アダフェリンジェルの使用で注意が必要な人とは?|併用できないお薬についても解説
アダフェリンジェルは、ニキビ治療薬として利用されているお薬です。臨床試験でニキビの症状改善に有効性が証明されており、広く使用されています。しかし、アダフェリンジェルを使用することで健康に悪影響をきたすこともあり、使用を控えた方が良いケースもあります。この記事では、アダフェリンジェルを使用するうえで注意が必要な人の特徴と併用薬を使用する際の注意点についてをご説明します。
お薬通販部スタッフ[監修]

アダフェリンジェルは、ニキビに有効性があるお薬です。
症状の改善のみならず、ニキビの前段階の状態を治療することができるため予防効果も認められています。
しかしながら、人によってはアダフェリンジェルの使用を控えた方が良い人もいます。
この記事では、アダフェリンジェルの使用で健康に悪影響をきたす可能性がある人の特徴と併用薬の注意点をご説明します。
アダフェリンジェルの使用で健康影響が出やすい人の特徴

アダフェリンジェルの使用において、次に当てはまる場合は使用時に注意が必要です。
それぞれ確認しておきましょう。
授乳中の女性
授乳中の女性は、アダフェリンジェルの使用が原因で、母乳を飲む赤ちゃんに悪影響をきたす可能性があります。
ラットやウサギによる動物実験では、皮膚にディフェリン(アダフェリンジェルと同じ有効成分を含むお薬)を塗ることで、胎児の肋骨が過剰に形成される確率が高まると報告されています。
動物実験でディフェリンを口から投与した場合では、催奇形性(胎児の容姿に異常が現れる)などが見られたケースも報告されています。
ヒトの場合では、皮膚にお薬を塗ることでアダフェリンジェルが母乳に移行するか、現時点ではわかっていません。
ただし、使用によりこれらの症状が現れるリスクがあるため注意が必要です。
アダフェリンジェルを使用する場合は、授乳の中止と治療による効果を検討したうえで、治療をおこなうか判断する必要があります。
なお、妊婦ではアダフェリンジェルの使用が禁止されています。誤って使用しないようにしましょう。
小児
小児では、アダフェリンジェルによるニキビ治療をおこなう際に注意が必要です。
臨床試験において、12歳未満の小児は治療の対象となっておらず、安全性が証明されていません。
このため12歳未満の場合、アダフェリンジェルの使用は基本的に控えたほうが良いでしょう。
ただし、医師の指示のもとで使用できる場合もあります。
ニキビの症状のつらさから、どうしても使用したい場合には医師に相談してみてください。
![]() アダフェリンジェルは、日本の皮膚科でもニキビ治療薬として処方されているディフェリンゲルのジェネリック医薬品です。ニキビの原因となる毛穴のつまりを解消し、ニキビの炎症を抑える効果があるアダパレンを主成分にしています。 1本:2,296円~ |
アダフェリンジェルと併用するお薬について

アダフェリンジェルは、他のお薬とあわせて使用すると副作用が強くなるケースがあります。
とくに刺激の強い塗り薬とアダフェリンジェルを併用すると、皮膚の刺激が強まることで皮膚の刺激(患部がチクチク、ヒリヒリする感覚)がみられるケースがあります。
複数の塗り薬を併用する際は、十分な観察を心がけましょう。
また湿疹や切り傷、擦り傷などがある患部では刺激が強い場合があります。
これらの症状がある部位では、アダフェリンジェルを使用しないことが大切です。
すでに他のお薬を使っている場合は、併用して皮膚の刺激や症状の悪化がないか確認しながら、アダフェリンジェルを使用するようにしましょう。
まとめ

アダフェリンジェルの使用では、授乳中の女性や12歳未満の小児において注意が必要です。
どうしても使用したい場合は、ニキビの治療効果と健康への影響を比較して、アダフェリンによる治療が選択されるケースもあります。
アダフェリンジェルは、皮膚科で処方されなくても購入できるニキビ治療薬であり、皮膚科に通う手間を省ける便利なお薬です。
使用したいと考えている場合は、いちど医師に相談してみてください。
おすすめ商品
-
アダフェリンジェル
アダフェリンジェルは、日本の皮膚科でもニキビ治療薬として処方されているディフェリンゲルのジェネリック医薬品です。ニキビの原因となる毛穴のつまりを解消し、ニキビの炎症を抑える効果があるアダパレンを主成分にしています。
2,296円~
この記事を書いた人
お薬通販部スタッフ