ベトノベートスキンクリームの併用注意とは?使用に注意が必要な人もご紹介!
医薬品を使用する際に併用注意を知らないと、思わぬ健康被害を招く恐れがあります。ベトノベートスキンクリームの併用注意について解説します。
お薬通販部スタッフ[監修]

ベトノベートスキンクリームは、イギリスを代表する製薬会社「グラクソスミスクライン」が製造・販売しているステロイド外用薬です。
ベトノベートスキンクリームに限らず医薬品には併用注意があるケースも多く、使用する前にしっかりと理解しておきましょう。
本記事ではベトノベートスキンクリームの併用注意および、使用に注意が必要な人について徹底解説します。
目次
ベトノベートスキンクリームの特徴

ベトノベートスキンクリームの特徴は、強い抗炎症作用と血管収縮作用を持つ点です。
塗布した箇所への血液の流入量を減少させて炎症を鎮めるため、アトピー性皮膚炎をはじめとする皮膚疾患の改善に効果的です。
また、医薬品にありがちな鼻を突くような匂いも少ないため、クリーム剤や軟膏が苦手な方でも使いやすいメリットがあります。
併用注意とは

併用注意は特定の医薬品と併用することで有効成分の効果が増減したり、何らかの健康被害を招いたりする医薬品および食品です。
有効成分の効果が強くなるのはメリットのように思われますが、副作用の発現リスクも高くなるため注意する必要があります。
ベトノベートスキンクリームに限らず何らかの医薬品を購入したら、パッケージや添付文書を確認して併用注意、および正しい使用方法を確認しておくことが重要です。
ベトノベートスキンクリームの併用注意薬

ベトノベートスキンクリーム(ベタメタゾン吉草酸エステル外用薬)に関しては、併用注意はありません。
![]() ベトノベートスキンクリームは、アトピー性皮膚炎治療薬で、副腎皮質のコルチゾンの働きから、副腎皮質ステロイドとして合成されました。皮膚の炎症を抑え、アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患から虫刺されといった炎症症状のほか火傷などを改善します。 1箱:1,440円~ |
ベトノベートスキンクリームの使用に際して注意が必要な人

ベトノベートスキンクリームの使用に際して注意が必要な人は以下の通りです。
それぞれについて詳しく解説します。
妊婦もしくは妊娠している可能性がある女性
妊婦もしくは妊娠している可能性がある女性がベトノベートスキンクリームを使用する場合、大量もしくは長期にわたる広範囲の使用を避ける必要があります。
大量もしくは長期にわたりベトノベートスキンクリームを広範囲に使用すると、副腎皮質ホルモン剤を全身投与したのと同じ症状を招く恐れがあるためです。
具体的な症状としては投薬を中断した際の倦怠感や血圧低下、吐き気、低血糖などが挙げられます。
小児
小児がベトノベートスキンクリームをはじめとするステロイド外用薬を長期にわたり大量に使用したり、包帯などで密封して用いたりすると、発育障害を招く恐れがあります。
オムツも密封法と同じ作用を生じるため、乳幼児に塗布する際には注意が必要です。
65歳以上の人
65歳以上の方は一般に生理機能が低下しており、ベトノベートスキンクリームの副作用が発現しやすいため慎重に使用する必要があります。
広範囲・長期にわたりベトノベートスキンクリームを使用すると、副腎皮質ホルモン剤を全身投与したのと同じ症状を招く恐れがあるため注意が必要です。
皮膚感染をお持ちの一部の人
皮膚感染をともなう湿疹や皮膚炎にはベトノベートスキンクリームをはじめとするステロイド外用薬を使用しないのが原則です。
やむを得ず使用する際には医師の指導下で抗菌薬や抗真菌剤による治療、もしくは併用を検討する必要があります。
まとめ

ベトノベートスキンクリームの有効成分であるベタメタゾン吉草酸エステルには、強い抗炎症作用があるため多くの皮膚疾患を改善する際に有益です。
併用注意もなく使用しやすい医薬品ですが妊婦や小児、65歳以上の方は長期にわたり広範囲に使用しないでください。
皮膚感染をともなう湿疹や皮膚炎がある方は、医師の指導下で抗菌薬や抗真菌剤による治療を受けるか、両剤とベトノベートスキンクリームの併用を検討する必要があります。
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ベトノベートスキンクリームは、アトピー性皮膚炎治療薬で、副腎皮質のコルチゾンの働きから、副腎皮質ステロイドとして合成されました。皮膚の炎症を抑え、アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患から虫刺されといった炎症症状のほか火傷などを改善します。
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