インシッドLの併用注意とは?服用に注意が必要な人もご紹介!
インシッドLを服用する場合、飲み合わせを知らないと思わぬ危険を招く恐れがあります。インシッドLの併用注意について解説します。
お薬通販部スタッフ[監修]

インシッドLはドイツのノルトライン=ヴェストファーレン州に本社をおく製薬会社「バイエル」が製造・販売しているアレルギー治療薬です。
インシッドLに限らず医薬品には飲み合わせがあるケースが多いため、服用する方は併用注意について理解しておきましょう。
本記事ではインシッドLの併用注意および、服用に注意すべき人について徹底解説します。
目次
インシッドLの併用注意薬

インシッドLの併用注意薬は以下の通りです。
それぞれ詳しく解説します。
テオフィリン
テオフィリンには気管支を拡張する強い作用があり、気管支喘息や慢性気管支炎などの治療に用いられます。
インシッドLと併用するとテオフィリンの薬物動態は変化しませんが、インシッドLの曝露量が増加すると報告されています。
リトナビル
リトナビルはプロテアーゼ阻害剤の一種で、ヒト免疫不全ウイルスやC型肝炎ウイルス感染症などの治療に用いられます。
インシッドLと併用するとリトナビルの曝露量が11%減少し、インシッドLの曝露量が40%増加すると報告されています。
中枢神経抑制剤
中枢神経抑制剤はパニック障害や睡眠障害などの治療に用いられる医薬品です。
インシッドLと併用すると、中枢神経を抑制する作用が強く出すぎる可能性があります。アルコールにも中枢神経抑制剤と同様の作用があるため、インシッドLの服用中は飲酒を控える必要があります。
ピルシカイニド塩酸塩水和物
ピルシカイニド塩酸塩水和物には脈の乱れを整える作用があり、心房細動や上室性頻拍などの治療に用いられます。
インシッドLと併用すると、両剤の血中濃度が上昇して副作用の発現リスクを高める恐れがあります。
![]() インシッドLは、バイエルが開発したアレルギー治療薬で、先発品であるジルテックのジェネリック医薬品です。インシッドLはヒスタミンH1受容体に結合することで、ヒスタミンの作用を阻害し、アレルギー症状を緩和します。 1箱:4,950円 |
インシッドLの服用に際して注意が必要な人

以下の該当する方はインシッドLの服用に際して注意が必要です。
けいれん性疾患や既往歴をお持ちの人がインシッドLを服用すると、けいれん発作を起こす可能性があります。
軽度〜中等度の腎機能障害をお持ちの方は、クレアチニンクリアランスに応じて服用量を調整しなければなりません。
肝機能障害をお持ちの人がインシッドLを服用すると、有効成分の血中濃度が高くなりすぎて副作用のリスクが増加します。
特に飲酒の習慣がある方は、服用にともない中枢神経に影響を与える恐れがあるため、事前に医師の診察を受けてください。
妊婦もしくは妊娠している可能性がある女性は、インシッドLの有益性が副作用などデメリットを上回る場合のみ服用が認められています。
インシッドLの有効成分は乳汁中に移行する可能性があるため、授乳婦の方は授乳の中断を検討しなければなりません。
65歳以上の人は一般的に腎機能が低下しているため、有効成分の血中濃度が高くなりすぎて副作用のリスクが増加する傾向にあります。
インシッドLの服用で何らかの異常が見られる65歳以上の人は減薬、もしくは休薬を検討しなければなりません。
併用注意薬を服用した際の対処法

インシッドLと一緒に併用注意薬を服用した場合は、服用を中断したうえで両剤を携行し、かかりつけ医の診察を受けてください。
まとめ

インシッドLはジルテックのジェネリック医薬品で、有効成分のセチリジン塩酸塩にはアレルギー反応を抑制する作用があります。
効果が比較的早くあらわれて長く続く点がメリットの1つですが、副作用のリスクを避けるためにも事前に併用注意を知っておくことが大切です。
今回の記事を参考にインシッドLの併用注意を理解し、花粉症やアトピー性皮膚炎などアレルギー疾患の改善にお役立てください。
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