ロリータは第二世代の抗ヒスタミン薬「クラリチン」のジェネリック医薬品で、有効成分としてロラタジンを配合しています。

第一世代の抗ヒスタミンに比べて即効性があり効果が長く持続するうえ、眠気や口渇を起こしにくい点がメリットの1つです。

本記事ではロリータの有用性について、国内で行われた臨床試験の結果をもとに解説します。

ロリータについて

ロリータの効果について解説する前に、まずはどのような医薬品なのか知っておきましょう。

クラリチンのジェネリック医薬品

ロリータはアレルギー治療薬「クラリチン」のジェネリック医薬品にあたります。

クラリチンは2004年に販売されたアレルギー治療薬で、即効性に優れており効果が長く持続する点が特徴です。

ロリータの効果とは？アレルギーについても解説

ロリータはロラタジンを有効成分に配合したアレルギー治療薬です。ロリータの効果および、蕁麻疹の特徴について解説します。

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2025.07.03

第二世代の抗ヒスタミン薬

ロリータおよび先発医薬品のクラリチンは、第二世代の抗ヒスタミン薬に分類されます。

1983年以降に開発された第二世代の抗ヒスタミン薬は、第一世代の抗ヒスタミン薬に比べて即効性に優れ、効果の持続時間が長い点が特徴です。

また、口渇や眠気などの副作用を起こしにくい点もメリットとなっています。

ロリータの副作用とは？症状の種類や発現頻度についてご紹介！

ロリータの副作用は、アレルギー疾患に悩まされている方にとって気になる情報の1つです。ロリータの副作用について解説します。

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2025.07.03

ロリータは、タイのファルマラインが販売しているアレルギー性疾患治療薬です。クラリチンの後発医薬品にあたるロリータの有効成分はロラタジンです。抗ヒスタミン薬の中でも特に副作用が少ない点が特徴です。 1箱：2,500円～

臨床試験の結果から読み解くロリータの有用性

ロリータの有用性について、先発医薬品「クラリチン（ロラタジン錠）」の添付文書をもとに解説します。

通年性アレルギー性鼻炎に対する有用性

通年性アレルギー性鼻炎患者を対象に、ロラタジン・ケトチフェンフマル酸塩・プラセボを投与する二重盲検比較試験が行われました。

2週間の試験を終えて中等度以上の改善が見られた割合はそれぞれ54.9%（102例中56例）・55.1%（107例中59例）・39.1%（69例中27例）でした。

試験結果からロラタジンにはケトチフェンフマル酸塩と同等の効果が期待でき、プラセボに比べて有意に通年性アレルギー性鼻炎を改善すると分かります。

慢性じん麻疹に対する有用性

慢性じん麻疹患者を対象に、ロラタジンおよびメキタジンを用いた二重盲検比較試験が行われました。

7日間の試験を終えて中等度以上の改善が見られた割合はそれぞれ71.3%（115例中82例）・66.7%（117例中78例）でした。
ロラタジンおよびケトチフェンを用いた試験では、中等度以上の改善がそれぞれ80.5%・62.1%に見られています。

上記試験の結果から、慢性じん麻疹に関してはケトチフェンよりもロラタジンが有意に効果的と分かります。

また、慢性じん麻疹患者を対象に8週にわたりロラタジンを投与する長期試験において、最終治療効果（有効以上）が87.4%（87例中76例）に認められました。

アトピー性皮膚炎に対する有用性

3歳から15歳のアトピー性皮膚炎を対象に、ロラタジンおよびケトチフェンフマル酸塩を投与する二重盲検比較試験が行われました。

2週間の試験を終えて「主要そう痒スコア」に以下の変化が見られました。

通年性アレルギー性鼻炎と同様にアトピー性皮膚炎に関しても、ロラタジンにケトチフェンフマル酸塩と同等の効果が期待できると分かります。

まとめ

臨床試験の結果からロリータの有効成分であるロラタジンは、アレルギー性鼻炎や蕁麻疹、アトピー性皮膚炎の改善に効果的と分かりました。

第一世代の抗ヒスタミン薬に比べて副作用のリスクが低く、効果が長持ちする点もメリットの1つです。

ただし、ロリータは海外製のジェネリック医薬品のため、信頼できる個人輸入サイトで購入するのがおすすめです。