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シルデナフィルの併用注意とは?シルデナフィルの服用に注意する人を徹底解説!

有名ED治療薬バイアグラの有効成分「シルデナフィル」の服用に注意する人を解説します。該当する方はお気を付けください!

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記事公開日:2024.02.28

最終更新日:2024.04.26

お薬通販部スタッフ[監修]

シルデナフィルの併用注意とは?シルデナフィルの服用に注意する人を徹底解説!

シルデナフィルを使用する際、その薬効を十分に獲得したり、副作用を強めたりしないためにも、正しく使うことが必要です。

とりわけほかの薬と併用する場合、使用注意薬について十分理解しておかなければなりません。

以下ではシルデナフィルとの併用で注意すべき薬について解説していきます。




シルデナフィルとの併用で注意すべき薬

シルデナフィルとの併用で注意すべき薬の見出し画像

特に注意したいのは、高血圧の治療に使われる降圧剤です。

シルデナフィルとの併用により大きく血圧を下げてしまう原因になります。

また薬の代謝を遅らせる効果のある抗生物質とシルデナフィルも相性が良くありません。

シルデナフィルの効果が遅れて出てきたり、効果が意図せず長引いてしまうこともあり危険です。

具体的な使用中医薬品の内容は、ED治療薬の添付文書に記載がありますので、しっかりと確認してください。

以下参考までに、バイアグラの添付文書を見てみましょう。




併用注意(併用に注意すること)

薬剤名等チトクロームP450 3A4阻害薬(リトナビル、ニルマトレルビル・ダルナビル、エリスロマイシン、シメチジン、ケトコナゾール、イトラコナゾール、エンシトレルビル フマル酸等)




臨床症状・措置方法

リトナビル、エリスロマイシン、シメチジンとの併用により、本剤の血漿中濃度が上昇し、最高血漿中濃度(Cmax)がそれぞれ3.9倍、2.6倍、1.5倍に増加し、血漿中濃度-時間曲線下面積(AUC)がそれぞれ10.5倍、2.8倍、1.6倍に増加した。 低用量(25mg)から投与を開始するなど慎重に投与すること。




薬剤名等:チトクロームP450 3A4誘導薬(ボセンタン、リファンピシン等)

臨床症状・措置方法本剤の血漿中濃度が低下する。
薬剤名等降圧剤
臨床症状・措置方法アムロジピン等の降圧剤との併用で降圧作用を増強したとの報告がある。




薬剤名等:α遮断剤

臨床症状・措置方法ドキサゾシン等のα遮断剤との併用でめまい等の自覚症状を伴う血圧低下を来したとの報告がある。 降圧作用が増強することがあるので、低用量(25mg)から投与を開始するなど慎重に投与すること。




薬剤名等:カルペリチド

臨床症状・措置方法併用により降圧作用が増強するおそれがある。




服用の際注意が必要な人

服用の際注意が必要な人の見出し画像

併用注意薬との併用以外にも、シルデナフィルの服用に注意しなければいけない人は以下のような方です。

シルデナフィルの使用に注意が必要な人
  • 脳梗塞、脳出血や心筋梗塞の既往歴が最近6ヵ月以前にある
  • 性器の屈曲、陰茎の線維化、ペロニー病 ・鎌状赤血球性貧血、多発性骨髄腫、白血病等
  • 出血性疾患又は消化性潰瘍 ・多系統萎縮症 ・腎障害、肝機能障害

これらに当てはまる場合、シルデナフィルの薬効が出ないケースや、服用による身体への影響が出る可能性があります。

シルデナフィルの服用を行う際は、かかりつけ医師と相談しましょう。




心臓病とシルデナフィル

心臓病とシルデナフィルの見出し画像

重度の心臓病患者はシルデナフィルの服用は慎重に

心臓病を患っているケースでED治療薬を使用してよいかについて、以下の臨床試験を参考に見ていきましょう。

シルデナフィル100 mgまたはプラセボを2つの別々の研究日に単回経口投与し、血圧、心拍数、前腕の血管抵抗、筋交感神経活動、血漿カテコールアミンをベースラインとシルデナフィル投与後30分および60分、プラセボ投与後に測定した試験です。

シルデナフィルとプラセボの投与後の血圧、心拍数、前腕の血管抵抗は同様でした。しかし、筋肉の交感神経活動は、プラセボ(3±8%)と比較して、シルデナフィル投与後に顕著に増加しています。

シルデナフィル投与後、血漿ノルエピネフリンレベルも 31±5% 増加 ( P =0.004)。精神的、肉体的、寒冷ストレス時の交感神経トラフィックは、シルデナフィル投与後はプラセボ投与よりも2~8倍高くなっています

シルデナフィルは交感神経活性化の顕著な増加を引き起こし、これは安静時とストレス刺激時の両方で顕著に見られています。

重度の冠動脈疾患患者これらの患者において、シルデナフィルは血圧のわずかな変化のみを引き起こし、心拍数、肺毛細血管楔入圧、右心房圧、心拍出量には変化を引き起こしませんでした

交感神経系の活性化は、急性冠症候群、不整脈、うっ血性心不全、高血圧などの心血管疾患の病態生理と予後に重要に寄与するのが通説であり、シルデナフィルの使用が必要な場合にはその使用を排除するものではありませんが、重度の心臓病患者にはシルデナフィルを慎重に使用する必要がありそうです。




まとめ

まとめの見出し画像

ここまでシルデナフィルの併用使用注意薬と使用の際に注意が必要な人について見てきました。

シルデナフィルとの併用が禁止される使用禁忌薬とはことなり、必ず避けなければならないというわけではありませんが、シルデナフィルの薬効を引き出し、また副作用による影響を避けるために、併用使用注意薬には十分注意しましょう。

病院やクリニックでのED治療薬の処方に抵抗がある場合は、ぜひお薬通販部をご利用ください。

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