シアリスの副作用はすごい?頭痛・下痢・鼻づまりなどの症状を解説

シアリスはED(勃起不全)治療薬です。試してみたいと思いながらも、副作用が不安な人は少なくありません。この記事では、シアリスの副作用に関して発現頻度に分けて解説します。対処法もあわせて紹介するので、ぜひ参考にしてください。

EDについて ED治療薬 シアリス ED

記事公開日:2024.03.08

最終更新日:2025.05.28

お薬通販部スタッフ[監修]

シアリスの副作用はすごい?頭痛・下痢・鼻づまりなどの症状を解説

この記事では、シアリスの副作用について発現頻度に分けて解説します。

シアリスは、ED(勃起不全)の改善に効果的なお薬です。

性行為の前に服用しておくことで、男性の性機能を向上させてくれるでしょう。

とはいえ、ED治療薬にかかわらず、すべてのお薬の効き目には個人差があります。

シアリスのようなED治療薬にはいくつかの副作用も報告されていて、これも人によって症状や発現頻度が異なります。

この記事では、シアリスの副作用を抑えるためのポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

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シアリスを服用することで起こる主な副作用

個人差はありますが、シアリスの副作用として主に以下が報告されています。

  • ほてり、潮紅
  • 動悸
  • めまい、立ち眩み
  • 消化不良、吐き気
  • 背中の痛み
  • 手足の痛み
  • 頭痛
  • 鼻づまり
  • だるさ

シアリスはペニスへ血液が集まるよう促す作用を持っているため、血圧の変化や血管の拡張などによるめまいやたちくらみ、頭痛などの症状がみられやすいです。

頭痛や顔のほてりは、他のED治療薬と比較して起こりにくいといわれています。また、ほてりが生じた場合も数時間で収まるケースがほとんどだといえます。

一方で、胸焼け・胃や腸の消化不良、身体の痛みが生じやすいので注意が必要です。

症状が長続きする、頻繁に症状が起きる際には服用を中止して、かかりつけの医師や薬剤師に相談してください。



1%以上の頻度で生じる症状

シアリスで報告されている副作用のうち、1%以上の発現頻度で生じるものは、以下のとおりです。

器官・部位副作用の症状
循環器潮紅
感覚器
消化器消化不良
肝臓
腎臓
筋骨格背部痛、筋痛、四肢痛
精神・神経系頭痛
泌尿・生殖器
呼吸器鼻閉
皮膚
その他

上記の副作用は、シアリスの主成分であるタダラフィルの血管拡張作用によるものです。

陰茎だけでなく全身の血管が拡張するため、ほてりや鼻閉などの副作用が生じるでしょう。

いずれも重篤な症状が出ることはほとんどなく、一過性のものです。





0.2~1%未満の頻度で生じる症状

シアリスを服用した人のうち、0.2~1%未満の人で次のような副作用が報告されています。

器官・部位副作用の症状
循環器動悸、ほてり
感覚器霧視、眼の充血、眼の異常感
消化器上腹部痛、悪心、胃食道逆流性疾患、下痢、口内乾燥、胃炎、嘔吐、腹痛、胃(胸部)不快感
肝臓肝機能異常(AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇を含む)
腎臓
筋骨格関節痛、筋痙攣(筋収縮)、筋骨格痛
精神・神経系めまい、睡眠障害
泌尿・生殖器
呼吸器鼻炎、副鼻腔うっ血
皮膚
その他疲労、無力症、疼痛、体重増加、倦怠感

シアリスの服用によって消化器系の副作用が出ることがあるのは、タダラフィルの血管拡張作用が消化管にも働き、血流が良くなるためです。

消化管の働きが活発になり、悪心や腹痛などの症状があらわれることがあるでしょう。





0.2%未満の頻度で生じる症状

シアリスを服用した人のうち、0.2%未満の頻度で以下のような副作用が報告されています。

器官・部位副作用の症状
循環器血管拡張、心拍数増加、胸痛、狭心症、頻脈、高血圧、低血圧
感覚器耳鳴、視覚障害、眼痛、流涙増加、眼刺激、結膜充血、視野欠損、結膜炎、乾性角結膜炎、眼瞼腫脹
消化器便秘、腹部膨満、軟便、胃刺激症状、嚥下障害
肝臓ALP上昇
腎臓腎機能障害、尿酸値上昇
筋骨格筋骨格硬直、頚部痛、殿部痛
精神・神経系錯感覚、傾眠、不安、片頭痛
泌尿・生殖器排尿困難、勃起増強、意図しない勃起
呼吸器呼吸困難、喀血
皮膚紅斑、多汗、爪囲炎
その他熱感、末梢性浮腫、粘膜浮腫、口渇

結膜充血や視覚障害など、眼に関連する副作用が出る場合もあります。

眼の症状は一時的なもので、時間の経過とともに改善することがほとんどです。

また、基本的にシアリスを服用しても性的刺激がなければ勃起しませんが、人によっては意図しないタイミングで勃起してしまう場合もあります。





頻度不明で生じる症状

シアリスの服用によって頻度不明で生じる副作用には、以下のものがあります。

器官・部位副作用の症状
循環器心筋梗塞、心臓突然死、失神、起立性低血圧
感覚器色覚変化、回転性眩暈、網膜静脈閉塞、非動脈炎性前部虚血性視神経症注 2)、網膜動脈閉塞、中心性漿液性脈絡網膜症
消化器食道炎
肝臓
腎臓
筋骨格
精神・神経系脳卒中、感覚鈍麻
泌尿・生殖器持続勃起症、勃起の延長
呼吸器鼻出血、咽頭炎
皮膚そう痒症
その他

これらの副作用のうち、持続勃起症の症状が出た場合はすみやかな対処が必要です。

持続勃起症とは意図しない勃起が4時間以上続く場合を指します。

そのまま放置していると陰茎の壊死を招くことがあるため、症状が出た場合はなるべく早く泌尿器科を受診してください。




シアリスを服用することで稀に発現する副作用

シアリスの服用によって稀に発現する副作用として、以下が報告されています。

  • 過敏症
  • 持続性勃起(4時間以上勃起が治まらない)
  • 非動脈炎性前部虚血性視神経症(NAION)
  • けいれん発作
  • 突発性難聴

これらの稀な副作用には前兆や初期症状があるものもあります。

もしも症状が発現した際は、すぐ医師の診察を受けた方が良いでしょう。


初期症状については以下に記載しておきます。

 初期症状
過敏症 (顔面浮腫、蕁麻疹、剥脱性皮膚炎、スティーブン・ジョンソン症候群)発疹、顔のむくみ、かゆみ、息が苦しくなる、唇が腫れる
持続性勃起勃起が治まらない、痛みのある勃起
非動脈炎性前部虚血性視神経症 (NAION)突発的な視力低下、視野が欠ける
けいれん発作手足がピリピリする、手足の間隔がなくなる、手足が熱くなる、冷たくなる
突発性難聴耳が聞こえにくくなる、耳が詰まっている感じがある、めまい、耳鳴り

非動脈炎性前部虚血性視神経症 (NAION)、けいれん発作、突発性難聴については、シアリスとの因果関係は不確かな部分があり、いずれも国内では報告されたことがないため可能性はあまり高くはないかもしれません。

しかしながら、非動脈炎性前部虚血性視神経症 (NAION)では糖尿病、脂質異常症、喫煙、冠動脈系障害などの持病を持っている人での報告例が海外で上がっていることもあり、なんらかの持病をお持ちの人は注意しながら服用すべきでしょう。




シアリスの服用による副作用への対処法

副作用への対処法の見出し画像

ここからは、シアリスの服用によって副作用が生じたときの対処法を紹介します。

  • 初めて飲む場合は低用量から開始する
  • 服用を中止して落ち着くまで様子を見る
  • 病院やクリニックを受診する
  • 性行為を中止して休む
  • 頭痛や鼻づまりなどは市販薬で対応する
  • 部屋を涼しくして体を冷やす





初めて飲む場合は低用量から開始する

シアリスに限らず初めてお薬を飲む際は、どの程度効くのか、どのような副作用が起きるのかは不確かです。

そのため、初めてお薬を飲む時には少ない量から開始していき、効果や副作用について確かめながら量を調整していくのが良いでしょう。



服用を中止して落ち着くまで様子を見る

前述した副作用の症状については、お薬の効果が出始めた際や出ている間、繰り返し服用を続けた際に見られるケースがあります。

めまい、立ち眩み、ふらつき、鼻づまりなどよく見られる副作用については、お薬の服用を中止することで症状が治まることがほとんどです。

シアリスを服用したことで副作用のような症状があらわれた場合、落ち着くまで様子見をするのも一案です。

万が一、症状がひどい場合はただちに医療機関に相談することをおすすめします。

また、比較的軽い症状であっても、心配な人はかかりつけの医師や薬剤師にすぐ相談すると良いでしょう。


また、過敏症などで起こりうる初期症状として下記が挙げられます。

  • まぶたが腫れる
  • 唇が腫れる
  • 皮膚が赤くなる
  • かゆみが出る。
  • 息苦しくなる
  • 咳が出る など

上記のような症状がみられた際にはすぐに服用をやめ、医療機関を受診してください。



病院やクリニックを受診する

シアリスの服用後に気になる副作用が出た場合は、迷わず医療機関を受診してください。

特に、以下のような症状があらわれた場合は緊急性が高いので、すぐに医療機関を受診する必要があります

  • 持続勃起症(勃起が4時間以上続く状態)
  • 急激な視力低下、視力喪失
  • 激しい胸痛
  • めまいを伴う頭痛
  • 息切れ
  • 不整脈

これらの症状は稀ではありますが、放置すると大きな健康被害につながるリスクがあるので注意してください。

軽度から中等度の副作用であっても、症状が長時間続くときは医師に相談するのをおすすめします。



性行為を中止して休む

シアリスの服用後に不快な症状があらわれた場合、まずは性行為を中止して体を休めることが大切です。

頭痛、筋肉痛、消化不良などの副作用は、安静にすると徐々に軽減されることがあります。

シアリスは、他のED治療薬と比べると作用時間が長いため、副作用が出たら無理をせず十分な休息を取りましょう。



頭痛や鼻づまりなどは市販薬で対応する

シアリス服用後に見られる副作用として、頭痛や鼻づまりなどがあります

これらの症状は時間の経過とともに自然に改善しますが、不快感が強い場合は市販薬で対応しても構いません。

頭痛に対しては、アセトアミノフェンやイブプロフェンなどの一般的な鎮痛剤が使用できます。鼻づまりは血管収縮剤が含まれた点鼻薬を使うとよいでしょう。

シアリスとの相互作用は特にないため、併用しても問題ありません。



部屋を涼しくして体を冷やす

シアリスでは、ほてりの副作用が出ることがあります

これは、血管拡張作用によるものです。健康上の大きな問題はありませんが、不快に感じるときは部屋を涼しくして体をクールダウンしましょう。

冷たいタオルで顔や首を冷やすのも効果的で、通気性の良い素材の衣類に着替えると、体温調節がしやすくなるでしょう。



報告されているシアリスの副作用頻度

報告されているシアリスの副作用頻度の見出し画像

国内外で報告されている副作用について、以下に記載しておきます。

 1%以上0.2~1%未満0.2%未満頻度不明
循環器潮紅動悸、ほてり血管拡張、心拍数増加、胸痛、狭心症、頻脈、高血圧、低血圧心筋梗塞、心臓突然死、失神、起立性低血圧
感覚器 霧視、眼の充血、眼の異常感耳鳴、視覚障害、眼痛、流涙増加、眼刺激、結膜充血、視野欠損、結膜炎、乾性角結膜炎、眼瞼腫脹色覚変化、回転性眩暈、網膜静脈閉塞、非動脈炎性前部虚血性視神経症、網膜動脈閉塞
消化器消化不良上腹部痛、悪心、胃食道逆流性疾患、下痢、口内乾燥、胃炎、嘔吐、腹痛、胃(胸部)不快感便秘、腹部膨満、軟便、胃刺激症状、嚥下障害食道炎
肝臓 肝機能異常(AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇を含む)ALP上昇 
腎臓  腎機能障害、尿酸値上昇 
筋骨格背部痛、筋痛、四肢痛関節痛、筋痙攣(筋収縮)、筋骨格痛筋骨格硬直、頚部痛、殿部痛 
精神・神経系頭痛めまい、睡眠障害錯感覚、傾眠、不安、片頭痛脳卒中  、感覚鈍麻
泌尿・生殖器  排尿困難、勃起増強、意図しない勃起持続勃起症、勃起の延長
呼吸器鼻閉鼻炎、副鼻腔うっ血呼吸困難、喀血鼻出血、咽頭炎
皮膚  紅斑、多汗、爪囲炎そう痒症
その他 疲労、無力症、疼痛、体重増加、倦怠感熱感、末梢性浮腫、粘膜浮腫、口渇

添付文書 副作用項目より引用



報告されている副作用の中には、糖尿病や高脂血症、心臓や血管になんらかの障害を持つ人など、大きな病気を誘発するリスクを抱えていた人も含まれています。

そのため、シアリスによって症状が引き起こされたのか、もともとの持病が原因なのか、またはその両方なのかについては不確かな部分があります。



まとめ

まとめの見出し画像

この記事では、シアリスの副作用について発現頻度などに分けて解説しました。

副作用は、お薬を初めて飲んだ場合や、急に用量を増やしたときにあらわれやすいといえます。

副作用を未然に防ぐためにも、初めて飲む際には少量から開始する、正しい飲み方を守ることなどが非常に大切です。

事前にどのような副作用が起こるのかを知っておくのも良いでしょう。

万が一、副作用が起きてしまった際には、慌てずに医療機関を受診しましょう。

症状が軽度であれば、症状が治まるまで様子見するのも良いでしょう。

ただし、顔の腫れやかゆみ、蕁麻疹といった過敏症の初期症状などが見られる際には、症状がひどくなる前にすみやかに医療機関に受診し医師の診察を受けてください。

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