タダポックスの併用時の注意事項を解説

タダポックスの併用時に注意するべきお薬を知りたい方へ。本記事では、タダポックスの併用時の注意事項や、服用に注意が必要な人を紹介します。タダポックスの服用を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

お薬通販部スタッフ[監修]

タダポックスの併用時の注意事項を解説

タダポックスの注意事項が気になる方へ、タダポックスの併用に注意するべきお薬と、服用時の注意事項を、理由とともに解説します。

タダポックスは、タダラフィルとダポキセチンという2つの有効成分が含まれたお薬です。

タダラフィルとダポキセチンには、それぞれ併用に注意するべきお薬と、服用時の注意点があります。

タダポックス併用時の注意点

タダポックスにはタダラフィルとダポキセチンの2種類の有効成分が含まれています。

それぞれの有効成分と、併用に注意が必要なお薬を知っておく必要があります。

有効成分の1つ、タダラフィルの併用注意のお薬は以下のとおりです。

医薬品名等症状
CYP3A4阻害剤
ケトコナゾール、
イトラコナゾール、
クラリスロマイシン、
テラプレビル、
グレープフルーツジュース等
併用により、タダポックスの効果・副作用が強く出る可能性があります。
HIVプロテアーゼ阻害剤
リトナビル、
インジナビル、
サキナビル、
ダルナビル等
併用により、タダポックスの効果・副作用が強く出る可能性があります。
CYP3A4誘導剤
リファンピシン、
フェニトイン、
フェノバルビタール等
併用により、タダポックスの効果・副作用が強く出る可能性があります。
α遮断剤
ドキサゾシン、
テラゾシン等
併用により、血圧が低下する恐れがあります。
また失神等の症状を伴う血圧低下が起きたという報告もあります。
降圧剤
アムロジピン、
メトプロロール、
エナラプリル、
カンデサルタン等
併用により、血圧が低下する恐れがあります。
カルペリチド併用により、血圧が低下する恐れがあります。
ベルイシグアト併用により、血圧が低下する恐れがあります。


もう1つの有効成分、ダポキセチンの併用注意のお薬は以下のとおりです。

医薬品名等症状
うつ病以外の精神疾患の治療薬併用により、特定の副作用が発生する恐れがあります。
非ステロイド性抗炎症薬
イブプロフェン
アセチルサリチル酸
併用により、出血傾向が増強する恐れがあります。
高血圧や胸痛(狭心症)の治療に使用される薬
ベラパミル
ジルチアゼム
併用により、起立時に血圧を下げる恐れがあります。
感染症の治療薬
エリスロマイシン、テリスロマイシン、クラリスロマイシン
併用により、特定の副作用が発生するおそれがあります。
片頭痛の治療薬
トリプタン
併用により、効き目に影響を及ぼす恐れがあります。
痛みの治療薬
トラマドール
併用により、効き目に影響を及ぼす恐れがあります。
睡眠改善薬
トリプトファンなど
併用により、効き目に影響を及ぼす恐れがあります。

上記のお薬等を服用している場合は、医師または薬剤師との相談の上で、タダポックスを服用してください。






タダポックスはインドのサンライズレメディーズが開発した治療薬で、タダラフィルとダポキセチンという成分が配合されているため、勃起不全(ED)の改善と早漏の防止という男性特有の2つの問題を1つの錠剤で対処できます。また、ジェネリックのためコストパフォーマンスが良い魅力的な医薬品です。


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タダポックスの服用をする際に注意が必要な人

タダポックスの服用に注意が必要な人は、以下の特徴に当てはまる方です。

  • 代謝機能が低下している高齢者
  • 肝機能障害患者など、肝臓に問題のある人
  • 構造上陰茎に欠陥がある人
  • 躁鬱病の人
  • 自殺念慮又は自殺企図の既往のある人
  • 脳の器質的障害又は統合失調症の素因のある人

服用に注意するべき代表的な例を、理由とともに解説します。


代謝機能が低下している高齢者

代謝(体内で別の物質に変化すること)機能が低下している高齢者の方は、タダポックスの服用に注意しなければいけません。

代謝機能が低下している高齢者の場合、タダポックスが体外へ排出されるのが遅くなるためです。

体外へ排出されるのが遅くなると、お薬が効き過ぎてしまったり、副作用が出やすくなったりする恐れがあるため注意が必要です。

高齢者の方は、タダポックスの服用前に医師に相談することを推奨します。

肝機能障害患者など、肝臓に問題のある人

重度の肝機能障害の方は、タダポックスを服用しないようにしてください。

タダポックスは、主に肝臓のCYP3A4と呼ばれる酵素により、代謝されます。

重度の肝機能障害のある方は、お薬の代謝機能が低下しているため、お薬が効き過ぎてしまったり、副作用が出やすくなってしまったりする恐れがあるからです。

軽度の肝機能障害であれば服用可能ですが、疑わしい場合は医師に相談してから服用してください。

構造上陰茎に欠陥がある人

構造上陰茎に欠陥がある(屈曲、陰茎の線維化、ペロニー病など)方は、タダポックスの服用に注意が必要です。

陰茎の構造上血管がある人は性行為が困難であり、タダポックスを服用することで痛みを伴う恐れがあります。

タダポックスを服用する前に医療機関を受診してください。

躁鬱病の人

躁鬱病の人も、タダポックスの服用には注意が必要です。

選択的セロトニン再取り込み阻害剤であるダポキセチンによって、症状の悪化や、躁転の恐れがあります。

ダポキセチンは脳の5-HT1受容体という箇所を刺激して、抗うつ作用および、抗不安作用をもたらします。

しかし、5-HT2受容体という箇所も刺激する影響で、不安、不眠、および性機能障害を引き起こす恐れがあります。

不安や不眠は健常者だけでなく、躁鬱病などの精神病を持っている方にとっては、重症化や躁転のリスクがあるため、躁鬱病の方は一度医師と相談した上でタダポックスを服用しましょう。

自殺念慮又は自殺企図の既往のある人

ダポキセチンの選択的セロトニン再取り込み阻害作用の影響で自殺念慮、自殺企図があらわれる恐れがあります。

ダポキセチンのような選択的セロトニン再取り込み阻害剤は、脳の5-HT1受容体に作用することで抗うつ作用や抗不安作を発揮しますが、5-HT2受容体にも作用する影響で不安や不眠の症状が引き起こされる恐れがあるためです。

不安や不眠が引き起こされると精神状態が不安定になり、最悪の場合自殺念慮や自殺企図があらわれる恐れがあります。

自殺念慮や自殺企図の既往歴がある場合は、必ず医師と相談の上でタダポックスを服用しましょう。

脳の器質的障害又は統合失調症の素因のある人

ダポキセチンの副作用によって、精神症状が増悪される恐れがあります。

脳の器質的障害や、統合失調症の素因(なりやすい体質)がある人の場合、ダポキセチンなどの選択的セロトニン再取り込み阻害剤の影響で、症状が増悪される恐れがあるためです。

副作用によって、不安や不眠があらわれたことで、基礎疾患の悪化や自殺企図、他害行為が報告されています。

脳の器質的障害や統合失調症の素因がある人は、必ず医師との相談の上でタダポックスを服用しましょう。



まとめ

まとめの見出し画像

タダポックスを服用する際は、服用中の薬を確認し、自分が服用するのに注意が必要かどうかを確認してください。

また、タダポックスにはタダラフィルとダポキセチンという2つの有効成分があるため、それぞれの併用注意と服用に注意が必要な人の特徴について知っておきましょう。

タダラフィルは血管拡張の作用があるため、降圧剤などの作用が同じようなお薬と併用すると作用が強くなり、心筋系に負担がかかってしまいます。

ダポキセチンは、選択的セロトニン再取り込み阻害剤とよばれるお薬の種類で、直接脳に作用します

そのため、他の抗うつ剤を併用すると効果が強くでてしまい、自殺企図などの重篤な症状があらわれる恐れがあります。

タダポックスを服用する際は、有効成分2つ注意点を把握し、不安な場合は医師と相談の上でタダポックスを服用しましょう。


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