デルモベートスカルプローションの副作用とは？使用時の注意点も詳しく解説！

デルモベートスカルプローションの副作用と、使用時の注意点を詳しく解説します。安全に薬を使うためのポイントを理解しましょう。

記事公開日：2025.06.02

最終更新日：2025.06.02

お薬通販部スタッフ[監修]

デルモベートスカルプローションは、頭皮の湿疹や皮膚炎、乾癬などに効果が期待できる薬です。

しかし、どんな薬にも副作用のリスクはあります。

この記事では、デルモベートスカルプローションの主な副作用と、それらを避けるために注意すべき点を詳しく解説します。

アトピー性皮膚炎で悩んでいる方や、初めてこの薬を使う方が、安全に治療を進めるための情報を提供します。

デルモベートスカルプローションとその特徴

デルモベートスカルプローションは、クロベタゾールプロピオン酸エステルという成分を配合した外用薬です。

この成分は、副腎皮質ホルモン（ステロイド）の一種で、炎症を抑える作用があります。

ステロイド外用薬の中でも「ストロンゲスト（I群）」に分類され、最も強いランクに位置づけられます。この強力な作用により、頭部の湿疹・皮膚炎群や乾癬などの症状を改善するために使用されます。

ローション剤であるため、頭皮に塗りやすく、べたつきにくいのが特徴です。

頭部の湿疹・皮膚炎群や乾癬などの症状を改善するために使用されます。ローション剤なので、頭皮に塗りやすく、べたつきにくいのが特徴です。

主な適応症状

デルモベートスカルプローションは、効果が高い一方で、副作用にも注意が必要です。

特に、長期使用や大量使用は、副作用のリスクを高める可能性があります。以下に主な副作用について説明します。

デルモベートスカルプローションの重大な副作用としては、以下のものがあります。これらの症状が現れた場合は、すぐに医師の診察を受けてください。

眼圧亢進、緑内障、白内障
目の圧力が高くなる、視野が狭くなる、目がかすむなどの症状が現れることがあります。特に、目の周りへの使用は注意が必要です。
下垂体・副腎皮質系機能抑制
体のホルモンバランスが崩れることがあります。
急性副腎皮質機能不全
薬の使用を急にやめると、だるさ、吐き気、めまいなどの症状が出ることがあります。
中心性漿液性網脈絡膜症
視力低下や視野の中心が歪んで見えるなどの症状が出ることがあります。

参照URL

重大な副作用以外にも、以下のような副作用が現れることがあります。これらの症状が出た場合は、医師や薬剤師に相談しましょう。

皮膚の感染症：
真菌症（カンジダ症、白癬など）
細菌感染症（伝染性膿痂疹、毛のう炎など）
ウイルス感染症
過敏症：紅斑、発疹、蕁麻疹、かゆみ、皮膚の灼熱感、接触性皮膚炎など
ステロイド皮膚症：
皮膚萎縮（皮膚が薄くなる）
毛細血管拡張（血管が浮き出て見える）
紫斑（皮膚の内出血）
色素脱失（皮膚の色が抜ける）
酒さ様皮膚炎・口囲皮膚炎（赤み、ブツブツができる）
多毛（毛深くなる）
ステロイドざ瘡（ニキビができる）
魚鱗癬様皮膚変化（皮膚がカサカサになる）
その他:
一過性の刺激感、乾燥