抗不安薬「バスピン」の正しい服用方法とは?注意点について解説!
お薬通販部スタッフ[監修]
不安障害に対する治療薬であるバスピンは、副作用が少ないという特徴があります。また、離脱症状が軽く、依存性が低い薬でもあります。
比較的安全性が高いバスピンですが、正しく服用することが重要です。
過剰に服用することで重度の症状が発生する可能性はあります。
ここでは、バスピンの効果を発揮して、安全に服用するために知っておきたいことについて解説します。また、服用時の注意点についても解説していきます。
目次
バスピンの効果的な服用方法
抗不安薬バスピンは、有効成分としてブスピロンを含んでおり、比較的安全性が高い薬ですが、正しく服用する必要があります。
ここでは、バスピンの効果を発揮して安全に服用するためのポイントについて解説していきます。
バスピンの正しい服用タイミング
バスピンに含まれる主成分ブスピロンは食事と一緒に服用すると、空腹時よりも体内への吸収が高まります。
そのため、バスピンを服用する際、食事のタイミングを一貫させるべきです。つまり、常に食事と一緒に服用します。
このようにすることで、薬の効果が一定になり、安定してバスピンの効果を得ることが可能です。
バスピンの正しい摂取用量
バスピンは、5mg錠と10mg錠があります。
バスピンの主成分ブスピロンの推奨される初期用量は1日15 mgで、5 mg錠を1日3回もしくは10mg錠をピルカッターなどで、分割して1日2回もしくは3回に分けて服用します。
必要に応じて、2~3日ごとに1日5 mgずつ増量できます。
ただし、1日の最大投与量は60 mgを超えてはいけません。臨床試験では、1日20〜30 mgを分けて服用することが一般的でした。
バスピンは、インタスファーマ社が開発した抗不安薬で、バスパーのジェネリック医薬品です。非ベンゾジアゼピン系で不安障害やうつ病の方に処方されることもありますが睡眠改善効果もあることから不眠症の方にも使用されます。なんとなく不安を感じたり、緊張で睡眠不足が続く場合に脳内の緊張状態をほぐして入眠しやすくします。 1箱:5,650円~ |
バスピンを服用するときの注意点
バスピンを服用する際には注意点があります。
バスピンの有効成分ブスピロンは、食事と一緒に摂取することで吸収が高まりますが、バスピンの作用に影響をあたえる場合があります。
また、服用している薬との相互作用もあります。ここでは、バスピンを服用するときの注意点について解説します。
バスピンを服用するときの食べ物の影響
バスピンの主成分ブスピロンは、大量のグレープフルーツと一緒に摂取するとブスピロンの血中濃度が高まり、副作用が増える可能性があります。
そのため、基本的には大量のグレープフルーツと一緒に摂取しないようにしてください。
バスピンを服用するときの飲み物の影響
バスピンは、アルコールとグレープフルーツジュースとの相互作用があります。
アルコールと一緒に摂取するとめまい、傾眠、集中困難などの中枢神経系の副作用を増強する可能性があります。
そのため、バスピンを服用する際には、特にアルコールとの同時摂取はしないようにしてください。
また、基本的にグレープフルーツジュースも一緒に服用しないようにしてください。
グレープフルーツジュースと同時に服用した場合には、バスピンの主成分ブスピロンの血中濃度を高める可能性があり、特に眠気の副作用が強くなる可能性があります。
避けられない場合には、バスピンの服用をグレープフルーツジュース摂取の2時間前もしくは8時間後にしてください。
バスピンを服用するときの他の薬の影響
バスピンの有効成分ブスピロンには、ベンゾジアゼピン系の抗不安薬や抗うつ薬などの併用に注意が必要な併用注意薬や併用禁忌薬であるモノアミン酸化酵素阻害薬との相互作用があります。
そのため、現在服用している薬がある場合には確認してバスピンの服用を開始するようにしてください。
まとめ
ここまで、バスピンの服用方法について解説してきました。
バスピンは、安全に使用するためには、正しい服用タイミングで推奨用量を守るようにしてください。
また、食べ物や飲み物、他の薬の影響を受けるため、注意点を守ってバスピンを安全に服用しましょう。
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バスピンは、インタスファーマ社が開発した抗不安薬で、バスパーのジェネリック医薬品です。非ベンゾジアゼピン系で不安障害やうつ病の方に処方されることもありますが睡眠改善効果もあることから不眠症の方にも使用されます。なんとなく不安を感じたり、緊張で睡眠不足が続く場合に脳内の緊張状態をほぐして入眠しやすくします。
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