この記事では、シアリスジェネリックの飲み方（服用方法）について詳しく解説します。

シアリスジェネリックは、タダラフィルを有効成分として含むED（勃起不全）の治療薬です。

他のED治療薬と比べると効果の持続時間が長いことから、多くの人に選ばれています。

「シアリスジェネリックはどのような飲み方をするのか」「飲み合わせが悪いお薬について知りたい」と疑問に思っている人は少なくありません。

この記事では、シアリスジェネリックの正しい服用方法や危険な飲み合わせも詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。

そもそもシアリスジェネリックとは？

シアリスジェネリックとは、先発医薬品であるシアリスと同じタダラフィルが有効成分のジェネリック医薬品です。

お薬通販部では、以下5つのシアリスジェネリックを取り扱っています。

	シアリス	タダライズ	メガリス	シアスマ	スーパータダライズ
1錠あたりの値段	2,500円～	180円～	345円～	444円～	190円～

ジェネリック医薬品は、先発薬と同様の効果・安全性を持ちながら、先発薬の10分の1程度の値段で購入できるのが魅力です。

シアリスジェネリック（タダラフィル）の効果

シアリスジェネリックは、ED治療に用いられるお薬です。

血管を拡張させる働きがあり、陰茎への血流を増加させて勃起を促進します。

シアリスジェネリックは効果が最大36時間も持続する点が特徴で、「ウィークエンドピル」とも呼ばれています。

従来のED治療薬は、効果が5〜10時間ほどしか持続しませんでした。

しかし、シアリスジェネリックは効果が長時間続くことから、服用タイミングを気にせず性行為を行うことが可能です。

シアリスジェネリック（タダラフィル）の副作用

シアリスジェネリックでは、主に以下の副作用が報告されています。

	1％以上	0.2％～1％未満	0.2％未満	頻度不明
主な副作用	・潮紅 ・消化不良 ・背部痛 ・筋痛 ・四肢痛 ・頭痛 ・鼻閉	・動悸 ・ほてり ・眼の充血 ・眼の異常感 ・悪心 ・胃炎 ・嘔吐 ・めまい ・鼻炎 ・倦怠感　など	・心拍数増加 ・狭心症 ・頻脈 ・高血圧 ・低血圧 ・結膜充血 ・便秘 ・軟便 ・傾眠 ・片頭痛 ・意図しない勃起　など	・心筋梗塞 ・失神 ・起立性低血圧 ・色覚変化 ・食道炎 ・脳卒中 ・感覚鈍麻 ・持続勃起 ・勃起の延長 ・鼻出血　など

この他、重大な副作用として過敏症も報告されています。

シアリスジェネリック（タダラフィル）の作用機序

シアリスジェネリックは、ホスホジエステラーゼ5（PDE5）を阻害する働きがあるお薬です。

性的刺激を受けると、一酸化窒素（NO）の働きによりcGMPの生成が促進され、勃起が促されます。

ホスホジエステラーゼ5は、血管を拡張する働きがある物質であるcGMPを分解してしまいます。

シアリスジェネリックを服用するとホスホジエステラーゼ5の働きが阻害されてcGMPの分解が抑制されるため、血管が拡張し勃起が促されます。

シアリスジェネリックの飲み方（服用方法）

シアリスジェネリックの効果を最大限に発揮するためには、正しい飲み方に従うことが大切です。ここでは、服用する際に押さえておきたいポイントを4つ紹介します。

水と一緒に服用する

シアリスジェネリックは、水と一緒に服用してください。

噛んだり舐めたりして服用できる剤形ではありません。

また、水以外のもので服用すると、シアリスジェネリックの効果に影響が出るおそれがあるので注意しましょう。

ただし、お茶や清涼飲料水（※）などの飲み合わせは特に問題ありません。

※グレープフルーツジュースは血中濃度を極度に高めてしまうおそれがあるため併用は非推奨

性行為の1時間前に服用する

シアリスジェネリックは、遅くても性行為の約1時間前には服用してください。

性行為の直前に服用しても血中濃度が十分に上がりきらないため、十分な効果が出ません。

また、シアリスジェネリックの効果は、その人の体質や体調などによって左右されることがあります。

約1時間前に服用しても効果がいまいちだと感じる場合は、2時間前や3時間前など早めに服用するようにしてください。

服用後、血中濃度が最大になるまでに約3時間かかるため、人によっては早めに服用した方が効きが良い場合もあります。

服用間隔は最低でも24時間以上にする

シアリスジェネリックは、効果が約36時間持続するタイプのED治療薬です。

続けて服用する場合、最低でも24時間以上は服用間隔を空けましょう。

シアリスジェネリックは半減期がとても長いお薬であり、血液中にあるタダラフィルの成分が半分になるまでに、約15時間かかります。

短い間隔で服用を続けると、血中濃度が上昇して低血圧や頭痛などの副作用が強くあらわれるおそれがあります。

また、1日の服用量は20mgを超えないようにしてください。

なるべく空腹時に服用する

シアリスジェネリックを服用するときは、なるべく空腹時に使用しましょう。

健康成人18例を対象にした試験では、タダラフィル20mgを食後に服用したときと空腹時に服用したときでは特に大きな影響は認められませんでした。

そのため、シアリスジェネリックは、「食事の影響を受けにくいお薬」として知られています。

ただし、あくまでも影響を受けにくいだけである点に注意が必要です。

少しでもシアリスジェネリックの効果を十分に発揮するために、できるだけ食後は避け空腹時に服用してください。

シアリスは、2003年の販売以降、100か国を超える国で認可され、1,000万人以上の方に利用されており世界で最も利用されているED治療薬となります。効果が最大36時間持続し、服用時の食事の影響もありません。 1箱：10,000円〜

シアリスジェネリックの危険な飲み合わせ

シアリスジェネリックは、一緒に飲んではいけないお薬や飲み合わせに注意が必要なお薬があります。

また、人によってはシアリスジェネリックの服用が禁忌となるため、事前にしっかり確認しておきましょう。

シアリスジェネリックの併用禁忌

シアリスジェネリックと以下のお薬は、基本的に併用できません。

併用禁忌のお薬	併用禁忌の理由
硝酸剤およびNO供与剤（ニトログリセリン、亜硝酸アミル、硝酸イソソルビド、ニコランジルなど）	併用により、血圧を下げる作用が増強して低血圧になるおそれがある
sGC刺激剤（リオシグアト）	併用により血圧が低下するおそれがある

シアリスジェネリックの併用注意

シアリスジェネリックと併用注意のお薬として、以下が挙げられます。

併用注意のお薬	併用注意の理由
CYP3A4阻害剤（ケトコナゾール、イトラコナゾール、クラリスロマイシン、グレープフルーツジュースなど）	副作用が出やすくなるおそれがある
HIVプロテアーゼ阻害剤（リトナビル、インジナビル、サキナビルなど）	副作用が出やすくなるおそれがある
CYP3A4誘導剤（リファンピシン、フェニトイン、フェノバルビタールなど）	お薬の効き目が悪くなるおそれがある
α遮断剤（ドキサゾシン、テラゾシンなど）	血圧が低下したり失神などの症状が出たりするおそれがある
降圧剤（アムロジピン、メトプロロール、エナラプリルなど）	血圧が低下するおそれがある
カルペリチド	降圧作用が増強するおそれがある
ベルイシグアト	症候性低血圧を起こすおそれがある

上記のお薬を服用している場合は、シアリスジェネリックをすぐに服用するのではなく、一度は医師や薬剤師に相談することをおすすめします。

シアリスジェネリックを服用してはいけない人

以下に該当する人は、シアリスジェネリックを服用できません。

服用してはいけない人に該当する場合は、シアリスジェネリックではないお薬を検討してください。

シアリスジェネリックを服用するときの注意点

シアリスジェネリックを服用する際は、以下の注意点を押さえておきましょう。

性的刺激が必要になる

シアリスジェネリックはED治療薬として高い効果を発揮します。

しかし、服用したからといって自動的に勃起が引き起こされるわけではなく、性的刺激が必要となります。

これは、性的刺激を受けなければ陰茎内でNOが放出されないためです。

効果が最大36時間持続するとはいっても、36時間にわたって休むことなく勃起が続くわけではありません。

性的刺激がなければ勃起しないため、性行為を終えた後は通常の状態に戻ります。

グレープフルーツジュースと一緒に服用しない

シアリスジェネリックは、グレープフルーツジュースと一緒に服用しないでください。

グレープフルーツジュースには、お薬の代謝酵素であるCYP3A4を阻害する働きがあります。

シアリスジェネリックは、CYP3A4によって阻害されるお薬です。

そのため、グレープフルーツジュースと一緒に服用すると、シアリスジェネリックの代謝が阻害されてしまうおそれがあります。

代謝が阻害されるとタダラフィルの血中濃度が上がり、副作用が出やすくなるおそれがあるので注意が必要です。

服用前後のお酒はなるべく控える

シアリスジェネリックの服用前後に、アルコールを摂取するのは控えることを推奨します。

前提として、アルコールそのものにシアリスジェネリックの効き目を左右する働きはありません。

実際に、アルコールがタダラフィルにどのように関与するのか調べた研究において、特に大きな影響は見られませんでした。

しかし、シアリスジェネリックとアルコールにはどちらも血管を拡張する働きがあります。

そのため、アルコールで服用すると血管拡張作用が過度に働き、血圧が下がったり頭痛がしたりなど副作用が起こりやすくなるおそれがあります。

偽造医薬品（偽物）に注意する

シアリスジェネリックには、偽造医薬品が存在します。

偽造品の特徴として、主に以下が挙げられます。

そのため、通販サイトでシアリスジェネリックを購入する場合は細心の注意を払わなければなりません。

偽造医薬品は本物と酷似していることも多いですが、服用すると重篤な健康被害を引き起こすおそれがあります。

服用直後の高所作業や運転をなるべく避ける

シアリスジェネリックでは、副作用として傾眠や眼の異常感、視覚障害などが報告されています。

軽度であることが多いものの、服用直後に高い場所で作業したり自動車の運転をしたりすることはなるべく避けてください。

特に、初めてシアリスジェネリックを服用する場合は、どのような副作用が起こるかわからないため、より慎重に行動するべきです。

副作用の発現には個人差があり予測できませんが、服用後は念のため様子を見ましょう。

シアリスジェネリックの飲み方に関するよくある質問

最後に、シアリスジェネリックの飲み方に関する以下の3つのよくある質問にお答えします。

シアリスジェネリックは通販で購入できる？

シアリスジェネリックは通販でも購入できますが、一般的な通販サイトでは取り扱いがありません。

なぜなら、シアリスジェネリックの有効成分であるタダラフィルは、日本では医療用医薬品としてのみ承認されているからです。

通販で購入する場合は、個人輸入代行サイトを利用するとよいでしょう。

しかし、個人輸入代行サイトの中には偽物を取り扱っている悪質なサイトもあります。

お薬通販部なら正規品保証があるため、偽物を購入してしまう心配がなく安全に利用できます。

シアリスジェネリックを毎日飲むと危険？

シアリスジェネリックは、毎日飲んでも問題ありません。

シアリスジェネリックを服用しても耐性がついて効き目が弱くなることはありません。

ただし、服用間隔を24時間以上空けてください。

短い間隔で服用すると、血中濃度が上昇して副作用が出やすくなるおそれがあります。

シアリスジェネリックを服用すると何回出来る？

シアリスジェネリックは、最大で効果が36時間持続するため、性的刺激が続く状態にあれば2回や3回、4回とできる可能性があります。

また、シルデナフィルジェネリックには、賢者タイムを短縮する効果があることもわかっています。

プラセボを服用したグループでは射精後の不応時間が10.8分であったのに対し、タダラフィルを服用したグループでは2.6分でした。

このため、シアリスジェネリックを服用すると、お薬が効いている間は何回でも性行為ができるでしょう。

まとめ

シアリスジェネリックは、性行為を行う約1時間前に水で服用してください。

グレープフルーツジュースで服用するとお薬の効き目が強くなり、副作用が出やすくなるおそれがあります。

また、硝酸剤およびNO供与剤、sGC刺激剤はシアリスジェネリックとは併用できません。

他にも併用注意のお薬が数多くあるので、すでに併用しているお薬がある人は医師や薬剤師に相談してから服用しましょう。