AGA治療薬ロゲインの効果とは?
ロゲインはアメリカの製薬会社「マクニール・ラボラトリーズ」が製造・販売しているAGA治療薬です。この記事ではロゲインの効果について徹底解説します。
お薬通販部スタッフ【監修】

日本では厚生労働省によってフィナステリドとデュタステリド、ミノキシジルがAGA治療に効果的な成分として認可されています。
ロゲインはミノキシジルを有効成分として配合した外用薬で、積極的に発毛を促す治療に用いられています。
今回はロゲインの効果やAGAを改善するメカニズムなどについて解説します。
目次
AGAについて

AGAは男性に見られる代表的な脱毛症で、「Androgenetic Alopecia」の頭文字を取ったものです。
日本では男性型脱毛症と呼ばれており、日本皮膚科学会が策定する「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン」では、思春期以降に発症して徐々に進行する脱毛症と定義されています。
年齢を重ねるごとにAGAの発症リスクは増加する傾向にあり、20代でおよそ10%、30代で およそ20%、40代でおよそ30%、50代以降で40%以上の男性が発症するとされています。
AGA発症のメカニズム

ロゲインの効果について理解するためには、なぜAGAを発症するのかメカニズムについて知っておく必要があります。
髪の毛が生えてから抜け落ちるまでの周期をヘアサイクルと呼んでおり、主に以下の3期に分けられています。
成長期 | 毛母細胞の分裂が活発に起こり、髪の毛が太く・強く成長する時期。ヘアサイクル全体のおよそ85%から90%を占める |
退行期 | 毛母細胞の分裂が鈍くなり、髪の毛の成長が滞る時期。ヘアサイクル全体のおよそ1%を占める。 |
休止期 | 髪の毛の成長が完全に停止し、毛穴から抜け落ちるのを待つ時期。ヘアサイクル全体のおよそ10%から15%を占める。 |
TGF-βは退行期誘発因子と呼ばれており、正常なヘアサイクルの成長期を短縮するため、退行期および休止期が早く訪れます。
その結果、未成熟な髪の毛が抜け落ちて次第に薄毛が進行します。
生涯に繰り返されるヘアサイクルの回数はおよそ20~40回とされており、ヘアサイクルの終焉を迎えた毛穴からは二度と髪の毛が生えてきません。
ロゲインの効果

ロゲインには有効成分としてミノキシジルが配合されており、主に以下3つの効果が期待できます。
血管を拡張して血行を促進
ロゲインの有効成分であるミノキシジルは、もともと高血圧の治療薬として用いられていており、血管を拡張して血液の循環を促進する作用があります。
髪の毛は毛母細胞が分裂して成長しますが、細胞分裂に必要なエネルギーを毛細血管から受け取っています。
ロゲインを使用すると血管が拡張して、頭皮へと送られる血流量が増加するため、髪の毛の成長を促進する効果が期待できます。
休止期にある毛穴を成長期へと導く
AGAに限らず薄毛は髪の毛の多くが休止期に入ると発症リスクが増加します。
ロゲインの有効成分であるミノキシジルには、休止期の毛穴を成長期へと導き、髪の毛の発育を促す効果があります。
ロゲインを使用してしばらくすると一時的に抜け毛が増えるのも、新たに生えてきた髪の毛によって休止期を迎えた髪の毛が押し出されるためです。
毛母細胞の死滅を抑制
ロゲインには毛母細胞の死滅を抑制する効果も期待できます。基本的に毛母細胞が死滅してしまうと、その毛穴からは二度と髪の毛が生えてきません。
毛母細胞が死滅する原因の1つが、毛穴がヘアサイクルの終焉を迎えることです。
生涯に繰り返されるヘアサイクルの回数には限りがあるため、ロゲインの作用で成長期を延長して、毛母細胞の死滅を抑制することが薄毛の改善につながります。
ロゲインは女性の使用も可能

AGAは男性に見られる代表的な薄毛の1つで、主にフィナステリド内服薬とデュタステリド内服薬、ミノキシジル外用薬が治療に用いられます。
フィナステリド内服薬とデュタステリド内服薬はAGAの原因である5α-リダクターゼの働きを阻害して抜け毛を予防しますが、原則として女性の使用は禁止です。
一方、塗り薬タイプのミノキシジル製剤であるロゲインは、女性の薄毛治療にも用いられています。
まとめ

ロゲインには薄毛治療に効果があると厚生労働省が認可している有効成分の「ミノキシジル」が配合されています。
ロゲインの有効成分であるミノキシジルには、血管を拡張して血液の循環を促進し、毛母細胞の死滅を抑制して発毛を促す働きがあります。
日本では未承認の医薬品ですが、個人輸入代行サイトでは5%のロゲインが購入可能です。
ロゲインを購入した際には用法・用量を守って正しく服用し、薄毛の改善にお役立てください。
おすすめ商品
この記事を書いた人
お薬通販部スタッフ