薬局で買える精力剤の効果に、即効性はありません。
ED治療薬の場合は、服用すると陰茎の海綿体への血流量が増加し、早いものでは15分ほどで効果があらわれます。
医薬品に該当する精力剤であれば男性機能低下に効果があるものもありますが、効果が出るまでに1ヶ月ほどかかることが一般的です。そのため、即効性を求める人にはED治療薬が向いています。
また、精力剤で勃起機能が改善するとは断言できないこともあるため、効果の高さを優先したい人はED治療薬の服用をおすすめします。
知り合いにもらったED治療薬を勝手に服用しても大丈夫?
知り合いにもらったED治療薬を服用するのは控えてください。
ED治療薬を服用できるかどうかは、個人の健康状態や服薬状況に大きく左右されます。
バイアグラの場合、ニトログリセリンや亜硝酸アミルなど、それぞれのED治療薬に併用禁忌のお薬があるため注意が必要です。
これまでに、ニトログリセリンを服用中の男性が友人からもらったバイアグラを服用し、死亡に至った事例もあります。
ED治療薬を服用してはいけない危険なケースもあるため、自分で購入していないED治療薬は服用しないでください。
ED治療薬はコンビニやAmazonでも買えない?
ED治療薬は、コンビニやAmazonでも購入できません。
コンビニの一部店舗では、市販薬を取り扱っている場合がありますが、そもそもED治療薬は医療用医薬品であるため市販されておらず、購入は不可能です。
Amazonも同様に、医療用医薬品の取り扱いはないため購入できません。
ED治療薬を購入したい場合は、医療機関を受診するかオンライン診療や個人輸入代行サービスの利用が選択肢として挙げられます。
個人輸入代行サービスであれば、誰にも知られることなく必要なED治療薬を安価で購入できますが、医師による処方がないので正しい服用方法を自分で理解する必要があるでしょう。
まとめ
ED治療薬は医療用医薬品に分類されているため、市販では購入できません。
一部の医療用医薬品が購入できる零売薬局でも販売されていない状況です。
薬局やドラッグストア以外で購入する方法として、以下が挙げられます。
医療機関やオンライン診療では、医師に相談した上でED治療薬を処方してもらえる一方、価格が高くなりやすいのがデメリットです。
また、通院していることが誰かにバレてしまうおそれがあります。
個人輸入代行サービスは保険適用外であるものの、価格が安くプライバシーを守った状態で購入することが可能です。
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