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ステロイド副作用の全体像!症状の種類や対策・正しい使い方を徹底解説

ステロイドは炎症性の皮膚疾患や自己免疫疾患の治療に用いられる医薬品です。ステロイドの種類や基本的なはたらき、起こり得る副作用などを解説します。

美容・スキンケア からだ アトピー性皮膚炎

記事公開日:2025年12月18日

最終更新日:2025年12月18日

お薬通販部医療監修チーム

ステロイド副作用の全体像!症状の種類や対策・正しい使い方を徹底解説

ステロイドは炎症性の皮膚疾患や自己免疫疾患の治療に用いられる医薬品です。

外用薬と内服薬がありそれぞれ異なる目的で使用されますが、いずれも副作用を起こす可能性があるためリスクを知っておくことが大切です。

ステロイドの種類や基本的なはたらき、起こり得る副作用などを解説します。

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ステロイドとは?治療で使われる薬の種類と基本的な働き

ステロイドとは?治療で使われる薬の種類と基本的な働き

はじめに、ステロイドの効果や作用機序について解説します。


ステロイド内服薬と外用薬の違いをわかりやすく解説

ステロイドは大きく内服薬と外用薬に分けられます。

ステロイド内服薬と外用薬の主な違いは以下のとおりです。

分類使用法副作用
ステロイド内服薬適量を服用全身性
ステロイド外用薬適量を患部に塗布主に局所性



免疫を抑える仕組み!炎症を抑える作用と効果

ステロイドには細胞内でグルココルチコイドと結合し、サイトカインをはじめとする炎症を起こす物質の産生を抑制する作用があります。

また、ステロイドにはT細胞をはじめとする免疫細胞のはたらきを抑える作用もあります。

ステロイドの外用および内服により炎症が抑えられるのはそのためです。



膠原病やリウマチなど治療で使われるケースを紹介

ステロイド外用薬は、炎症性の皮膚疾患に対して用いるのが一般的です。

ステロイド内服薬は関節リウマチや全身性エリテマトーデス(SLE)などの膠原病、アレルギー疾患、自己免疫疾患、血液疾患などの治療に幅広く用いられます。


ステロイドの副作用一覧!内服と外用で異なる症状を解説

ステロイドの副作用は内服薬と外用薬でやや異なります。

副作用が続く目安の期間と合わせて解説します。

全身性副作用!体重増加・糖代謝異常・骨粗鬆症

ステロイド(中等度以上)の服用で起こり得る主な全身性副作用は以下のとおりです。

服用開始からの時間起こり得る副作用
数時間以内高血糖・不整脈
数日以内高血圧・不眠・精神症状
1ヶ月以降骨粗しょう症・感染症・ムーンフェイス・大腿骨頭壊死など
2~3ヶ月以降副腎不全・脂質異常症・白内障・皮膚症状など



局所性副作用!皮膚の赤みやぶつぶつ・毛細血管拡張

ステロイド外用薬の使用で起こり得る主な副作用は以下のとおりです。

  • 皮膚の菲薄化
  • 毛細血管拡張
  • 多毛
  • ざ瘡
  • 酒さ様皮膚炎
  • 色素脱失
  • 感染症
  • ステロイド依存性皮膚炎



副作用はいつまで続く?服用期間と回復の目安

ステロイドの副作用がいつまで続くかは、服用期間や用量によります

比較的早く回復する例および長期化する例は以下のとおりです。

比較的早く回復高血糖・高血圧・不眠など
長期化する傾向骨粗しょう症・副腎不全・白内障・皮膚症状など





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副作用を防ぐには?正しい使い方と生活習慣の工夫まとめ

副作用を防ぐには?正しい使い方と生活習慣の工夫まとめ

最後に、ステロイドの副作用を防ぐために心がけたい点を紹介します。

思わぬ健康被害を招かないよう、ステロイドの正しい使い方について理解しておきましょう

用法用量を守る!服用量や期間を勝手に変えない

ステロイドの副作用を防ぐためには、用法用量を守って正しく使用するのが原則です。

症状が強く見られるからと言って、規定量以上に服用しないでください。

反対に副作用が気になるからといって用量を減らすと、症状の回復に時間がかかり、かえって副作用のリスクを高める恐れがあります。

生活習慣で予防!食事・運動・睡眠を意識しよう

ステロイド製剤に限らず、何らかの不調を改善する際は薬だけに頼るのではなく、自己治癒力を高めることが欠かせません

バランスのとれた食事を摂取して十分な睡眠をとり、適度な運動で身体の回復力を高めるよう努めましょう。

薬剤師や医師に相談!副作用が出たときの対応

ステロイドの使用で副作用が見られる際は、かかりつけの医師や薬剤師に相談しましょう。

副作用のリスクを最小限にとどめるためには、医師の診察を受けた上で自分に合った医薬品を処方してもらうのがおすすめです。

市販薬を使用する方はおくすり手帳を持参し、薬剤師に相談するとよいでしょう。


まとめ

まとめの見出し画像

ステロイドの副作用は医薬品の種類により異なります。

ステロイド外用薬の主な副作用は皮膚症状ですが、内服薬の場合は服用期間によりさまざまな健康被害のリスクが生じます

副作用のリスクを最小限にとどめるためには、医師の診察を受け自分に合った医薬品を処方してもらうのがおすすめです。

市販薬を使用する方はおくすり手帳を持参し、薬剤師に適したステロイド製剤を選んでもらうとよいでしょう。


ステロイドの副作用に関するQ&A

ステロイドの副作用に関するQ&Aの見出し画像

ステロイドの副作用について、以下の質問が多く寄せられています。

ステロイドの副作用はなんですか?

ステロイド外用薬の主な副作用は皮膚の菲薄化やざ瘡などです。

内服薬の場合は服用期間・用量によりさまざまな全身症状があらわれます。

ステロイドは使わない方がいいですか?

ステロイド製剤は適切に使用すれば危険な医薬品ではありません

短期・集中的な使用で症状を早期に改善する方がよいケースも多いと知っておきましょう。

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