ニキビ薬の購入では、症状にあった適切なお薬の選択が重要です。

この記事では、自分の症状に合うニキビ薬の特徴や使用上の注意点などをご説明します。

ニキビ薬の種類や選び方と効果の違いを徹底解説

ニキビ薬には、塗り薬や飲み薬などがあり、市販薬や処方薬によってお薬の成分が異なる場合があります。

ここでは、ニキビ薬の特徴や選び方などについてご説明します。

塗り薬と飲み薬の違いと役割を解説

一般的には、塗り薬と飲み薬では以下のような違いがあります。

お薬の種類	特徴
塗り薬（外用薬）	・直接肌に作用し、効くまでの時間が飲み薬よりも早い ・内服薬に比べて副作用が局所にとどまりやすい
飲み薬（内服薬）	・お薬の使用に手間がかからない ・全身に作用するため、まれに副作用が出る場合がある

含まれる成分によって期待できる効果は異なりますが、以上のような違いがあることを覚えておきましょう。

過酸化ベンゾイル配合薬の特徴と注意点

過酸化ベンゾイルはニキビ薬の一つであり、抗菌作用によりニキビ原因菌の増殖抑制や毛穴詰まりの改善が期待されます。
ただし、使用後に患部の乾燥や、皮膚の赤みなどが生じるケースがあります。
一般的には、一ヶ月以内に発症するケースが多いですが、使用する際は十分な観察を心がけましょう。

皮膚科処方薬と市販薬の選び方ガイド

皮膚科の処方薬と市販薬では、お薬の強さが異なる場合があります。
このためニキビ薬や抗菌薬、ホルモン治療薬などの一部のお薬では、医師の処方が必要な場合もあります。

軽いニキビ症状では市販薬によるケアで十分な場合もあります。
どの市販薬を選んだらよいかわからない場合は、薬剤師に相談してみましょう。

ただし、赤いニキビや膿をともなったニキビでは処方薬が必要なケースもあるため、皮膚科を受診することが望まれます。

市販で買えるニキビ薬の種類と特徴を紹介

市販で購入できるニキビ薬には、さまざまな種類があり、どれを選んだらよいか迷う人も珍しくないでしょう。

ここでは、ニキビ薬を購入する際に意識したほうがよいポイントをご説明します。

ニキビタイプ別に選ぶ市販薬の成分を解説

ニキビのタイプごとに、有効とされる成分を以下にまとめました。

症状	主な成分
赤みのあるニキビ	・イブプロフェンピコノール ・アラントイン
白・黒ニキビ	・サリチル酸 ・イソプロピルメチルフェノール
ニキビ跡の色素沈着	・ビタミンC誘導体 ・Lシステイン

ニキビの症状にあわせて、適切な成分を選ぶようにしましょう。

薬剤師が教える成分チェックポイント

お薬を購入する際は、以下のポイントをチェックすることが重要です。

使用部位が異なると、十分なケアにならない場合もあるため、事前に確認しておいてください。

通販で購入できる！使用されることが多い市販のニキビ治療薬を紹介

通販で購入可能なニキビ薬のうち、代表的な製品を以下にまとめました。

薬剤名

ライオン　「ペアアクネクリームW」

ロート製薬「メンソレータム アクネス」

小林製薬　「セナキュア」

効果には個人差があり、すべての人に同様の効果があるとは限らないため、注意しておきましょう。

プラセントレックスは肌のタルミやシミ、シワ、ニキビ、傷あとなどの改善に使用される1ランク上の美容ジェルです。 有効成分のヒトプラセンタに含まれる成長因子が肌に作用し、肌のターンオーバーを促進させます。 1本：541円～

ニキビ薬を使う時の正しい使い方と注意点

お薬を使用するタイミングによっては、ニキビのケアが不十分になる場合もあります。

ここでは、ニキビ薬の適切な使用方法や注意点などについてご説明します。

塗るタイミングと頻度で効果に差が出る理由

ニキビ薬を使用する際は、前もって洗顔をしておきましょう。
手や顔が不潔な状態でニキビに触れると、患部に細菌が入り込み、感染による悪化を招くおそれがあるためです。

また、ニキビ薬が皮膚の刺激となる場合もあります。
かゆみや痛みなどの肌トラブルが続く場合や悪化する場合は、使用を中止して皮膚科に相談しましょう。

併用できない化粧品やスキンケアとの注意点

ニキビ治療薬を使用する際は、化粧品やスキンケアに注意が必要です。
なかには、お薬を使用するタイミングが決められているケースもあります。

添付文書にしたがって、スキンケアに取り組むようにしてください。

副作用や肌トラブルを防ぐためのポイント

ニキビ薬を使用して皮膚のかゆみや赤みなどが生じた場合は、副作用のおそれがあります。

上記の症状が生じた場合は、一時的に使用をやめ、皮膚科を受診しましょう。

また、強い紫外線への暴露や皮膚の乾燥した状態は、肌トラブルのリスクを高めるとされています。
季節に関係なく肌トラブルのリスクがあるため、日頃からスキンケアに取り組みましょう。

まとめ

ニキビ治療では、症状に合った成分の選択や、正しい使用方法を守るなどの対策が重要です。

軽症であればドラッグストアや通販で購入できるニキビ薬により肌のケアが見込める場合があります。

ただし、赤みや膿のあるニキビなど重症の場合は、皮膚科の受診を検討してください。
ニキビ薬を選ぶ際は、薬剤師や医師に相談し、自分に適したお薬を選びましょう。