ジスリンの効果的な飲み方（服用方法）は？タイミングや注意点も解説
この記事では、ジスリンの効果的な飲み方や服用タイミングについて詳しく解説します。服用するときの注意点やよくある質問も紹介するので、ジスリンの購入を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
淋病 
性病・感染症 
あ お薬通販部スタッフ[監修]
ジスリンは、クラミジアや淋菌感染症などの治療に用いられる抗生物質で、有効成分としてアジスロマイシンを含んでいます。
ジスリンはさまざまな細菌感染症の治療に有効性のあるお薬ですが、正しい用法用量を守らないと十分な効果を得られないばかりか、重篤な健康被害が生じるリスクがあるので注意が必要です。
この記事では、ジスリンの効果的な服用方法に加え、飲むタイミングや服用時の注意点なども詳しく解説します。
ジスリンの購入を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
ジスリンの効果的な飲み方（服用方法）
ジスリンは、有効成分としてアジスロマイシンを含む抗生物質で、さまざまな細菌感染症に対して効果を発揮します。
服用方法は疾患ごとに異なり、以下のような治療目的に合わせて用法用量が設定されます。
呼吸器・皮膚・口腔などの感染症に対する飲み方
主に、以下の治療目的でジスリンを服用する場合、成人はアジスロマイシンとして1日1回500mg（力価）を3日間合計で1.5g（力価）を服用します。
アジスロマイシンは体内に留まる性質があり、3日間の服用でも抗菌作用が数日間持続するのが特徴です。
錠剤は水またはぬるま湯で服用し、噛み砕かないように注意してください。
尿道炎・子宮頸管炎に対する飲み方
尿道炎や子宮頸管炎の治療を行う場合、成人はアジスロマイシンとして1,000mg（力価）を1回服用します。
ジスリンの服用後2〜4週間は経過観察して、治療効果があらわれているかを判断してください。
服用後も効果が得られない場合は、医師の指導のもと他の治療法を検討してください。
骨盤内炎症性疾患に対する飲み方
骨盤内炎症性疾患の治療を行う場合、成人はまずアジスロマイシン注射剤による治療を受けた後、アジスロマイシンとして250mg（力価）を1日1回、経口で服用します。
アジスロマイシンの注射剤から内服薬に切り替えた後の服用期間が目安として7日間を超える場合は、経過観察を十分に行ってください。
ジスリンを飲むタイミング
ジスリンの有効成分アジスロマイシンは、食事による吸収への影響がほとんどありません。
健康成人男性8例を対象にアジスロマイシン錠500mg（力価）を空腹時、または食後に単回投与して比較した試験では、それぞれで体内動態パラメータに有意差は認められませんでした。
このことから、ジスリンは食前・食後どちらの服用でも可能で、生活リズムに合わせて服用できます。
万が一飲み忘れた場合は、気付いた時点でできるだけ早く服用し、次回分との間隔が短い場合は1回分のみを服用してください。
飲み忘れたからといって、2回分を一度に飲まないようにしてください。
 ジスリンは、アイスルファーマシューティカルが開発したマクロライド系の抗生物質で、ジスロマックのジェネリック医薬品です。 1箱：1,280円〜 |
ジスリンを服用するときの注意点
ここでは、ジスリンを服用するときの注意点として以下を解説します。
自己判断で服用を開始しない
ジスリンは抗生物質であり、適応症や必要な用量は、感染症の種類や重症度などによって異なります。
症状が似ているからといって自己判断でジスリンの服用を開始すると、適切な治療にならないだけでなく、耐性菌を発生させる危険性が高まります。
また、症状が一時的に軽くなっても原因菌が完全に排除されない可能性があり、再発や悪化のリスクがあります。
ジスリンは、医師の診察を受けたうえで服用してください。
一定期間の服用で効果が出ない場合は医師に相談する
ジスリンを一定期間服用しても症状が改善しない、または悪化している場合は必ず医師に相談してください。
一定期間の目安は、主に以下のとおりです。
| 疾患 | 期間目安 |
| 呼吸器・皮膚・口腔などの感染症 | 約4日間 |
| 尿道炎・子宮頸管炎 | 約2～4週間 |
| 骨盤内炎症性疾患 | 約10日間 |
抗生物質は、原因菌が適合していなければ効果を発揮できず、耐性菌が関与している可能性もあります。
さらに、別の疾患や合併症が背景に存在する場合もあるため、服用を続けても改善しないことがあるでしょう。
自己判断で服用を中止すると、感染症が再発したり重症化したりする危険性があるので注意が必要です。
勝手にお薬の量を増減したり、別のお薬に切り替えたりするのは避けて、必ず医師の指示に従ってください。
車の運転・機械操作の前に服用しない
ジスリンの服用前後では、車の運転・機械操作をなるべく避けてください。
ジスリンでは低血圧やめまい、失神や痙攣などの副作用がまれに報告されています。
日常生活に大きな影響を与える副作用が出ることは少ないとされていますが、体質や体調によっては集中力や判断力に影響が出る可能性があります。
特に、服用開始直後や体調が優れないときは予期せぬ副作用が生じやすいため、車の運転や機械操作は避けてください。
やむを得ず運転や機械操作を予定している日は、服用のタイミングについて事前に医師に相談し、安全を優先した行動を取りましょう。
アルコールを過剰摂取しない
ジスリンの服用前後は、アルコールの過剰摂取もできるだけ控えてください。
アルコールは肝臓で代謝されるため、同じく肝臓で代謝されるアルコールを過剰に摂取すると、ジスリンの代謝に影響が出るおそれがあります。
飲酒を禁止とする報告はありませんが、副作用が気になる人は摂取を控えてください。
グレープフルーツとの併用を避ける
ジスリンの副作用を少しでも抑えるためには、グレープフルーツや関連する飲料との併用もなるべく避けるべきです。
ジスリンは、主にCYP3A4と呼ばれる薬物代謝酵素によって代謝されます。
グレープフルーツに含まれるフラノクマリン類は、CYP3A4の働きを阻害してしまうことがわかっています。
併用するとジスリンの血中濃度が必要以上に上昇し、副作用が出やすくなる可能性があるので注意が必要です。
アジスロマイシンの添付文書などにおいて、グレープフルーツは併用禁忌に指定されていませんが、相互作用の可能性も否定できないため、服用前後は避けた方がよいといえます。
ジスリンの飲み方（服用方法）に関するよくある質問
最後に、ジスリンの飲み方（服用方法）に関するよくある質問に回答します。
ジスリンは食事の影響を受ける？
前述のとおり、ジスリンの有効成分であるアジスロマイシンは、食事による吸収の影響がほとんどありません。
そのため、食前・食後のどちらで服用しても効果が弱まることはないといえます。
ジスリンを飲んでも効かないのはなぜ？
ジスリンを服用しても効果が感じられない場合、原因はいくつか考えられます。
まず、原因菌がアジスロマイシンに耐性を持っているケースで、耐性菌には十分な効果が出ません。
また、用法用量や服用期間が適切でない場合、飲み忘れがある場合なども効果が得られない要因となるでしょう。
その他、感染症の原因が細菌ではなくウイルスの場合もジスリンは効果が発揮されない可能性があります。
ジスリンを通販で購入して飲むのは危険？
ジスリンは医療用医薬品のため、国内の通販では販売されていません。
ただし、一部の通販サイトでは海外医薬品を個人輸入しているところもあります。
国内で入手できないお薬を購入できる点は大きなメリットですが、輸入品は品質管理や保管状態が不明瞭で、通販サイトの中には偽造医薬品を販売しているケースもあります。
偽造医薬品を服用すると、本来の効果を得られないばかりか、重篤な健康被害に発展するリスクもあるので注意が必要です。
ジスリンを初めて服用するときは事前に必ず医師に相談し、正しい用法用量を理解したうえで安全な通販サイトから購入することが重要です。
まとめ
ジスリンは、有効成分としてアジスロマイシンを含む抗生物質であり、呼吸器感染症や皮膚感染症などさまざまな感染症に使用されます。
効果を十分に得るためには、疾患に対して適切な用量と服用期間を守ることが大切です。
一定期間服用しても改善が見られない場合や副作用が強く出た場合は、すみやかに医師へ相談してください。
医師の指示を守り、正しく服用することが安全かつ効果的な治療に繋がります。
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