インシッドLの併用禁忌とは?服用してはいけない人もご紹介!
医薬品の多くに飲み合わせがあるため、インシッドLに関しても併用禁忌を知っておきましょう。インシッドLの併用禁忌について解説します。
お薬通販部スタッフ[監修]

インシッドLはドイツのノルトライン=ヴェストファーレン州に本社をおく製薬会社「バイエル」が製造・販売しているセチリジン塩酸塩錠です。
セチリジン塩酸塩にはアレルギー反応を引き起こすヒスタミンの放出をブロックし、鼻水や鼻づまり、くしゃみ、かゆみなどのアレルギー症状を緩和する効果が期待できます。
本記事ではインシッドLの併用禁忌、および服用してはいけない人について解説します。
目次
インシッドLの商品詳細

インシッドLの併用禁忌について解説する前に、まずはどのような医薬品か知っておきましょう。
ジルテックのジェネリック医薬品
インシッドLは抗ヒスタミン薬の一種「ジルテック」のジェネリック医薬品です。
有効成分のセチリジン塩酸塩にはヒスタミンのはたらきを阻害し、アレルギー症状を緩和する効果が期待できます。
抗ヒスタミン薬の歴史
インシッドLは抗ヒスタミン薬の一種です。
抗ヒスタミン薬は1937年にイタリアの薬理学者が世界で初めて合成したのを皮切りに、レスタミンやヒベルナ、ペリアクチンなどさまざまな治療薬が開発されました。
1982年以前に開発された上記の医薬品を、第一世代の抗ヒスタミン薬と呼んでいます。
第一世代の抗ヒスタミン薬は即効性に優れているものの作用の持続時間が短く、副作用のリスクが大きいデメリットがあります。
1983年以降になるとジルテックやアレグラ、アレジオン、デザレックスなど第二世代の抗ヒスタミン薬が開発されるようになりました。
第二世代の抗ヒスタミン薬は、第一世代の抗ヒスタミン薬に比べて副作用のリスクが低く、作用の持続時間が長いといったメリットがあります。
インシッドLの特徴
インシッドLは抗ヒスタミン薬のなかで比較的即効性に優れており、効果の持続時間が長い点が特徴です。
先発医薬品のジルテックは第二類医薬品に分類されており、薬局やドラッグストアで購入可能です。
併用禁忌とは

併用禁忌は特定の治療薬と併用することを禁止されている医薬品、もしくは有効成分のことです。
インシッドLに限らず医薬品を購入したら服用前に添付文書を精読し、併用禁忌や副作用を確認しておくことが大切です。
![]() インシッドLは、バイエルが開発したアレルギー治療薬で、先発品であるジルテックのジェネリック医薬品です。インシッドLはヒスタミンH1受容体に結合することで、ヒスタミンの作用を阻害し、アレルギー症状を緩和します。 1箱:4,950円 |
インシッドLの併用禁忌

インシッドLには併用禁忌がありません。
ただし、併用により副作用のリスクが増加する医薬品はあるため、服用中の医薬品がある方は医師に相談することが重要です。
インシッドLを服用してはいけない人

以下に該当する方は、自分の判断でインシッドLを服用しないでください。
過去にインシッドLの成分、もしくはピペラジン誘導体に対し過敏症の既往歴がある人は、自分の判断でインシッドLを服用しないでください。
代表的なピペラジン誘導体としては、レボセチリジンやヒドロキシジンなどの抗ヒスタミン薬に配合されている成分が挙げられます。
また、クレアチニンクリアランスが「10mL/min未満」の方は、自分の判断でインシッドLを服用しないでください。
有効成分の血中濃度が高くなりすぎて副作用のリスクを増加させる恐れがあります。
小児(2歳以上7歳未満)に関してはインシッドLではなく、低用量のセチリジン塩酸塩ドライシロップの服用が推奨されています。
2歳未満の乳幼児に関しては、セチリジン塩酸塩の有効性・安全性が確認されていません。
インシッドLの服用で健康被害を生じた際の対処法

インシッドLの服用にともなって何らかの健康被害が見られる場合は、すぐに専門医の診察を受けてください。
インシッドLには併用禁忌がありませんが、場合によってはショックやアナフィラキシーなど重大な副作用を引き起こす可能性があります。
まとめ

インシッドLは抗ヒスタミン薬の一種で、アレルギー性鼻炎やアトピー性皮膚炎など、アレルギー疾患の改善に有益な医薬品です。
しかし、化学的に製造された医薬品には副作用のリスクがあるため、インシッドLに関しても事前に服用上の注意を理解しておく必要があります。
今回の記事を参考にインシッドLを正しく服用し、つらいアレルギー疾患の改善にお役立てください。
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インシッドLは、バイエルが開発したアレルギー治療薬で、先発品であるジルテックのジェネリック医薬品です。インシッドLはヒスタミンH1受容体に結合することで、ヒスタミンの作用を阻害し、アレルギー症状を緩和します。
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