バスピンの副作用とは?副作用の対処法も解説
この記事では、バスピンの副作用について一般的な症状や重大な症状に分けて解説します。バスピンの購入を検討している人や現在服用中の人は、ぜひ参考にしてください。
お薬通販部スタッフ[監修]

バスピンは、有効成分にブスピロンを含む抗不安薬です。
ブスピロンは、他の抗不安薬と比べて副作用が少ないことで知られていますが、それでもいくつかの症状は報告されているので正しい理解が必要です。
バスピンの服用による副作用として眠気やめまい、頭痛、吐き気などの症状があらわれる場合があります。
多くは軽度で一時的な症状ですが、まれに重い症状が生じることもあるため注意が必要です。
この記事では、バスピンの副作用を一般的な症状と重大な症状に分けて解説します。
症状の発現頻度や抑えるためのポイントについても詳しく解説するので、バスピンの購入を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
目次
バスピンの服用による一般的な副作用

バスピンの服用による一般的な症状として、主に以下が報告されています。
めまい
バスピンの服用によって、ふらつきやバランス感覚の低下などの「めまい」が報告されています。
これは、お薬が中枢神経の働きに影響を与えるためだと考えられ、立ち上がったときや急な姿勢の変化で症状が強くなる場合があります。
症状は一時的で、服用を続けるうちに体が慣れて軽減する場合が多い傾向にありますが、症状が長引く場合や強く出る場合には医療機関を受診してください。
また、バスピンの服用前後において車の運転や自転車、高所での作業など、副作用によって事故の危険性が高まる行動は避けるべきです。
症状が日常生活に支障をきたす場合や転倒のリスクがある場合は、医師に相談して服用量の調整やお薬の変更を検討することが大切です。
異常な興奮
バスピンは通常、不安や緊張を和らげる目的で使用されます。
しかし、副作用によって逆に気分が高揚し、落ち着きがなくなる異常な興奮があらわれることがあります。
これは、脳内の神経伝達物質への作用が想定され、体質や服用中のほかのお薬との相互作用が影響することが原因だと考えられます。
興奮状態になると、集中力の低下や衝動的な行動などが見られることもあるでしょう。
症状が軽度で一時的な場合は経過観察で改善することもありますが、持続する場合や日常生活に支障をきたす場合は、すぐに医師へ相談してください。
異常な興奮は症状の中でも注意すべき症状であり、放置すると精神的な不安定さや睡眠障害につながる可能性があります。
眠気
バスピンは中枢神経の働きを落ち着かせる作用があるため、服用後に眠気が強く出ることがあります。
眠気は、日中の活動や仕事の集中力に影響を与える場合があり、服用開始直後や用量を増やしたときに起こりやすい症状です。
多くの場合、数日から数週間で体がお薬に慣れ、症状は軽減されるでしょう。
万が一、眠気が持続して日常生活に支障をきたす場合には服用時間を変更するなど、用量の調整が必要です。
眠気が強いときは、車の運転や機械の操作など危険を伴う作業は避けてください。
また、他のお薬やアルコールとの併用で眠気が増強することがあるため、併用の有無についても医師や薬剤師に確認することが重要です。
耳鳴り
バスピンの服用によって、耳鳴りの副作用も報告されています。
耳鳴りは軽度で一時的な場合が多いものの、長時間続く場合や悪化する場合は注意が必要です。
原因は明確ではありませんが、お薬の影響で血流や神経伝達が変化し、耳の感覚に影響を与えている可能性があります。
耳鳴りが頻繁に生じると、集中力の低下や睡眠の質の悪化にも繋がります。
めまいや難聴など他の症状を伴う場合は、重い症状や別の病気が隠れている可能性もあるため、すみやかに医師の診察を受けることが大切です。
その他
バスピンの副作用は、前述した症状以外でも以下のような症状が報告されています。
多くのケースでは、服用開始からしばらくして自然に軽減されますが、症状が強い場合や長引く場合は医師へ相談してください。
頭痛は血管や神経の働きに影響が出ることで生じると考えられ、吐き気や胃部不快感はお薬が消化管に作用することで発生します。
症状は軽度なものが多いですが、生活の質に影響を与える場合や急激に悪化する場合は、服用を一時中断し医療機関を受診してください。
併用薬や持病の影響で症状が強まることもあるため、服用管理は慎重に行う必要があります。
バスピンの服用による重大な副作用

バスピンを服用することで、以下の重大な副作用も報告されています。
これらは非常にまれなケースといえますが、お薬の影響には個人差があるため、十分に経過観察することが重要です。
該当する症状があらわれた場合は、直ちに医療機関を受診してください。
意識喪失
バスピンの服用によって、急激な血圧変動や脳の神経活動への影響から、意識を失うことがあります。
突然の意識喪失は転倒や外傷の危険が高く、発症時は周囲がすみやかに救急搬送を行う必要があります。
この症状は服用開始直後や他のお薬との併用時に発生することがあり、心血管系に持病がある人は注意が必要です。
意識消失の前兆として、以下のような症状があらわれます。
これらの症状が出た場合は直ちに服用を中止し、医師の診察を受けてください。
服用再開の可否は必ず医師の指示に従うことが重要です。
吐き気・嘔吐
バスピンの症状として、強い吐き気や嘔吐の繰り返しが生じる場合があります。
軽度の吐き気はよく見られる症状ですが、嘔吐が続く場合や水分が取れない状態が続くと脱水症状を引き起こすおそれがあります。
中枢神経や消化管への影響が原因だと考えられ、他のお薬やアルコールとの併用によって悪化することがあります。
服用後に吐き気が強まり、改善が見られない場合は直ちに服用を中止し、医療機関で症状の原因を確認してください。
血を吐く、吐しゃ物に黒い内容物が混ざる場合は消化管出血の可能性もあるため、救急受診が必要です。
胸の痛み
バスピンの服用中に、胸部圧迫感や鋭い痛みを感じる場合があります。
胸の痛みが起こる原因として、以下のような症状が考えられます。
胸痛は一過性であっても放置せず、呼吸困難や冷や汗、吐き気を伴う場合は心筋梗塞などの重篤な疾患が疑われるため、直ちに救急要請が必要です。
服用中の方で心疾患の既往がある場合は注意が求められ、胸痛が軽度であっても必ず医師に相談してください。
症状の背景にはバスピンの直接的作用だけでなく、他のお薬や生活習慣の影響なども考えられます。
胃の不調
バスピンの服用によって、主に以下のような胃の不調が起こる場合があります。
軽い胃部不快感は一般的な症状ですが、激しい痛みや吐血、黒色便などの症状は胃潰瘍や消化管出血の可能性があり、緊急対応が必要です。
これらの症状は、バスピンの消化管粘膜への刺激や血流の変化が関与していると考えられます。
また、胃に負担をかけるお薬との併用でリスクが高まる可能性があるため、不調が続く場合や食欲が著しく低下する場合は、服用を中止して医師の診察を受けてください。
その他
バスピンの服用によるその他の重大な副作用として、以下が報告されています。
まれに発疹や全身のかゆみ、喉の腫れなどアレルギー反応が出る場合があります。
呼吸困難や全身の発疹、血圧低下などを伴う場合はアナフィラキシーの可能性があり、命に関わるケースもあるので周囲のすみやかな対処が必要です。
また、幻覚やけいれんなど精神神経系の異常も重大な症状に含まれます。
これらは服用開始から数日以内に発症することもあれば、長期服用中に徐々にあらわれる場合もあります。
異常を感じた際は自己判断で放置せず、早急に医療機関を受診してください。
バスピンの副作用に関する臨床試験結果

バスピンの有効成分であるブスピロンの安全性や有効性などは、複数の臨床試験および市販後調査を通じて評価されています。
二重盲検試験で、全般性不安障害患者984名にブスピロンを投与したところ、眠気の発現率(9%)はプラセボ群(10%)とほぼ同程度でした。
一方、ベンゾジアゼピン系薬(ジアゼパム32%、ロラゼパム58%など)と比べると発現率は低い傾向がみられました。
ブスピロン群で多く報告された副作用は、以下のとおりです。
症状の多くは軽度から中等度だと報告されています。
西ドイツで行われた5,414例のオープン試験では、胃腸関連の症状が最も多く報告されています。
バスピンの副作用を抑えるためのポイント

ここでは、バスピンの副作用を抑えるためのポイントとして以下を解説します。
正しい用法用量を守る
バスピンの服用において、医師の指示に従い用法用量を守ることは、副作用を抑えるうえで最も重要なポイントです。
症状が改善しないからといって自己判断で増量すると、めまいや吐き気などの副作用が強く出る可能性があります。
逆に、お薬を自己判断で減量・中止した場合においても、効果が得られず不安症状が悪化する可能性があるでしょう。
たとえ軽い症状でも、まずは自己判断せずに医師や薬剤師へ相談してください。
アルコールの過剰摂取を避ける
バスピンは中枢神経系に作用するため、アルコールと併用すると鎮静作用が強まり、強い眠気や判断力低下などが生じやすくなります。
また、アルコールがお薬の代謝に影響し、副作用の持続時間を延ばす場合もあります。
そのため、バスピンの服用前後はなるべく飲酒を控えてください。
どうしても飲酒する場合は医師に相談のうえ、飲酒量を最小限にとどめたり、服用タイミングを調整してもらったりなどの指示を仰ぐことが重要です。
グレープフルーツとの併用を避ける
グレープフルーツや関連する飲料には、フラノクマリン類が含まれており、肝臓でお薬を代謝する酵素(CYP3A4)の働きを阻害します。
この作用によってバスピンの血中濃度が上昇し、眠気やめまい、頭痛などの症状が強く出る可能性があります。
この影響は24時間程度続くことがあるため、服用期間中はグレープフルーツやその加工品などの摂取を避けてください。
オレンジや他の柑橘類はほとんど影響しませんが、念のため食習慣についても医師や薬剤師に確認すると安全です。
なるべく空腹時に服用する
バスピンが食事の影響を受けるかどうかの明確な報告はありませんが、なるべく空腹時に服用することをおすすめします。
なぜなら、空腹時のほうがお薬の吸収が安定しやすく、作用も得られやすい傾向があるからです。
ただし、胃腸が弱い人は空腹時の服用によって胃の不快感が出る場合があるため、軽食後の服用が推奨されます。
事前に医師に相談し、服用時間の指定がある場合は必ず守りながら食事内容にも注意することが重要です。
症状がひどい場合は医師に相談する
バスピンの服用によって副作用が強く出た場合や、何日経っても改善されない場合は、すみやかに医師へ相談してください。
軽度の症状であっても、日常生活に支障が出る場合は用量の調整やお薬の変更が検討されます。
自己判断で服用を中止すると、不安症状が再発したり悪化するリスクがあるため避けるべきです。
意識の低下、動悸、胸の痛みなどの重い症状が出た場合は、すぐに服用をやめて医療機関を受診してください。
まとめ

バスピン(ブスピロン)は、他の抗不安薬と比べて副作用が少ないことで知られていますが、それでもいくつかの症状は報告されているので正しい理解が必要です。
多くは軽度で一時的ですが、まれに胸の痛みや意識障害などの重大な症状が発生する場合もあります。
安全に服用を続けるためには、用法用量を厳守する、アルコールやグレープフルーツの併用を避ける、服用タイミングを工夫するなどが重要です。
また、症状がひどいと感じたら自己判断せず、すみやかに医師へ相談してください。
バスピンの副作用を正しく理解し、効果的な服薬管理を行うことで、バスピンの効果をより引き出し、安全な治療を続けられるでしょう。
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お薬通販部スタッフ