デルモベートスカルプローションの併用注意薬と使用に注意が必要な人とは?
デルモベートスカルプローションの併用注意薬と、使用に注意が必要な人について解説します。安全に薬を使うためのポイントを理解しましょう。
お薬通販部スタッフ[監修]

デルモベートスカルプローションは、頭皮の湿疹や皮膚炎、乾癬などに効果が期待できる薬です。
しかし、全ての人に安全に使えるわけではありません。
この記事では、デルモベートスカルプローションと併用する際に注意すべき薬、また使用に注意が必要な人について詳しく解説します。
アトピー性皮膚炎で悩んでいる方や、初めてこの薬を使う方が、より安全に治療を進めるための情報を提供します。
目次
デルモベートスカルプローションってどんな薬?

デルモベートスカルプローションは、クロベタゾールプロピオン酸エステルという成分を配合した外用薬です。
この成分は、副腎皮質ホルモン(ステロイド)の一種で、非常に強力な抗炎症作用があります。
ステロイド外用薬の中でも「ストロンゲスト(I群)」に分類され、最も強いランクに位置づけられます。
この強力な作用により、頭部の湿疹・皮膚炎群や乾癬などの症状を改善するために使用されます。
ローション剤であるため、頭皮に塗りやすく、べたつきにくいのが特徴です。
デルモベートスカルプローションの併用注意薬

デルモベートスカルプローションには、特定の薬との併用で注意が必要となる「併用注意薬」は特にありません。
しかし、併用禁忌となる症状や疾患があります。
以下の項目に当てはまる場合は、デルモベートスカルプローションを使用する前に必ず医師に相談してください。
デルモベートスカルプローションの使用に注意が必要な人

デルモベートスカルプローションは、すべての方が安全に使用できるわけではありません。特に、以下のような方は使用に注意が必要です。
妊婦・授乳婦
妊婦または妊娠している可能性のある女性は、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用を検討する必要があります。
動物実験(ラット)で催奇形作用が報告されているため、大量または長期にわたる広範囲の使用は避けるべきです。授乳中の安全性については明確な情報がないため、医師に相談しましょう。
小児
小児は、長期使用や密封法(ODT)は避ける必要があります。発育障害を来すおそれがあるため、注意が必要です。
また、おむつは密封法(ODT)と同様の作用があるため、注意が必要です。
高齢者
高齢者は、大量または長期にわたる広範囲の密封法(ODT)等の使用に際しては特に注意が必要です。
一般的に、高齢者は副作用があらわれやすい傾向があります。
デルモベートスカルプローションの使用時の注意点

デルモベートスカルプローションを安全に使用するためには、以下の点に注意が必要です。
まとめ

デルモベートスカルプローションは、非常に強力なステロイド外用薬であり、頭皮の炎症を効果的に抑えることができます。
しかし、使用する際には注意が必要な点も多くあります。
この記事で解説した、併用禁忌となる症状・疾患、使用に注意が必要な人、使用時の注意点をしっかりと理解し、正しく使用するように心がけましょう。
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