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マイコプラズマ性病が治らない原因は?感染経路や治療方法も解説

この記事では、マイコプラズマ性病の症状や潜伏期間、心当たりがないのに感染してしまう理由、検査方法や抗生物質による治療法まで詳しく解説します。マイコプラズマは無症状のケースが多く、気付かずに放置すると不妊症・前立腺炎・子宮内膜炎など深刻な合併症につながるリスクがあります。正しい知識を得て、適切な治療方法で改善に努めましょう。

お薬通販部医療監修チーム

マイコプラズマ性病が治らない原因は?感染経路や治療方法も解説

マイコプラズマ性病は、自分では感染に心当たりがなくても知らないうちにうつっていることがあります。

クラミジア淋菌の検査では陰性にもかかわらず、尿道や膣の奥に違和感が続く場合は、この細菌が原因の可能性があります

症状が目立たないケースも多いため、気づかずに相手へ感染させてしまうことも少なくありません。

放置すると前立腺炎や子宮内膜炎などに進行し、不妊につながるリスクもあります。

治療には抗生物質の服用が必要となるので、違和感が続くときは早めに検査して対応しましょう。

この記事では信頼できる情報をもとに、マイコプラズマ性病の原因から治療法まで解説していきます。



マイコプラズマ性病とはどんな症状?

マイコプラズマ性病は心当たりがなくても感染する?どんな感染症? の見出し画像

マイコプラズマ性病は、「感染の心当たりがないのに陽性だった」というケースが少なくありません

これはクラミジアや淋病と異なり、初期は無症状で進行することが多いためです。

代表的な原因菌は マイコプラズマ・ホミニス と マイコプラズマ・ジェニタリウム で、特に後者は放置すると不妊につながるリスクが報告されています。

感染していても違和感が軽く、本人も気付かないままパートナーにうつしてしまうケースが多いため、 「心当たりがないのに症状が続くときは検査で確認する」ことが対策になります。



マイコプラズマ性病の主な症状や発症部位・潜伏期間

マイコプラズマの潜伏期間は1〜5週間ほどといわれています。 

マイコプラズマ性病は、クラミジア淋菌による性感染症に近い症状を呈し、検査でしか識別できないといわれています。

マイコプラズマの発症部位、症状を以下にまとめました。

性別発症部位症状
男性・尿道
・のど
・尿道の違和感、痒み
・尿道から膿が出る
・排尿時の痛み
・のどの炎症、痛み
女性・膣
・子宮頚管
・のど
・膣の痒み、痛み、違和感
・子宮頚部の炎症
・おりものの増加
・のどの痛み



マイコプラズマ性病を放置するとどうなる?悪化して起こる症状

マイコプラズマに感染しても、自然に改善するのでしょうか?

前述したように、マイコプラズマのほとんどは性器における常在菌です。

性病を引き起こすと報告されているマイコプラズマ・ジェニタリウムであっても、無症状の人も多く、感染しても6カ月以内に自然治癒すると報告されています。

そのため、以前は治療は必要ないと考える医師も多くいました。

しかし自然治癒しなかった場合、放置によって不妊のリスクがあるなど、病原性があることがわかってきています。

また、母親からこども(胎児)に伝染することで、こども(胎児)の肺疾患、髄膜炎、結膜炎の原因になるケースも報告されています。

放置や悪化した場合に起きる可能性のある症状を、以下にまとめました。

性別症状
男性・不妊症
・前立腺炎、急性精巣上体炎へと進行する
女性・不妊症
・出産時に早産、流産の原因になる
・子宮内膜炎、卵管炎、骨盤腹膜炎へと進行する



ウレアプラズマという菌もある?マイコプラズマとの違いとは? 

ウレアプラズマはマイコプラズマに非常によく似た細菌です。

どちらも細胞壁が無く、自己増殖できるもっとも小さな細菌のひとつです。

ウレアプラズマのうち、ウレアプラズマ・パルバムとウレアプラズマ・ウレアリチカムもマイコプラズマ同様、尿道炎を起こす細菌として知られています。

以下にウレアプラズマとマイコプラズマの違いをまとめました。

細菌特徴
ウレアプラズマ粘膜に傷があるとそこから宿主に入り込み、ウレアーゼという酵素で尿素からエネルギーを得ると同時に、アンモニアを産生し、組織を傷害する。
マイコプラズマ細胞に張り付き、酵素で酸化水素を産生して細胞の中に入り込み、宿主の免疫を発動させて組織を傷害する。



マイコプラズマ性病の原因や感染経路とは?キスでも感染する? 

感染の心当たりがないのに、検査を受けたほうがよいのか、迷っている人もいるのではないでしょうか?

マイコプラズマ性病の主な原因は、保菌者との性行為です。

ただ、挿入などの性行為だけでなく、キスやオーラルセックスによっても感染します。

感染経路を以下にまとめました。

  • 性行為
  • オーラルセックス
  • アナルセックス
  • キス



マイコプラズマ性病の症状がなくてもうつる?感染率はどのくらい?

マイコプラズマの感染率は高く、1回の性行為で30%〜50%といわれています。

無症状の人も多く、感染に気が付かずにパートナーを含め、他人に感染を広げてしまっていることがあります。



マイコプラズマ性病の予防・感染対策とは 

マイコプラズマ性病の予防には、次の一般的な対策が役立ちます。

  • 正しい使用方法で 一貫してコンドームを使用する
  • 感染が疑われる相手との性行為を避ける
  • 不特定多数の人と性行為をおこなわない
  • パートナーと同時に検査・治療を受ける

マイコプラズマは感染率が高いため、コンドームの使用を過信せず、違和感を感じる場合は早めに治療を始めましょう。





マイコプラズマ性病が治らない原因は?

マイコプラズマ性病は、後述する抗生物質で治療してもなかなか改善しないケースがあります

原因として、主に以下が考えられています。

  • マイコプラズマは、精子細胞や原虫であるトリコモナスなどの細胞内で生存できる。
    そのため、抗生物質での治療が長引くことがある。
  • 抗生物質を自己判断で中止したため、耐性菌ができてしまった。

マクロライド系抗生物質では、20%程度がマイコプラズマ・ジェニタリウムに無効となっているとする報告もあります。

代替薬として使用されるテトラサイクリン系やニューキノロン系でも既に耐性菌が報告されています。

処方された抗生物質は耐性菌を発生させないためにも、必ず最後まで飲み切るようにしましょう。



マイコプラズマ性病は予防できる?治療方法のポイント

マイコプラズマの感染を早期発見で治そう!の見出し画像

マイコプラズマ性病は「クラミジアや淋病の検査では陰性だったのに症状が残る」といったケースでも見つかることがあるため、早期の検査と正しい治療が欠かせません

感染予防のためには、日常的にコンドームを正しく使用することや、不特定多数との性行為を避けることが基本となります。

しかし感染率は30〜50%と高いため、完全に防ぎ切ることは難しく、違和感を感じた時点で検査を受けることが重要です。

2022年からは「マイコプラズマ・ジェニタリウム」のみ保険適応の検査が可能になりましたが、他の種類やウレアプラズマは自由診療となるケースが多く、費用は数千円〜1万円前後かかります。

検査方法はPCR法やTMA法などの核酸増幅法が確実で、尿検査・膣内分泌検査・のどや肛門の検査などで確認できます。

性感染症は自分だけでなくパートナーにも影響するため、再感染(ピンポン感染)を防ぐためにも「二人同時の検査・治療」が欠かせません。



マイコプラズマ性病の感染を確かめる検査方法と時期

2022年6月にマイコプラズマ・ジェニタリウムのみ検査が保険適応になりました。

しかしマイコプラズマ・ホミニスや、ウレアプラズマの検査はまだ保険適応になっておらず、自由診療かつ、おこなっていない医療機関もあります。

検査は、性行為から24時間以上経過していれば受けれます。

検査方法は、細菌のDNAを増幅して検出する、PCR法やTMA法などの核酸増幅法が確実です。

ウレアプラズマを同時に検査できる医療機関もあります。

検査方法(核酸増幅法)検査結果までの時間
尿検査(男性用)2~3日
膣内分泌検査(女性用)2~3日
うがい液の採取(のどの検査)2~3日
肛門の検査2~3日



マイコプラズマ性病の治療は主に抗生物質を使用

マイコプラズマの治療は抗生物質でおこないます。

保有しているマイコプラズマの種類や、マイコプラズマ以外の細菌が混在しているケース、耐性菌の有無によっても選択する抗生物質の種類が変わってきます。



どんな種類の抗生物質を使用するの? 

マイコプラズマ性病には、ニューキノロン系、テトラサイクリン系、マイコプラズマ系の抗生物質が用いられます。

ペニシリン系やセフェム系の抗生物質は無効です。

治療費が保険適応になるかどうかは、保有している菌や症状などの状況によっても異なります。

前述したように、それぞれのケースによって選択する抗生物質は異なってきますが、抗生物質の例を紹介します。

抗生物質商品名投与回数
ドキシサイクリンビブラマイシン1日2回 1回100mg 7日間
アジスロマイシンジスロマック1000mg 単回投与
クラリスロマイシンクラリス
クラリシッド
1日2回 1回200mg 7日間



抗生物質の服薬期間はどのくらい?完治の判断とは 

抗生物質の種類や、保有している細菌にもよりますが、7〜14日間程度の服薬期間が一般的です。

前述したPCR法などの検査をおこなっている医療機関では、検査結果によって判断をおこなう場合もあります。

しかし一般的な医療機関では細菌の検出や特定が困難な場合が多く、自覚症状の改善や尿検査で多核白血球が消失したことを確認するケースもあります。

さらに2〜4週間後に経過観察のため再検査を行い、問題がなければ完治と判断するのが一般的です。



抗生物質には副作用もある

抗生物質の服用では、軽度のアレルギー症状以外は、重い副作用はあまり報告されていません。

ただし抗生物質は有害な細菌だけでなく、腸内細菌も殺してしまうため、長期間服用を続けると、下痢症状がでる場合があります。

整腸剤を服用することでおさまったり、軽減されるケースが多いため、つらい場合は医療機関で相談、またはドラッグストアで自身で購入してもよいでしょう。

妊婦は抗生物質で胎児に影響がでる場合があるため、必ず妊娠していることを医師に伝えましょう。



マイコプラズマ性病はパートナーと一緒に治療を受けよう!

マイコプラズマに限らず、性感染症の治療はパートナーと一緒におこなうのが基本です。

パートナーが保菌した状態では、せっかくマイコプラズマを治療しても、再感染(ピンポン感染)してしまい、完治できなくなります。

必ずパートナーと一緒に治療を受けましょう。





マイコプラズマ性病の治療薬は市販では手に入らない 

マイコプラズマの治療薬として使用する抗生物質は、市販薬では手に入りません。

抗生物質は全ての細菌に有効ではなく、有効な抗生物質を選択しなければならず、専門的な知識が必要となります。

また、抗生物質の乱用による耐性菌の発生を防ぐためにも、基本的には医療機関で処方されるお薬になっています。





マイコプラズマ性病の治療薬は通販でも購入できる?手に入れる方法は? 

治療薬は通販でも購入できる?手に入れる方法は?の見出し画像

医療機関以外では、絶対にマイコプラズマの治療薬は手に入らないのでしょうか?

実は通販で、海外製の治療薬を個人輸入することで、安く手に入れる方法があります。

お薬通販部』は、医薬品の個人輸入代行サービスです。

メーカー正規品であることを実証し、厳選した信頼性のある商品のみを取り扱っています。

個人で海外から治療薬を購入する際に、品質や配送に不安を感じる場合は、このようなサービスを利用してみましょう!

海外の治療薬を使用することで治療費をかなり抑えられますが、前述した耐性菌の問題や、副作用が起きた場合に「医薬品副作用被害救済制度」が利用できず、自己責任になる点は注意してください。



通販ならお得なジェネリックも購入可能!

海外製の治療薬であれば、ジェネリック医薬品の取り扱いもあります。

ジェネリック医薬品とは、先発品と同じ有効成分と量を使用しており、品質、効きめ、安全性が同等な治療薬です。

先発品と、形や大きさ、味や香りなどの添加剤がことなる場合がありますが、効きめや安全性に影響はありません

できる限り安く医薬品を手に入れたい人は、ジェネリック医薬品を購入するのがおすすめです。





まとめ 

まとめの見出し画像

尿道炎の原因はクラミジアや淋菌が70%、マイコプラズマやウレアプラズマのような細菌が20%を締めていることが近年わかってきました。

さらに、マイコプラズマ・ジェニタリウムに関しては放置によって不妊になる可能性があり、検査が2023年6月に保険適応になりました。

検査は痛みを伴わず、郵送に対応している医療機関もあるため、不安を感じる人はまずは検査から始めてみてはいかがでしょうか?

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