バイスマの併用注意とは?バイスマの服用に注意する人を徹底解説!
バイスマという薬をご存じでしょうか?日本では未承認ですが、バイアグラと同じ有効成分をもつED治療薬です。この記事では有効成分のシルデナフィルと併用注意な薬や食品、飲み方の注意点を紹介しました。
お薬通販部スタッフ[監修]

併用注意薬とは2種類以上の医薬品薬剤を併用して使う際に、飲み合わせに注意しなければならない薬のことです。
以下ではバイスマとの併用注意薬について解説していきます。
目次
バイスマを服用する際の併用注意薬

バイスマの併用注意とは、バイスマと併用することでシルデナフィルの効果が強くなったり弱くなったりする医薬品食べ物のことを指します。
併用そのものが禁止されている「併用禁忌」とは異なりますのでご注意ください。
併用注意薬
チトクロームP450 3A4阻害薬
リトナビル、ニルマトレルビル・リトナビル、ダルナビル、エリスロマイシン、シメチジン、ケトコナゾール、イトラコナゾール、エンシトレルビル フマル酸等のチトクロームP450 3A4阻害薬は併用注意です。
上記薬剤とシルデナフィルの併用で、シルデナフィルの血漿中濃度が上昇し、最高血漿中濃度(Cmax)が1.5倍から3.9倍に増加、血漿中濃度-時間曲線下面積(AUC)が1.6倍から10.5倍に増加したという臨床試験結果が出ています。
代謝酵素阻害薬による代謝の減少が、シルデナフィルの効果を大きく変える可能性があることが示唆されています。
降圧剤
シルデナフィルは 血管拡張作用による降圧作用を有するため、アムロジピン等の降圧剤との併用で降圧作用を増強することがあると臨床試験結果から報告されています。
α遮断剤
ドキサゾシン等のα遮断剤との併用でめまい等の自覚症状を伴う血圧低下を来したとの臨床試験での報告があり、降圧剤と同様に降圧作用を増強するケースがあります。
シルデナフィルを含むED薬を服用する際は、低用量(25mg)から利用するなど慎重さが求められます。
カルペリチド
シルデナフィル との併用により降圧作用が増強するおそれがあるため、併用注意です。
バイスマの服用に注意しなければならない人

以下のような状況の方は、バイスマの服用に注意が必要です。
合併症・既往歴等のある患者
腎機能障害患者
上記以外にも高齢者の服用には注意が必要です。
理由は加齢に伴う肝機能の低下により薬の分解が遅くなる影響で、シルデナフィルの血漿中濃度が上昇することがわかっているためです。
使用する場合は低用量から注意深く行う必要があります。
バイスマとの併用に注意する食べ物

バイスマを服用する際に、一緒に摂ると薬効の妨げになる食べ物があります。
これらの柑橘類には「フラノクマリン」という薬の成分を分解する働きを弱める酵素が含まれています。
フラノクマリンの働きによって、本来であれば肝臓で分解される有効成分が、血液中に吸収されてしまい、予想外の薬効が発現する可能性があります。
ちなみに同じ柑橘類でも、温州みかん、レモン、カボス、オレンジなどはフラノクマリンをほとんど含まないので、こちらは食べても問題ありません。
また上記以外にも、セロリ パセリ、三つ葉、イチジク、ざくろ なども同様に、フラノクマリンが含まれるので、服用の際に気を付けてください。
またチーズや生クリームなどの乳製品や、天ぷら、唐揚げ、揚げ物、背油たっぷりのラーメンといった脂質の多い食事は、胃や腸の表面に膜が張られ消化吸収が悪くなり、バイスマの効果が弱くなることがあります。
これらを摂取することがシルデナフィルの吸収を妨げてしまうため、バイスマを服用する際は避けたほうが無難です。
まとめ

ここまでシルデナフィルの併用注意について紹介しました。
先ほども紹介しましたが、薬剤以外にも柑橘系の果物に含まれるフラノクマリンは、シルデナフィルの体内での分解を弱める効果があり、服用の際は一緒に採らないようにしましょう。
フラノクマリンを特に多く含むグレープフルーツ(ジュースを含む)には注意が必要です。
バイスマはEDの症状を手軽に改善し、性行為の満足感が得られるED治療薬です。
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