オルリファストの併用禁忌とは?服用してはいけない人もご紹介!

肥満治療薬のオルリファストには飲み合わせがあり、併用禁止の薬を服用すると重篤な副作用を引き起こす可能性があります。オルリファストの併用禁忌について解説します。

からだ ダイエット

記事公開日:2024.06.27

最終更新日:2024.06.28

お薬通販部スタッフ【監修】

オルリファストの併用禁忌とは?服用してはいけない人もご紹介!

オルリファストは有効成分としてオルリスタットを配合した肥満治療薬で、ゼニカルのジェネリック医薬品でもあります。

ゼニカルは世界80ヶ国以上で肥満治療薬として用いられており、同じ有効成分を配合したオルリファストにも同様の効果が期待できます。

オルリファストは重篤な副作用を引き起こすリスクが低い医薬品ですが、飲み合わせについて知っておくことは重要です。

本記事ではオルリファストの併用禁忌、および誤って併用した際の対処法などについて解説します。

併用禁忌とは?

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併用禁忌とは、オルリファストなど特定の治療薬と一緒に服用することを禁じられている医薬品および有効成分を意味します。

オルリファストは現在のところ国内では未認可治療薬のため、何らかの持病をお持ちの方や治療薬を服用中の方は特に注意が必要です。


併用禁忌と併用注意の違い

併用禁忌と併用注意の違いの見出し画像

併用禁忌も併用注意も特定の医薬品や有効成分との併用で効果が増加もしくは減弱したり、副作用のリスクを増加させたりする点では共通しています。

しかし、併用禁忌は重篤な副作用を引き起こす可能性があるため、併用注意薬および有効成分よりもさらに慎重な扱いが求められます。

そのため、オルリファストを服用する際には、併用禁忌の医薬品を絶対に服用しないでください。




オルリファストの併用禁忌薬

オルリファストの併用禁忌薬の見出し画像

オルリファストの併用禁忌薬は以下の通りです。

併用禁忌薬もしくは有効成分主な働き併用した際のリスク
シクロスポリン免疫機能の過剰な働きを抑制する免疫機能の抑制作用が減弱する恐れがある
抗凝固薬血液が固まるのを抑制する止血パラメータの低下を招く恐れがある

2つの併用禁忌薬について、さらに詳しく解説します。




シクロスポリン

シクロスポリンは免疫機能(T細胞)の活性を抑制する目的で用いられる治療薬の1つです。

臓器移植手術などにともなう拒絶反応を予防する目的で用いられるほか、ネフローゼ症候群やベーチェット病、乾癬などの治療にも用いられます。

また、アトピー性皮膚炎や川崎病など、自己免疫疾患の治療に用いられるケースもあります。

オルリファストとシクロスポリンを併用した場合、免疫機能を抑制する作用が減弱する恐れがあるため注意が必要です。




抗凝固薬

抗凝固薬には血液凝固因子の働きを阻害し、血液が固まるのを抑える働きがあります。

主に心房細動や深部静脈血栓症などにともなう血栓を予防する目的で用いられます。

ワルファリンなどの抗凝固薬とオルリファストを併用した場合、止血パラメータの低下を引き起こす可能性があるため注意が必要です。




誤って併用した際の対処法

オルリファストと併用禁忌薬を一緒に服用してしまった場合、両方の薬を持参して速やかにかかりつけ医などの診察を受けてください


オルリファスト商品写真

オルリファストは体内での脂肪吸収を抑制し、肥満症を治療するジェネリック医薬品です。

1箱:4,300円

オルリファストの服用を避けるべき方

オルリファストの服用を避けるべき方の見出し画像

免疫系の疾患を治療中の方および抗凝固薬を服用している方だけでなく、以下の方もオルリファストの服用を避けてください。

  • 妊娠中の女性
  • 授乳中の女性
  • 小児
  • 65歳以上の方
  • 過敏症の既往歴をお持ちの方
  • 胆嚢に問題がある方
  • 食物の吸収に問題がある方

ここでは、オルリファストの服用を避けるべき方の特徴について解説します。




妊娠中の女性

オルリファストの服用によって体重が減少すると、妊婦本人だけでなく胎児にも悪影響を及ぼす可能性があります。

妊娠中の女性は自分の判断でオルリファストを服用しないでください。




授乳中の女性

オルリファストの有効成分が乳汁中へ移行するかどうかは不明ですが、授乳中の服用は控えてください。




小児

オルリファストの安全性および有効性の評価に関して、12歳未満の小児は評価対象外となっています。



65歳以上の方

オルリファストの安全性と有効性を確認するために行われた臨床試験では、65歳以上の患者の数が十分ではありませんでした

65歳以上の方は自分の判断でオルリファストを服用せず、かかりつけ医などに相談してください。


過敏症の既往歴をお持ちの方

オルリファストの服用に伴い発疹や掻痒、蕁麻疹などの過敏症を発症した経験がある方、自己判断での服用を控えてください。


胆嚢に問題がある方

胆嚢に問題がある方(胆汁うっ滞など)は、オルリファストを服用しないでください。


食物の吸収に問題がある方

食物の吸収に問題がある方(慢性吸収不良など)は、オルリファストを服用しないでください。


まとめ

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オルリファストは重篤な副作用のリスクが比較的低い医薬品のため、用法用量を守り正しく服用すればそれほど危険はありません

しかし、併用禁忌を知らずに服用していると、思わぬ健康被害を招く恐れもあるため注意が必要です。

今回の記事を参考にオルリファストを正しく服用し、ダイエットの成功にお役立てください。

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