エリアスシロップは第二世代の抗ヒスタミン薬の1つで、有効成分としてデスロラタジンが配合されています。

即効性に優れており効果が長く持続するうえ、眠気を起こしにくい点が特徴です。

エリアスシロップについて

エリアスシロップの効果について解説する前に、まずはどのような医薬品なのか知っておきましょう。

デザレックスのジェネリック医薬品

エリアスシロップは、アレルギー治療薬「デザレックス」のジェネリック医薬品にあたります。

ともに有効成分としてデスロラタジンを配合していますが、デザレックスが5mgの錠剤であるのに対し、エリアスシロップは0.5mgの内服薬です。

ヒスタミンはアレルギー反応を起こす原因のため、デスロラタジンによりはたらきが阻害されると、アレルギー症状を緩和する効果が期待できます。

また、炎症性サイトカインのはたらきが阻害されると、アレルギー疾患にともなう症状を鎮める効果が得られます。

第二世代の抗ヒスタミン薬

エリアスシロップおよび先発医薬品のデザレックスは、第二世代の抗ヒスタミン薬に分類される医薬品です。

第一世代の抗ヒスタミン薬に比べて効果の持続時間が長く、口渇や眠気などの副作用を起こしにくい点がメリットとなっています。

エリアスシロップの効果とは？アレルギーについても解説

エリアスシロップはデスロラタジンを有効成分に配合したアレルギー治療薬です。エリアスシロップの効果および、アレルギーについて解説します。

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2025.07.03

エリアスシロップは、アレルギー性鼻炎などの治療薬で、ヒスタミンの働きを抑制し、辛い鼻水や鼻づまりといった鼻炎症状を改善します。 1箱：2,026円～

臨床試験の結果から読み解くエリアスシロップの有用性

エリアスシロップの有用性について、先発医薬品「デザレックス（デスロラタジン錠）」の添付文書をもとに解説します。

アレルギー性鼻炎に対する有用性

16歳以上の季節性アレルギー性鼻炎（花粉症）患者を対象に、デスロラタジンを投与する二重盲検比較試験が行われました。

その結果、鼻症状スコア（くしゃみ発作・鼻汁・鼻閉・鼻内そう痒感の合計）に以下の変化が見られました。

上記の結果から、デスロラタジンがくしゃみや鼻水、鼻詰まりなどの鼻症状に対して有意に効果的と分かります。

蕁麻疹に対する有用性

12歳以上の慢性蕁麻疹患者を対象にデスロラタジンを投与する二重盲検比較試験を行ったところ、かゆみスコアに以下の変化が見られました。

上記の結果から、デスロラタジンが慢性蕁麻疹にともなうかゆみに対して有意に効果的と分かります。

皮膚疾患にともなう掻痒に対する有用性

12歳以上の湿疹・皮膚炎及び皮膚そう痒症患者を対象に、デスロラタジンを用いた長期投与試験が行われました。

その結果、医師が評価するかゆみスコアに以下の変化が見られました。

上記の結果から、デスロラタジンが皮膚疾患（湿疹・皮膚炎・皮膚そう痒症）にともなうかゆみに対して有意に効果的と分かります。

まとめ

臨床試験の結果からエリアスシロップの有効成分であるデスロラタジンは、アレルギー性鼻炎や蕁麻疹、皮膚疾患にともなう掻痒に効果的と分かりました。

第一世代の抗ヒスタミン薬に比べて副作用のリスクが低く、効果が長持ちする点もメリットの1つです。

エリアスシロップの副作用とは？症状の種類や発現頻度についてご紹介！

エリアスシロップの副作用は、アレルギー疾患に悩まされている方にとって気になる情報の1つです。エリアスシロップの副作用について解説します。

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2025.07.03