タミフルは、薬局やドラッグストアなどの市販では購入できない抗インフルエンザ薬です。

結論として、処方箋なしで店頭購入はできませんが、病院を受診せずに入手する方法は存在します。

「インフルエンザの症状がつらく、すぐにお薬が欲しい」「流行シーズンに備えて事前に用意しておきたい」と考える人は多いでしょう。

しかし、いざ薬局を探してみても販売されておらず、どうすれば入手できるのかわからず、困ってしまうケースも少なくありません。

実際、タミフルが市販されていないのには明確な理由があり、誤った購入方法を選ぶと安全性や品質面でリスクを伴う可能性もあります。

一方、ルールを理解したうえであれば、合法的に購入する選択肢も検討できます。

この記事では、タミフルが薬局で販売されていない理由を解説するとともに、薬局以外で購入する具体的な方法について詳しく紹介します。

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タミフルは市販で買える？

結論として、抗インフルエンザ薬であるタミフルは市販で購入できません。

なぜなら、タミフルは医師の診察と処方箋が必要な医療用医薬品に分類されるからです。

購入を検討している人の中には、以下で購入できるか気になっている人も少なくありません。

ここからは、上記それぞれについて詳しく解説します。

薬局やドラッグストアで買える？

全国展開している大手のドラッグストアや薬局であっても、タミフルを市販で購入することはできません。

これは、店舗に薬剤師が常駐しているかどうかにかかわらず、共通するルールです。

日本の薬機法において、タミフルは医師の処方箋がなければ販売してはならないと厳格に定められています。

調剤薬局が併設されているドラッグストアであっても、医師が発行した処方箋を持参しない限り、薬剤師が独断でタミフルを販売することはありません。

薬局はあくまで「医師の指示にもとづいてお薬を渡す場所」であることを押さえてください。

Amazonや楽天市場では買える？

Amazonや楽天市場などの国内の一般的な通販サイトでも、タミフルは購入できません。

インターネット通販は非常に便利ですが、これらのサイトで取り扱いが許可されているのは、一般用医薬品（OTC医薬品）や医薬部外品であるため、国内の事業者が運営する通販サイトでの販売は法律で固く禁じられています。

正規のルートではない場所で医薬品を購入することは、健康被害のリスクを伴うため、絶対に避けてください。

ただし、海外医薬品お個人輸入サイトを利用する場合は、この限りではありません。

インフルエンザに効く市販薬はある？

現在のところ、ドラッグストアや薬局で購入できる市販薬の中に、インフルエンザウイルスに有効性のあるお薬は存在しません。

タミフルのように、ウイルスの増殖を抑えて治癒を早める抗インフルエンザ薬は、すべて医療用医薬品に分類されます。

市販されている風邪薬や解熱鎮痛剤などは、あくまで発熱や頭痛、喉の痛みなどの症状をやわらげるためのものです。

また、インフルエンザに対して市販薬に含まれるロキソプロフェンナトリウムを服用すると、インフルエンザ脳症のリスクが高まることが報告されています。

もし病院に行けずに市販薬で様子を見たい場合は、安全性が比較的高いとされるアセトアミノフェンが有効です。

タミフルが市販で買えない理由

タミフルが街の薬局やドラッグストアで手軽に購入できない理由として、主に以下が挙げられます。

「病院に行くのが面倒」という理由で誰もが自由にタミフルを買えるようになると、適切な治療が行われないばかりか、思わぬ事故や健康被害につながるリスクがあります。

医師による診断が必須になるから

タミフルを購入するには、医師による診断が必要です。

高熱が出たり、関節が痛かったりすると「絶対にインフルエンザだ」と自己判断してしまいがちですが、新型コロナウイルス感染症や一般的な風邪、マイコプラズマ感染症などまったく別の感染症でも似たような症状があらわれることがあります。

もし、インフルエンザではないのにタミフルを服用すると、効果がないばかりか、適切な治療が遅れる原因になるので注意が必要です。

異常行動などの重大な副作用が報告されているから

タミフルを服用した小児や未成年者が、急に走り出したり、部屋から飛び出そうとしたり、あるいは窓から転落したりといった事例が報告されています。

これらの異常行動とタミフルの因果関係は完全に明確にはなっていませんが、厚生労働省からも注意喚起が出されています。

特に未成年者が服用する場合は、保護者が少なくとも2日間は目を離さないようにするなどの対策が求められています。

発症から48時間以内に服用する必要があるから

タミフルが効果を発揮するためには、発症から48時間以内に服用を開始しなければなりません。

インフルエンザにタミフルが効果を発揮するのは、タミフルが細胞内で増殖したウイルスが細胞外に飛び出して感染が広がるのを防ぐためです。

そのため、体内でウイルスが増えきってしまった状態で服用しても、症状を軽くする効果はほとんど期待できません。

海外の臨床試験では、発症48時間以内にタミフルを服用すると、プラセボと比較して罹病期間を36時間、発熱期間を24時間短縮させる効果が確認されています。

限られた時間内で適切に使用するためにも、医師による判断と指導が必要不可欠です。

市販で買えないタミフルの主な購入方法

タミフルの購入方法として、主に以下の方法があります。

上記の方法は、それぞれ「すぐ入手できるか」「費用がいくらかかるか」「手間の少なさ」などが大きく異なります。

病院を受診する

最も一般的なのが、内科や小児科などの医療機関を受診して処方してもらう方法です。

インフルエンザの症状が出ている場合、病院へ行けば専用の検査キットを使って本当にインフルエンザにかかっているかどうかをその場で調べてもらえます。

検査の結果、陽性と診断されれば処方箋が発行され、薬局でタミフルを受け取ることが可能です。

ただし、インフルエンザの流行期には病院が非常に混雑するため、長時間待たされる可能性があります。

高熱の中で移動しなければならない身体的な負担も、デメリットの1つとして挙げられます。

オンライン診療を利用する

近年、利用者が急増しているのが、スマートフォンやパソコンなどを使って自宅から医師の診察を受けるオンライン診療です。

ビデオ通話で医師の診察を受け、タミフルが必要だと判断されれば処方箋が出され、自宅もしくは指定の薬局で受け取れます。

オンライン診療のメリットは、病院へ行く必要がなく、高熱でつらいときに無理をして外出する必要がない点です。

24時間対応しているサービスもあり、夜間や休日に受診したい場合にも役立つでしょう。

ただし、お薬が手元に届くまでに数日かかることもあるため、今すぐ必要な場合は近くの薬局を受け取り先に指定するなどの工夫が必要です。

個人輸入サイトを利用する

緊急でタミフルを服用する必要がない場合、 個人輸入サイトも候補となります。 

個人輸入サイトとは、主に海外で流通している医薬品を、国内の一般的な通販サイトと同じような形式で注文し、自宅まで届けてもらうサービスのことです。

Amazonや楽天市場では買えませんが、 個人輸入サイトであれば医師の処方箋がなくてもタミフルを購入できます。

 個人輸入サイトのメリットは、病院へ行く手間がかからず、診察も不要なため、インフルエンザ流行に備えて元気なうちにお薬を備蓄しておける点です。

また、ジェネリック医薬品を選べば、安価に購入できる場合もあるでしょう。

ただし、購入してから届くまでに通常1〜2週間かかるため、「今、熱が出ていてすぐに欲しい」という場合には向いていません。

前述のとおり、タミフルは異常行動などの副作用も報告されているため、個人輸入サイトを利用する場合でも自己判断で服用せず、まずは医師に相談してください。

タミフルは、世界で初めて承認された抗インフルエンザの内服薬で、A型およびB型のインフルエンザの治療および予防に効果を示します。インフルエンザウイルスの喉、気管支、肺での増殖を抑制することで、インフルエンザの症状を軽減し、回復を促進します。 1箱：12,800円～

アンチフルは、インフルエンザ治療・予防薬ですタミフルのジェネリック医薬品にあたります。タミフルと同じ有効成分のオセルタミビルが含有しているのが特徴です。A型・B型イングルエンザの治療だけではなく、予防薬としても服用できます。 1箱：3,638円～

オセルタミビルは、インフルエンザ治療薬です。有効成分はオセルタミビルリン酸塩という成分です。A型インフルエンザに最も効果があり、B型インフルエンザには効きにくい傾向があるとされています。C型インフルエンザには効果がありません。 1箱：5,200円～

オセフルは、抗インフルエンザウイルス薬です。有効成分のオセルタミビルがインフルエンザの直接原因であるインフルエンザウイルスに作用し、症状を緩和させます。A型、B型インフルエンザのいずれに対しても効果を発揮します。 1箱：3,920円～

タミフルを個人輸入で購入する際のメリット

ここでは、タミフルを個人輸入で購入する以下のメリットについて解説します。

病院に行かずに入手できる

タミフルを個人輸入で購入する最大のメリットは、病院に行かずにタミフルを手に入れられる点です。

インフルエンザが流行している時期の病院は混雑しており、待合室で何時間も待たされることが珍しくありません。

何より、病院で他の患者から別のウイルスをもらう二次感染のリスクもあるでしょう。

その点、個人輸入サイトであれば、自宅にいながらスマートフォンやパソコンなどで注文するだけで完了します。

仕事や家事で忙しい人や、近くに病院がない地域にお住まいの人でも自分の都合のよいタイミングで購入が可能です。

お薬を備蓄しておける

元気なうちにタミフルを購入し、自宅に備蓄薬として常備しておけるのもメリットです。

インフルエンザは、ある日突然、高熱などの激しい症状があらわれます。

タミフルは発症から48時間以内に服用しなければ効果が期待できませんが、夜中や休日に発症した場合、すぐに病院へ行けるとは限りません。

しかし、個人輸入で事前にお薬を購入しておけば、発症してすぐに服用を開始できます。 

個人輸入サイトで購入すると届くまでに時間がかかるため、発症してから注文しても間に合いませんが、流行する前に注文しておくことで備蓄薬という形で利用できます。

予防投与の入手ハードルが低い

タミフルは、治療だけでなく家族がインフルエンザにかかった際に自分が感染しないように飲む、予防投与という手段も認められています。

しかし、日本の病院で予防投与をする場合、健康保険が適用されず全額自己負担になることが一般的です。

そのため、薬代だけでなく診察料も高額になります。

一方、個人輸入で購入する場合であれば、自分で使用目的を決められるため、「受験を控えているから絶対に感染したくない」「大事な仕事があるから予防しておきたい」などの個人的な事情に合わせて、事前にお薬を用意しておくことが可能です。

タミフルを個人輸入で購入するときの注意点

タミフルを個人輸入で入手する方法は、病院へ行く手間が省けたり、事前に備蓄できたりと非常に便利です。

その反面、以下のような注意点もあります。

万が一のトラブルが起きたときに取り返しのつかない事態になりかねません。

自分の身を守るためにも、利用する前に知っておくべき注意点を押さえておきましょう。

購入後は自己責任になる

個人輸入サイトを利用するうえで注意したいのは、購入後は自己責任になる点です。

通常、日本の病院や薬局で正規に購入した医薬品を正しく使用し、結果として重い副作用が出て入院が必要になった場合、医薬品副作用被害救済制度と呼ばれる国の公的な制度を利用できます。

しかし、個人輸入で購入した海外の医薬品を使用した場合、制度の対象となりません。

たとえ説明書どおりに正しく服用していたとしても、重篤な副作用が生じた際の治療費はすべて全額自己負担となります。

使用期限を管理する必要がある

お薬を備蓄できるのは個人輸入の大きな魅力ですが、裏を返せば自分でお薬の品質や期限を管理し続けなければならないことを意味します。

食品に賞味期限があるように、医薬品にも使用期限が定められています。

病院で処方されるお薬は、そのときの病気を治すために出されるもので、すぐに飲み切ることが前提です。

しかし、備蓄用にお薬を購入する場合は長期間自宅で保管することになるため、使用期限の管理が必要になるでしょう。

偽造医薬品を販売するサイトもある

Web上には、数多くの個人輸入サイトが存在しますが、残念なことにすべてが良心的な業者とは限りません。

中には悪質な業者が運営しているサイトもあり、注文したお薬が偽造医薬品であるリスクが潜んでいます。

届いたお薬のパッケージや錠剤の見た目が本物そっくりでも、中身を分析すると有効成分がまったく入っていなかったり、有害な不純物が混ざっていたりするケースが報告されています。

偽物を服用してしまうと、インフルエンザの治りが遅くなるどころか、深刻な健康被害を受けるおそれがあるので注意しましょう。

「他店よりも極端に価格が安い」「サイト内の日本語が不自然」「運営元の住所が不明確」といった怪しいサイトからは絶対に購入しないようにしてください。

お薬通販部で買える！タミフル・ジェネリックおすすめ一覧

お薬通販部では、先発薬タミフルに加え、以下のとおりさまざまなジェネリック医薬品も取り扱っています。

病院で処方してもらう場合は、在庫状況や医師の方針によって異なるお薬が処方されることもありますが、個人輸入では予算や好みに合わせて自分で選んで購入できます。

タミフル

アイテム名	タミフル
価格	12,800円（10錠）〜
有効成分	オセルタミビル酸塩
主な効果	インフルエンザの治療、予防
製薬会社	ロシュ・ファーマ

タミフルは、スイスの大手製薬会社であるロシュ・ファーマが製造販売しているお薬です。

「初めて個人輸入サイトを利用するから不安」「値段が高くても、聞きなじみのあるお薬を飲みたい」という人は、タミフルを選ぶとよいでしょう。

有効成分であるオセルタミビルが他の細胞への感染を防ぎ、高熱などのつらい症状があらわれる期間を短縮させます。

アンチフル

アイテム名	アンチフル
価格	4,290円（10錠）〜
有効成分	オセルタミビル酸塩
主な効果	インフルエンザの治療、予防
製薬会社	シプラ

アンチフルは、タミフルのジェネリック医薬品として人気が高いお薬です。

世界有数の”ジェネリック医薬品大国”であるインドの製薬会社シプラによって製造されています。

アンチフルの特徴は、コストパフォーマンスの良さです。

先発薬のタミフルと同じ有効成分オセルタミビルを同量配合していながら、価格が大幅に抑えられています。

オセルタミビル

アイテム名	オセルタミビル
価格	5,200円（10錠）〜
有効成分	オセルタミビル酸塩
主な効果	インフルエンザの治療、予防
製薬会社	沢井製薬

オセルタミビルは、日本の製薬会社である沢井製薬が製造販売しています。

このお薬も、先発薬のタミフルと同じ成分で作られたジェネリック医薬品の1つです。

タミフルと同じくA型・B型のインフルエンザウイルスの増殖を抑える効果があります。

オセフル

アイテム名	オセフル
価格	4,900円（10錠）〜
有効成分	オセルタミビル酸塩
主な効果	インフルエンザの治療、予防
製薬会社	ニューテックアイラックサン

オセフルも、有効成分としてオセルタミビルを含有しているお薬です。

インフルエンザの治療および予防に高い効果を発揮します。

ジェネリック医薬品の市場には多くのメーカーが参入していますが、オセフルも安価で手に入りやすいインフルエンザ治療薬として有名です。

まとめ

タミフルは、ドラッグストアや一般的な通販サイトでは購入できません。

処方箋が必要な医療用医薬品に分類されているため、市販では購入不可となります。

ただし、 個人輸入サイトなら医師の処方箋なしでタミフルやジェネリック医薬品の購入ができます。

なお、 個人輸入サイトで購入したお薬は自宅に届くまでに1〜2週間ほどかかるため、症状が出てから注文するのではなく、備蓄薬として購入しておくのがおすすめです。

なお、個人輸入には自己責任のリスクが伴うことを忘れてはいけません。

お薬通販部では、タミフルを含むすべての医薬品がメーカー正規品となり、偽造医薬品が届くことはありません。

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