タダライズの有効成分であるタダラフィルとは?
お薬通販部スタッフ【監修】
タダライズはインドのサンライズレメディーズが開発したED治療薬で、3大ED治療薬の1つ「シアリス」と同じく、タダラフィルが有効成分として配合されています。
シアリスはバイアグラやレビトラと比べて作用の持続時間が長い点が特徴ですが、ジェネリック医薬品のタダライズにもその特徴が受け継がれています。
本記事ではタダライズの有効成分であるタダラフィルについて解説します。
目次
ED治療薬に含まれる主な3つの有効成分について
日本で認可されているED治療薬には、以下3つの有効成分が配合されています。
はじめに、ED治療薬に含まれる3つの主な有効成分について解説します。
シルデナフィル
シルデナフィルは、世界で初めて製造されたED治療薬「バイアグラ」の有効成分です。
もともとシルデナフィルは狭心症の治療薬として開発されていましたが、効果が期待できないため研究中止が発表されました。
しかし、被験者がシルデナフィルの返還を渋ったため理由を聞いたところ、勃起を促す作用があると分かったのです。
バルデナフィル
バイアグラの有効成分であるシルデナフィルには、勃起を促す作用があるものの、食事の影響を受けやすいといったデメリットがあります。
そこで、世界で第2番目のED治療薬として、バルデナフィルを有効成分に配合するレビトラが開発されました。
国内におけるレビトラの特許期間は終了しているため、各製薬会社からジェネリックのバルデナフィル錠が製造・販売されています。
ジェネリック医薬品もレビトラと同様に即効性が期待できるため、日本だけではなく世界70ヶ国以上でED治療薬として利用されています。
タダラフィル
タダラフィルは、もともとバイアグラ(シルデナフィル錠)やレビトラ(バルデナフィル錠)とは違った観点から製造されました。
バイアグラやレビトラは比較的即効性に優れているのですが、効果の持続時間がおよそ5時間から8時間と短い点がデメリットの1つです。
一方、タダラフィルは服用してから30時間から36時間ほど効果が持続するため、服用のタイミングを気にしすぎなくてよい点がメリットの1つです。
タダライズの作用機序
タダライズの作用機序について理解するためには、勃起のメカニズムについて知っておく必要があります。
勃起が起こるメカニズムを簡単に説明すると以下の通りです。
射精を終えた後に勃起が終息するのは、酵素の一種であるホスホジエステラーゼ5(PDE5)によって環状グアノシン一リン酸(cGMP)が破壊されるためです。
しかし、EDを発症している方の体内では環状グアノシン一リン酸(cGMP)が増加しないのに、ホスホジエステラーゼ5(PDE5)のみが働くため、陰茎を勃起させられなくなります。
タダライズの有効成分であるタダラフィルは、ホスホジエステラーゼ5(PDE5)の働きを選択的に阻害する点が特徴です。
ホスホジエステラーゼ5(PDE5)の働きが阻害されると、環状グアノシン一リン酸(cGMP)の増加が鈍くても勃起が起こりやすくなります。
ただし、勃起が起こるためには男性に対して何らかの性的興奮が加わらなければなりません。
タダライズは媚薬や性的興奮剤とは異なるため、服用したからといって勝手に勃起が起こる、もしくは持続するわけではないため安心してください。
タダライズの効果作用時間
タダライズ(タダラフィル錠)の効果には個人差がありますが、一般的には服用後30時間から36時間ほど効果が持続します。
ただし、バイアグラやレビトラに比べると効果があらわれるまでに時間が掛かるため、性交の1時間以上前に服用してください。
健康的な成人男性は、1回に10mgのタダライズ(タダラフィル錠)を1錠服用するのが原則です。
10mgのタダライズ(タダラフィル錠)で十分な効果が得られない際には、忍容性を考慮して20㎎への増量を検討します。
65歳以上の方や中等度の肝機能障害がある方は開始用量を5mg、最高用量を10mgとしてください。
含有量に関わらず1日の服用は1錠までが原則で、次回の服用までに24時間以上の間隔を設けてください。
タダラフィルを含有する商品
タダラフィルを含有する代表的な商品が、3大ED治療薬の1つシアリスです。
シアリスのジェネリック医薬品にも主成分としてタダラフィルが配合されており、国内正規品ではサワイやトーワなどがよく知られています。
タダラフィルを含有している海外製のジェネリック医薬品としては、タダライズのほかにタダリスやタダシップ、タダリフト、エレクタリス、メガリスなどが知られています。
タダラフィルを配合したジェネリック医薬品について
EDはかつて加齢が原因のため、治療ができない病気と考えられていました。
しかし、現在では数多くの治療薬の登場により、EDを改善できる時代となっています。
ED治療薬には主にバイアグラとレビトラ、およびシアリスが用いられており、シアリスには有効成分としてタダラフィルが配合されています。
シアリスは国内での特許期間を過ぎているため、各製薬会社からジェネリック医薬品のタダラフィル錠が販売されています。
国内製のジェネリック医薬品は厚生労働省による厳しいチェックを受けているため、先発医薬品と同じ効果を期待できる点が特徴です。
また、海外製のジェネリック医薬品のなかにも、正規品や国内製のジェネリック医薬品と同等の効果を期待できる商品も少なくありません。
ただし、個人輸入でジェネリック医薬品を入手すると、粗悪品や偽造薬剤をつかまされる可能性もあるため注意が必要です。
タダライズもインドで製造されているジェネリック医薬品のため、購入の際には個人輸入代行サイトを利用するのがおすすめです。
まとめ
ここまでタダライズの有効成分であるタダラフィルについて解説してきました。
EDの治療薬として厚生労働省が認可しているのは、バイアグラとレビトラ、そしてタダライズの先発医薬品であるシアリスの3つだけです。
国内正規品を利用すると重大な副作用が起こっても安心な点がメリットの一方、長く服用する際には費用がネックとなります。
一方、海外製のジェネリック医薬品を利用すると、治療費を安価に抑えられる点がメリットとなっています。
例えば正規品のシアリスは1錠1,400円が相場ですが、ジェネリック医薬品のタダライズであれば1錠184円と安価で購入可能です。
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