デュタストロン(デュタステリド)の偽物の見分け方は?安全な購入方法も
「デュタストロンの偽物を見分ける方法が知りたい」とお悩みの人に向けて、この記事では本物と偽物の見分け方を詳しく紹介しています。パッケージや錠剤の色、刻印、大きさなど細かく解説しているので参考にしてください。
お薬通販部スタッフ[監修]

「デュタストロンを購入したけど、本物かどうか不安…」「デュタストロンの効果が出ないのは偽物のせい?」と悩んでいる人は少なくありません。
デュタストロンはAGA(男性型脱毛症)治療に使用されるお薬ですが、市場には偽物も出回っており、安易な購入はリスクを伴います。
間違って偽物を服用すると効果が得られないだけでなく、健康被害につながるおそれも否定できません。
この記事では、偽物と本物を見分ける方法や、本物を安全に購入する方法、偽物を服用するリスクまで詳しく解説します。
デュタストロン(デュタステリド)とは?

デュタストロンは、有効成分デュタステリドが含まれているAGA治療薬で、ザガーロのジェネリック医薬品として販売されています。
男性ホルモンの一種であるジヒドロテストステロン(DHT)の生成を抑制する作用を持ち、抜け毛や薄毛の進行を抑制する目的で服用されます。
従来から服用されているフィナステリドと比較すると、より広範囲に効果があり、特に進行性のAGAに悩む人に選ばれています。
ジェネリック医薬品として海外のお薬が多く流通している中、偽物が出回っているおそれもあるでしょう。
そのため、正規品と偽物の違いや見分け方を理解しておくことは、治療効果をしっかりと得るうえで非常に重要です。
購入時には価格の安さだけで判断せず、安全性をしっかり確認することが求められます。
デュタストロンの本物と偽物の見分け方

デュタストロンの本物と偽物を見分けるためには、主に以下を確認することが大切です。
ただし、偽造医薬品の中には上記を満たしている場合もあるので、必ずしも本物・偽物を区別できるとは限りません。
医療機関の受診による処方や、正規品保証がある通販サイトなどから正しく購入することが重要なポイントです。
パッケージ
最初に確認すべきは、パッケージの印刷品質と記載情報です。
正規品のデュタストロンは、製薬会社のロゴや有効成分名、含有量、製造番号、使用期限などが明確に印刷されています。
偽物の場合、これらの印字がぼやけていたり、スペルミスやレイアウトのズレがあったりする可能性があります。
また、正規品と異なるフォントや色味を使用しているケースもあるので、しっかりと違いを確認することが重要です。
箱の外観だけで本物か偽物かを判断するのは危険ですが、明らかに粗雑な印刷だったり不自然な表示があったりする場合は、偽物の可能性が高いと考えられます。
錠剤表面・断面の色
錠剤の色も、デュタストロンの偽物を見分ける際の重要な手がかりとなります。
正規品は錠剤の表面にムラがなく、黄色に近い均一な色調で仕上げられています。
一方、偽物は製造工程が粗雑な場合が多く、色にムラがあったり斑点が見られたりする場合があります。
また、錠剤を割った際の断面の色にも要注意です。正規品のデュタストロンの断面の色については公表されていませんが、偽物の場合は色が異なることがあります。
錠剤の刻印
デュタストロンの正規品には、刻印が施されていません。
そのため、錠剤に文字や記号などの刻印がある場合、偽物の可能性が高いと判断できます。
一般的に、製薬会社が製造する正規のジェネリック医薬品には、識別のために刻印がついているケースもありますが、デュタストロンは刻印がありません。
したがって、刻印の有無は本物と偽物を見分ける明確なポイントの1つといえます。
見慣れないマークや英数字が錠剤に刻まれていた場合、偽物である可能性を考えて服用を控えることを推奨します。
錠剤の大きさ
錠剤の大きさも、デュタストロンが偽物かどうかを判断する際の重要なポイントです。
正規品は一定の規格にもとづいて製造されるため、形状やサイズにはばらつきがありません。直径や厚みが均一であり、手に取った際の質感も一定になっています。
一方、偽物はサイズがわずかに異なっていたり、形が歪んでいたりすることがあるので注意が必要です。
また、同じパッケージに入っている錠剤のサイズがまちまちである場合も、偽物の可能性があるでしょう。
微妙な違いではありますが、細かいところまでよくチェックすることが大切です。
錠剤のにおい
医薬品は、基本的に無臭か原材料由来の特有のにおいがする程度で、正規品のデュタストロンも強いにおいを発することはありません。
しかし、偽物の場合は粗悪な材料が使われていることがあり、化学薬品のような不自然なにおいがする場合があります。
特に、開封したときに刺激臭や異臭を感じた場合は、服用せず販売元に問い合わせることが重要です。
においは見た目で分からない異常を感じ取る手段となるため、開封後は気になる点がないか確認するようにしましょう。
水への溶け方
水への溶け方も、デュタストロンの偽物を区別する材料になります。
正規品のデュタストロンは、以下のような溶解性が特徴です。
溶媒 | 溶け方(※) |
メタノール | やや溶けやすい |
エタノール(99.5) | やや溶けやすい |
アセトニトリル | 溶けにくい |
水 | ほとんど溶けない |
※日本薬局方の溶解度表記
万が一、購入したデュタストロンが水に溶けやすかったり、不自然な溶け方をしている場合、偽物の可能性があるでしょう。
また、錠剤が溶けた後の水の色が異なっていたり、浮遊物が発生したりする場合も注意が必要です。
お薬の効き方が異なる、服用しても効果があらわれないと感じるときは、偽物である可能性を考えましょう。
価格
デュタストロンはジェネリック医薬品で、正規品は比較的安価に入手できます。
もし、極端に安い、もしくは高い価格で販売されているデュタストロンを見つけた場合は、偽物の可能性を疑った方が良いでしょう。
市場価格から大きく外れた価格で取引されているお薬は、偽物である可能性があります。
また、正規の医療機関や信頼できる販売ルート以外で入手したお薬は、たとえパッケージが似ていても安全性が保証されません。
価格が安いからといって飛びつかず、総合的に判断することが重要です。
なお、お薬通販部では0.5mgのデュタストロン60錠を3,110円で購入できます。
デュタストロンの偽物を服用するリスク・危険性

ここでは、偽物のデュタストロンを服用した際に起こりうる、以下のリスクや危険性について解説します。
効果がほとんど得られない
偽物のデュタストロンを服用しても、期待されるAGAの進行抑制効果を得ることはほとんどできません。
これは、有効成分であるデュタステリドが含まれていないか、十分な量が配合されていないためです。
結果として、服用を続けても抜け毛や薄毛の改善が見られず、治療に使った時間やお金を無駄にすることになります。
また、効果があらわれない理由が偽物によるものだと気づかないまま、お薬自体に不信感を抱くケースも少なくありません。
不純物や有害物質が混入しているおそれがある
偽物のデュタストロンは、正式な管理や品質検査を経ていないため、不純物や人体に有害な物質が混入しているおそれがあります。
たとえば、安価な代替成分や製造設備の不衛生さにより汚染された物質が含まれているおそれがあるでしょう。
これらの不純物は、身体への深刻な影響をもたらす危険性もあります。
異物の混入は見た目で判断できないことが多いため、特に注意しなければなりません。
デュタストロンではないお薬で起きた事例ですが、海外から購入したお薬から多量の鉛が検出されたとの報告もあります。
深刻な健康被害や後遺症が生じる
偽物のデュタストロンを服用することで、思わぬ副作用や健康被害を伴うリスクがあります。
正規品とは異なり、偽物は製造過程や成分の品質が一切保証されておらず、安全性に重大な問題を抱えているおそれがあるでしょう。
たとえば、有害な化学物質が含まれていた場合には、肝機能障害や腎機能低下など重篤な症状を引き起こすことがあります。
また、継続的に偽物を服用することで症状が慢性化し、回復に長い期間がかかったり、後遺症が残ったりすることも考えられます。
医薬品副作用被害救済制度を適用できない
万が一、お薬によって副作用や健康被害が発生した場合、日本では医薬品副作用被害救済制度によって一定の救済が受けられる仕組みがあります。
しかし、偽造品や正規ルート以外で購入したお薬によって生じる副作用については、制度の対象外です。
仮に入院が必要なレベルの副作用が起こったとしても、公的な補償を受けられません。
つまり、偽物を使用することで健康被害が出たとしても、自身で全責任を負うことになります。
このようなリスクを回避するためにも、信頼性のある経路で正規品を購入し、偽物の購入・服用を徹底的に避けることが重要です。
デュタストロンの偽物を避けて安全に購入する方法

偽物のデュタストロンを服用すると健康を損なうリスクもあるため、安全かつ確実に正規品を入手する必要があります。
ここでは、デュタストロンの偽物を避けて安全に購入するための具体的な方法について見ていきましょう。
医療機関で処方してもらう
より確実・安全に正規品のデュタストロンを購入する方法として、皮膚科やAGA専門クリニックなどの医療機関で処方してもらうことが挙げられます。
医療機関では、医師の診察を経たうえで正規の流通経路から仕入れたお薬が処方されます。
そのため、偽物を手にするリスクを限りなくゼロに近づけることが可能です。
また、デュタストロンの服用によって起こる副作用や飲み合わせなども医師に相談できるため、安全性を確保できるでしょう。
費用はやや高くなる傾向にありますが、信頼性を重視するなら良い選択肢となるでしょう。
オンライン診療で処方してもらう
近年、オンライン診療によって通院せずに医師の診察を受け、お薬を処方してもらえるサービスも広がっています。
スマートフォンやパソコンから手軽に診療予約を取り、ビデオ通話で診察を受けると指定の住所にお薬が配送される仕組みです。
忙しい人や近くにAGA専門のクリニックがない人でも、時間帯や曜日を気にせず気軽に受診できます。
多くのオンライン診療サービスは正規品であることを明記しているので、安心して購入できるでしょう。
正規品保証の個人輸入サイトを利用する
海外製のデュタストロンを個人輸入で購入する場合は、正規品保証を明記している信頼性の高い個人輸入代行サイトを選ぶことが大切です。
流通経路が明確で、偽物が混入しない体制が整っている個人輸入代行サイトであれば、偽物のデュタストロンを購入してしまう心配がありません。
現在、数多くの個人輸入代行サイトがありますが、正規品保証があるサイトはそこまで多くないのが現状です。
購入前には、必ず正規品保証があるかどうかを確認するようにしましょう。
また、個人輸入の通販サイトで購入する場合は自己責任となるため、初めて服用する人は医療機関での診察を受けた上で購入することを推奨します。
まとめ

デュタストロンは、ザガーロのジェネリック医薬品です。
ザガーロよりも比較的安い価格で購入できますが、まれに偽物が混入していることがあります。
パッケージや錠剤の色、刻印、錠剤の大きさなどをしっかりとチェックし、偽物でないことを確認したうえで購入を検討することが重要です。
デュタストロンの偽物を服用すると、深刻な健康被害や後遺症が生じたり、AGAの治療効果が十分に出なかったりするおそれがあります。
また、重い副作用が生じたとしても、医薬品副作用被害救済制度の対象にはなりません。
重大な健康被害を避けるためにも、個人輸入の通販サイトを利用する際は、必ず正規品保証があるところで購入しましょう。
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