シアリスの危険な飲み合わせ(併用禁忌薬)は?注意が必要なお薬も解説

シアリスはED(勃起不全)治療薬です。この記事では、シアリスの危険な飲み合わせ(併用禁忌薬)や併用に注意が必要なお薬を紹介します。

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記事公開日:2024.03.08

最終更新日:2025.05.28

お薬販売部スタッフ[監修]

シアリスの危険な飲み合わせ(併用禁忌薬)は?注意が必要なお薬も解説

この記事では、シアリスの危険な飲み合わせ(併用禁忌薬)や併用に注意が必要なお薬などを紹介します。

シアリスは、男性にとって深刻な勃起不全、早漏などの悩みを克服・予防する効果が認められたED治療薬です。

安全性や有効性が世界的にも評価されているシアリスですが、他のお薬との併用で思わぬ副作用につながるおそれがあります。

シアリスを正しく安全に服用していくために、この記事では併用禁忌の薬や万が一服用してしまった際の対処法について解説します。

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シアリスの併用禁忌薬とは?

シアリスの併用禁忌薬とは?の見出し画像

シアリスの併用禁忌薬とは、シアリスと一緒に服用することによって、以下などが懸念されるお薬のことです。

  • 重篤な副作用のリスクが高まる
  • 最悪の場合、命が危険に晒される場合が少なからずある

シアリスを服用する前に一緒に飲んではいけない併用禁忌薬を知っておくと、いつも正しく安全な服用で勃起障害・早漏の克服にアプローチできるでしょう。



シアリスの危険な飲み合わせ(併用禁忌薬)一覧

シアリスの併用禁忌薬と該当する医薬品、併用後の悪影響を詳しくまとめました。

種類該当する医薬品シアリスと併用した際の悪影響
硝酸薬剤ニトログリセリン急激な血圧の低下で頭痛、めまい、ふらつき、起き上がれない、立てないなどの副作用が出やすくなる
他のED治療薬バイアグラ、レビトラ、バルデナフィル血圧の急激な変動、PDE5阻害成分の過剰摂取による重篤な副作用が出やすくなる
アルファブロッカーテルドシン、ドキサゾシン血圧低下の副作用リスクが高まり慎重な管理が必要
一部の抗真菌剤ケトコナゾール、イトラコナゾールシアリス有効性の要となる代謝を悪くする
抗ウイルス薬インジナビル、リトナビルシアリスの代謝状態を著しく変化させ、効果の減少や増強につながる



硝酸薬とシアリス併用のリスク

硝酸薬は血管を拡げることで心不全や狭心症の治療に用いられています。

シアリスとの併用禁忌薬である理由として、以下が挙げられます。

  • シアリスにも血管拡張作用があるため心身への負担が強くなる
  • シアリスのPDE5阻害成分と相性が悪く重なると過度に血圧が下がる

心不全や狭心症の治療を受け、硝酸薬剤の服用をしている場合は決してシアリスと併用せず、医師に相談するようにしましょう。




他のED治療薬とシアリス併用のリスク

バイアグラやレビトラは、シアリスと同じED治療薬・PDE5阻害薬です。

他のED治療薬とシアリスを併用してしまうと、PDE5阻害成分の過度な摂取により、以下のような副作用のレベルが重篤になってしまいます。

  • 急激な血圧低下
  • 血圧の変動
  • めまい、頭痛、ほてりといった副作用が強く出る

シアリスは単体の服用が自然な勃起を助ける正しい飲み方となるため、他のED治療薬との併用はしないよう注意しましょう。


アルファブロッカーとシアリス併用のリスク

アルファブロッカーは血流を促し血圧の低下に働きかける、高血圧治療の医薬品です。

シアリスにも血管を拡張して血流を促す作用があるため併用してしまうと、相互の作用が強く出てしまい、血圧の急激な低下や変動のリスクが高まると言われています。



一部の抗真菌剤とシアリス併用のリスク

シアリスのように安定した勃起を促し、有効成分を吸収する働きを代謝と言います。

一部の抗真菌剤となるケトコナゾールやイトラコナゾールは代謝の状態を変化させてしまうことで、以下のリスクがあります。

  • 勃起状態が不自然に長く続く
  • シアリスによくある副作用が強く出る

といったリスクが懸念されています。



抗ウイルス薬とシアリス併用のリスク

HIV感染治療に用いられる抗ウイルス薬のインジナビルやリトナビルは、シアリスの代謝状態を変化させて重篤な副作用のリスクにつながることがわかっています。

抗ウイルス薬はさらにリスクもあり、他のED治療薬との併用も禁忌となっています。

  • シアリス錠の血中濃度が上昇し作用が強く出る
  • 血中濃度上昇による副作用が強くなる



シアリスの飲み合わせ(併用禁忌薬)以外の注意点

ここでは、シアリスの飲み合わせ以外の注意点として、以下の項目をそれぞれ解説します。

  • シアリスを服用できない人
  • シアリスの服用に注意が必要な人
  • シアリスの併用に注意が必要なお薬




シアリスを服用できない人

以下に該当する人は、シアリスを服用できません。

禁忌となっているため、服用してしまうと重篤な健康被害などのリスクが高まります

  • シアリスの成分に対して過敏症の既往歴がある人
  • 硝酸剤または一酸化窒素(NO)供与剤(ニトログリセリン、亜硝酸アミル、硝酸イソソルビド、ニコランジルなど)などを服用中の人
  • 可溶性グアニル酸シクラーゼ(sGC)刺激剤であるリオシグアトを服用中の人
  • 心血管障害があるなど性行為が不適当と考えられる人
  • 不安定狭心症がある人
  • 性交中に狭心症を発現したことがある人
  • コントロール不良の不整脈、低血圧、またはコントロール不良の高血圧(安静時血圧>170/100mmHg)がある人
  • 心筋梗塞の既往歴が最近3ヶ月以内にある人
  • 脳梗塞、脳出血の既往歴が最近6ヶ月以内にある人
  • 重度の肝障害がある人
  • 網膜色素変性症がある人




シアリスの服用に注意が必要な人

以下に該当する人は、シアリスの服用に注意が必要です。

服用できないわけではありませんが、問題ないかを医師に確認するようにしましょう。

服用に注意が必要な人注意が必要な理由
屈曲、陰茎の線維化、Peyronie病など陰茎の構造上欠陥がある人性行為が困難であり、痛みを伴うおそれがある
鎌状赤血球性貧血、多発性骨髄腫、白血病などがある人持続勃起症の副作用が出やすくなる
ホスホジエステラーゼ5(PDE5)阻害剤または他のED治療薬を服用している人併用した際の安全性が確立されていない
出血性疾患または消化性潰瘍がある人出血性疾患または消化性潰瘍がある人が服用した際の安全性が確立されていない
重度勃起不全の人心血管系イベントの危険因子を持っている可能性が高いと考えられる
コントロールが十分でない高血圧がある人シアリスによって抹消の血管が拡張し、血圧が下がる可能性がある




シアリスの併用に注意が必要なお薬

シアリスには、併用に注意が必要なお薬がいくつかあります。

以下のお薬を併用すると、併用薬やシアリスの効果に影響が出ることがあるため、事前に医師や薬剤師に相談してください。

種類該当する医薬品などシアリスと併用した際の影響
CYP3A4阻害剤ケトコナゾール、イトラコナゾール、クラリスロマイシン、テラプレビル、グレープフルーツジュースなどシアリスの代謝が阻害され、血中濃度が上がり効果が強くなったり副作用が出やすくなったりするおそれがある
HIVプロテアーゼ阻害剤リトナビル、インジナビルサキナビル、ダルナビルなどシアリスの代謝が阻害され、血中濃度が上がり効果が強くなったり副作用が出やすくなったりするおそれがある
CYP3A4誘導剤リファンピシン、フェニトイン、フェノバルビタールなどシアリスの代謝が誘導され、血中濃度が下がり効果が弱くなるおそれがある
α遮断剤ドキサゾシン、プラゾシンなど併用により、降圧作用が増強するおそれがある
降圧剤アムロジピン、メトプロロール、エナラプリル、カンデサルタンなど併用により、降圧作用が増強するおそれがある
α型ヒト心房性ナトリウム利尿ポリペプチド製剤カルペリチド併用により、降圧作用が増強するおそれがある
可溶性グアニル酸シクラーゼ(sGC)刺激剤ベルイシグアト 細胞内のcGMP濃度が増加し、降圧作用が増強するおそれがある



シアリスと併用禁忌薬を一緒に飲んでしまったら?

シアリスと併用禁忌薬を一緒に飲んでしまったら?の見出し画像

併用禁忌薬とわからずに、シアリスと他の医薬品を飲んでしまうケースもゼロではありません。

シアリスと併用禁忌薬の同時服用は、副作用が出やすいことで心身の異常に気付きやすいため、早期に医師に相談・診察を受けるようにしましょう。

シアリスにはこれまでにお伝えしたように、併用してはいけない薬がいくつもあるので、使用時には併用禁忌についても理解・把握しておくことが大切です。



まとめ

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この記事では、シアリスの危険な飲み合わせ(併用禁忌薬)や併用に注意が必要なお薬などを紹介しました。

シアリスはEDの改善に効果的なお薬ですが、正しく飲まないと重篤な健康被害などのリスクを伴います。

特に、併用禁忌薬や注意すべきお薬が数多く存在するため、医師に相談しながら、リスクを回避することが大切です。

中には、そもそもシアリスを服用できない人もいるので、該当していないかを事前にしっかりと確認しましょう。

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