シアリスはタダラフィルという成分が含まれている薬品であり、主に勃起不全を解消するために使用します。

すでに国内外で使用されているので、悩んでいる方は利用を検討できます。

ただ、シアリスを使用するなら具体的にどのような副作用、また効果が出るのか把握しておきたい人もいるでしょう。

シアリスはすでに臨床試験により販売されているので、結果を確認できます。

シアリスとは？

シアリスとは男性の勃起不全を改善するための、ED治療薬として使用されています。

使用されている成分はタダラフィルであり、36時間ほど効果が持続すると臨床試験で結果が出ました。

そして、タダラフィルは水に溶けにくい性質を持っており、遅効性のあるED薬なので服用後に副作用が出る割合は他の治療薬と比較すると低いです。

シアリスの臨床試験の結果とは？

シアリスは世界中で使用されているED治療薬ですが、臨床試験によって持続効果や血漿濃度に関する結果を出しています。

どのような臨床試験の結果が出ているのか内容を紹介しましょう。

タダラフィルの効果が出るまでの研究成果

シアリスの有効成分であるタダラフィルは、服用すると血液に吸収され、最大血漿濃度は服用して大体2時間で到達します。

そして、薬の効果が半減する期間は17.5時間と言われています。

プラセボ対照試験により、服用から勃起の効果を得るまでの時間も結果が出ており、タダラフィル20mgで16分、10mgで30分です。

ただ、シアリスの効果を得るまでは、実際だとより長く時間が必要になるため、推奨されている時間は性交の1〜3時間前になります。

この試験の結果では治療中の患者の重症度は関係なく、50〜65%が正常に機能を回復できたことが証明されており、シアリスの効果を裏付ける結果になりました。

シアリスの投与における結果

シアリスの投与における、臨床試験結果も行われています。

2004年にShulmanが、男性が初めてシアリスを使用したときの成功率と性交がその後も維持されたのか調査しました。

初回の投与では勃起の成功において質問した結果で、プラセボ66%に対してクダラフィルを服用した男性は10mgで85%、20mgで90%でした。

そして、女性の膣への挿入が成功したかの質問では、プラセボは47%、クダラフィルを使用した男性は10mgで74%、20mgで79%という結果でした。

性交の成功に関しての質問では、プラセボ31%、タダラフィル10mgは56%、20mgで67%です。

投与の回数が4〜8回目になってくると、タダラフィルによる性交への成功は90%まで上がっており、全体的な満足度も81%と高い数字を記録しています。

シアリスの投与結果を確認すると勃起不全の目的を達成できると言えますね。

長期的に使用した際の試験結果

上記同様、2004年にシアリスの投与を長期的に使用した場合の試験を実施して、結果が出ています。

また、治療中止後も2週間持続して、硝酸塩レベルの増加とエンドセリン−1の減少にも関連したようです。

シアリスは効果が最大36時間持続するED治療薬です。 1箱：8,000円

糖尿病患者におけるタダラフィルの効果

糖尿病における、タダラフィルの効果も2004年の試験で実施されています。

糖尿病男性において有効性と安全性を確認するために、12のプラセボ対照試験から収集されたデータの分析が行われました。

タダラフィル20mgの投与だと、平均改善のドメインスコアは7.4という数値です。

プラセボは0.9という数値であったため、大きく異なる結果と言えます。

また、性交の成功においても、ドメインスコアはタダラフィルは53%、プラセボは22%という結果だったため、大きく改善が見られています。

脊髄損傷の患者におけるタダラフィルの試験結果

2004年に30人を対象にして、脊髄損傷の患者がED治療の二重盲検比較試験を行いました。

臨床試験では、タダラフィル10mgとシルデナフィル50mgを比較対象にして実施したようです。

国際勃起スコアの平均合計はタダラフィル17.82であり、シルデナフィルは15.75であり、両方共にベースラインからは増加した結果になります。

タダラフィル服用に関する副作用の試験結果

シアリスに含まれるタダラフィルは勃起不全において効果があることを証明していますが、副作用が生じる場合もあるため、内容を把握しておく必要があります。

シアリスに含まれるタダラフィルは10mgと20mgがあり、それぞれ副作用に関するt数値が異なります。

以下の表をご覧ください。

有害現象	タダラフィル10mg	タダラフィル20mg
頭痛	12	15
消化不良	7	8
背部痛	6	5
筋痛	5	3
潮紅	3	3
鼻閉	3	2
四肢痛	3	3
何らかの有害現象	1.6	3.2

副作用の多くは軽度で一過性のある症状となるので、特別大きな症状が現れるわけではありません。

また、副作用が生じるのは基本的に初回投与時が最も多く、継続的に治療している人ほど発見頻度も減少しています。

有害現象による一時的な中止率は、タダラフィル10mgで1.6%、20mgで3.6%という結果であり、容量が増えると副作用の効果も強くなると言えます。

シアリスの安全性についての実証

シアリスの安全性に関する試験では副作用が見られる結果はありましたが、症例による命の危険性が生じて中止するといった結果はありません。

中には、有害現象が見られる人もいましたが、極めて稀な例であり、直ぐに服用をやめるならひどくならずに収まるため安心できます。

過度に服用するなど、独自の判断で使用するなら命の危険や体への悪影響が生じる可能性もあるため、行わないようにしてください。

シアリスの安全性は実証されているため、適切な処方を守って使用しましょう。

まとめ

シアリスの有効成分であるタダラフィルは、持続効果が最大36時間まで継続されるため、勃起不全を改善するために使用できます。

臨床試験の内容では、糖尿病や脊髄損傷の方でも効果が出る期待を持てます。

服用すると副作用が出る可能性もありますが、身体への危険性や過度な負担はなく、一過性となっているため、安全を確保して使用できます。

勃起不全で悩んでいる方は、ぜひシアリスの臨床試験の結果をチェックして服用を考えてみてください。