AGA治療薬デュタステリドを臨床試験結果から読み解く!
AGA治療薬のデュタステリドは、元々前立腺肥大症の治療薬として有効性と安全性が検証されてきた過程があります。AGA治療としてもデュタステリドは多くの臨床試験が実施されています。この記事では、臨床試験からデュタステリドの有効性や安全性について解説していきます。
お薬通販部スタッフ[監修]

AGA治療薬のデュタステリドは、元々前立腺肥大症の治療薬として有効性と安全性が検証されてきた過程があります。
AGA治療としてもデュタステリドは多くの臨床試験が実施されています。
この記事では、臨床試験からデュタステリドの有効性や安全性について解説していきます。
目次
デュタステリドの臨床試験

デュタステリドの臨床試験は有効性や安全性について多くの臨床試験が実施されてきました。
デュタステリドの効果や安全について臨床試験の結果から読み取ることができます。
ここでは、これまでに実施された臨床試験からデュタステリドについて解説していきます。
デュタステリドの有効性
デュタステリドの国際共同臨床試験では、20歳から50歳の男性型脱毛症患者917名(日本人200名を含む)を対象に、24週間にわたりデュタステリド(0.02mg、0.1mg、0.5mg)の有効性をプラセボおよびフィナステリド1mgと比較しました。
この臨床試験の結果は以下の表のようになりました。
グループ | 毛髪量の変化 | プラセボとの差 |
プラセボ | -4.9 | – |
デュタステリド 0.02mg | 17.1 | 22.0 |
デュタステリド 0.1mg | 63.0 | 67.9 |
デュタステリド 0.5mg | 89.6 | 94.4 |
デュタステリド0.1mgおよび0.5mgはプラセボに対して有効な毛髪量増加を示しました。
デュタステリドの安全性
男性型脱毛症患者917名が参加したデュタステリドの国際共同臨床試験では、副作用のデータも報告しています。
副作用の発現頻度は17.1%(95/557例)で、主な副作用は以下の表の通りです。
勃起不全 | 4.3%(24/557例) |
性欲減退 ) | 3.9%(22/557例 |
精液量減少 | 1.3%(7/557例) |
性機能の異常について副作用の発現がもっとも報告されています。
デュタステリドの国内の臨床試験
デュタステリドは国内で日本人を対象者として臨床試験も実施されています。
国内の臨床試験は、20歳から50歳の男性型脱毛症患者120名を対象に、デュタステリド0.5mgを52週間投与した際の安全性および有効性を検討したものです。
臨床試験の結果としては、52週間後の毛髪数のベースラインからの変化量は68.1本であり、改善が示されています。
副作用の発現頻度は16.7%(20/120例)です。
主な副作用は、勃起不全(10.8%、13/120例)、性欲減退(8.3%、10/120例)、射精障害(4.2%、5/120例)と報告されています。
デュタステリドはフィナステリドより発毛効果が高い

デュタステリドとフィナステリドは5α還元酵素阻害薬です。
デュタステリドが2種類の5α還元酵素を阻害するのに対して、フィナステリドは1種類の5α還元酵素のみを阻害します。
臨床試験において有効性と安全性に差があるのでしょうか。ここではデュタステリドとフィナステリドの比較をしていきます。
デュタステリドとフィナステリドの有効性の比較
24週間のAGA治療でデュタステリドとフィナステリドの有効性を比較した臨床試験を3つ抽出したメタアナリシスレビューが毛髪数の変化と写真による変化、参加者の評価の3項目で有効性を比較しました。
結果として、3つの項目全てで、デュタステリドがフィナステリドより良好な結果を示したとされています。
デュタステリドとフィナステリドの安全性の比較
24週間のAGA治療の臨床試験では、安全性についても比較されてます。
性欲減退、勃起不全、射精障害の3つの副作用の発生率の違いについて報告があります。
デュタステリドとフィナステリドには、発生率に差がなかったという報告がされました。
まとめ

ここまでAGA治療薬「デュタステリド」の臨床試験について解説してきました。
デュタステリドは、臨床試験においてAGAへの高い治療効果が証明されています。
また、臨床試験では、副作用の発現頻度も少ないため、比較的安全に使用できる治療薬であることも分かったのではないのでしょうか。
AGA治療の選択肢としてデュタステリドを含む医薬品の使用を考えてみてください。
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