ボルタレンカプセルの副作用とは?注意すべき症状と対処法を解説します
ボルタレンカプセルは関節痛や筋肉痛の症状が見られる疾患に有効なお薬ですが、服用によって副作用が現れる場合があり、その症状もさまざまです。この記事では、ボルタレンカプセルの服用で現れる可能性がある副作用の内容とその対処法について解説します。
お薬通販部スタッフ[監修]

ボルタレンカプセルは、炎症や痛みの症状の改善が証明されているお薬です。
効果の持続時間が長く、有効性が高いことから幅広く利用されていますが、副作用が現れる場合もあるため服用には注意が必要です。
この記事では、ボルタレンカプセルの副作用や発症の頻度、対処法をご説明します。
ボルタレンカプセルの服用で見られる副作用とは?

ボルタレンカプセルの服用では、さまざまな副作用が発症する可能性があります。
副作用の内容は吐き気や胃痛などの軽い症状もあれば、アナフィラキシーや肝臓の機能障害などの重い症状もあります。
ここでは、ボルタレンカプセルの服用で現れる可能性がある副作用について、重大な副作用と発症する可能性が高い副作用に分けてご説明します。
危険な重大副作用
ボルタレンカプセルを服用すると、次のような重大な副作用が現れる可能性があります。
重大な副作用が発症する確率はいずれの内容もわかっていないものの、発症する確率は低いと言われています。
ただし、ボルタレンカプセルの服用後に急激な体調変化が現れた場合は、重大な副作用のサインの可能性があるため注意が必要です。
よく見られる副作用
ボルタレンカプセルを服用した際に、発症する可能性があるおもな副作用は次の表のとおりです。
副作用の種類 | 1%以上-5%未満 | 1%未満 | 頻度不明 |
消化管 | 吐き気 嘔吐 胃の不快感 胃痛 | 食欲不振 下痢 口内炎 消化性潰瘍など | 胃腸出血 膵炎 下血など |
血液 | 貧血 白血球減少など | 出血傾向 血小板機能低下 | |
肝臓 | 肝機能障害など | 黄疸 (皮膚や眼の白い部分が黄色になる) | |
腎臓 | クレアチニン上昇など | ||
皮膚 | かゆみ | 紫斑(紫色の斑点)など | |
過敏症 | 発疹 顔面浮腫など | じんましん 喘息発作など | |
精神神経系 | 眠気 頭痛 | 不眠 めまい 記憶障害など | |
感覚器 | 視覚障害 聴覚障害など | ||
循環器 | 動悸 頻脈など | ||
その他 | むくみ 発熱など | 脱毛 発汗など |
ボルタレンカプセルの副作用では、吐き気や胃の不快感などの消化管症状がとくに現れやすいと報告されています。
体調や健康状態によって発症をきたしやすい副作用もあるため、服用の際は注意しましょう。
副作用が現れたときの対処法

ボルタレンカプセルを服用後に違和感が現れた場合は、ただちに服用をやめ十分な観察をおこないましょう。
ただし、緊急性を要するショックやアナフィラキシーは早急な治療が必要です。次のような症状が現れた場合は、我慢をせずにできるだけ早く医療機関を受診してください。
部位 | おもな症状 |
皮膚 | かゆみ 皮膚の赤み じんましん |
粘膜 | 唇や舌 口の中の腫れ |
呼吸器 | 息切れ 息苦しさ 咳 「ゼーゼー」「ヒューヒュー」などの呼吸音 |
その他 | 倒れる 失禁 |
まとめ

ボルタレンカプセルは、服用により吐き気や嘔吐などの症状がみられることがあります。
副作用の症状が現れた場合には、ただちに服用をやめて十分な観察を行いましょう。
アナフィラキシーなどの重大な副作用でみられる症状がみられた場合は、できる限り早めに医療機関を受診してください。
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