トフィソパムの併用注意薬は?服用に気をつけたい人も詳しく解説!
トフィソパムには、同時に服用してしまうことで効果増強・減弱、副作用の発現につながりやすい併用注意薬が複数あります。こちらのページではトフィソパムの主な併用注意薬と服用に気をつけるべき人を詳しく解説します。
お薬通販部スタッフ[監修]

トフィソパムの併用注意薬とは、同時に飲むことで効果増強または減弱したり、副作用の発現リスクが高まる薬を指します。
本記事ではトフィソパムにどんな併用注意薬があるのか、主な種類や服用に気をつけたい方を詳細にお伝えします。
目次
トフィソパムにはどんな併用注意薬がある?

トフィソパムを服用中に他の症状が出て医薬品を用いることになった場合は、併用に問題がないか確認しておくことが大切です。
この理由は、他の医薬品との併用によってトフィソパムに悪い影響が出てしまうおそれがあるためです。
ここではトフィソパムの併用注意薬と、同時服用の影響を詳しく見ていきましょう。
中枢神経抑制剤
中枢神経抑制剤とは、中枢神経の異常によるさまざまな疾患・症状を抑える治療薬で、以下のような種類があります。
トフィソパムにも中枢神経の異常を抑制する作用があるため、同時に服用してしまうと、両剤の効果が増強するとの注意喚起があります。
アルコール
トフィソパムを服用している際にアルコールを併用してしまうと中枢神経抑制の増強が見られるとの報告があります。
中枢神経は脳が物事を考えたり、指令を出す人体への司令塔のような役割を持ちます。
中枢神経の異常を防ぐためにも、トフィソパムの服用時はアルコールを同時に飲まないよう注意しましょう。
タクロリムス水和物
タクロリムス水和物は、免疫機能の異常を抑制したり腎移植・肝移植など、さまざまな臓器移植における拒絶反応を抑制する医薬品です。
トフィソパムとタクロリムス水和物を併用してしまうと、タクロリムスの血中濃度が上昇するとの注意喚起があります。
両剤を用いる必要が出てきた場合は、トフィソパムの減量または休薬などの対処が推奨されています。
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トフィソパムの服用に気をつけるべき人とは?

トフィソパムは併用注意の医薬品以外にも、服用に気をつけるべきケースが複数あります。
ここではトフィソパムの服用に気をつけるべき人と、服用における影響をご紹介します。
急性閉塞隅角緑内障の方
急性閉塞隅角緑内障は眼球の中にある房水の出口が詰まり、眼球内に房水が溜まる病気です。
急性閉塞隅角緑内障の方がトフィソパムを服用してしまうと、抗コリン作用の増強により眼圧上昇の症状が悪化するとの報告があります。
重症筋無力症の方
重症筋無力症は免疫機能の異常が原因で筋力が低下する病気のことを言います。
重症筋無力症の方がトフィソパムを服用してしまうと、若干ではあるものの筋弛緩作用が出るとの注意喚起があります。
脳に器質的障害のある方
トフィソパムは脳の視床下部に作用する医薬品のため、脳に器質的障害がある方の服用では本剤の作用が増強するおそれがあるとの報告があります。
中等度および重篤な呼吸不全のある方
中等度および重篤な呼吸不全のある方がトフィソパムを服用してしまうと、呼吸機能が低下するおそれがあるとの報告があります。
妊婦
妊娠している方の服用は、トフィソパムの治療で得られる有効性が副作用などにおける危険性を上回ると判断された場合に投与することが推奨されています。
妊婦のトフィソパムの服用では以下のような影響が報告されているため、かかりつけ医や薬剤師に相談しましょう。
授乳婦
授乳中の方の服用では、ラットの動物実験によりトフィソパムの有効成分が乳汁中に移行したとの報告があります。
また治療における有益性や母乳の栄養状態に問題がないかを考慮し、継続または中止の検討が推奨されています。
小児
トフィソパムは、小児を対象とした有効性や安全性の臨床試験が実施されていません。
服用を考えた際にはかかりつけ医や薬剤師に相談し、さまざまな治療法を検討しましょう。
高齢者等
高齢の方の服用では、一時的な生理機能の低下が報告されています。
また高齢の方がトフィソパムを服用する際は、減量などに注意することが推奨されています。
まとめ

トフィソパムには併用注意薬・服用に気をつけるべきケースが複数あります。
トフィソパムの服用時は本記事を参考に、併用注意薬や服用に気をつけるケースを理解し、早期の克服につなげていきましょう。
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