どんな副作用がある？AGA治療薬「プロペシア」の副作用を紹介

AGA治療薬「プロペシア」の副作用について紹介しています。プロペシアの服用に際して注意しなければならない重大な副作用や、通常みられる副作用にはどのようなものがあるかといった、専門性の高い情報をわかりやすく説明しています。購入前にこちらを読んで参考にしてください。

記事公開日：2024.04.23

最終更新日：2024.04.26

お薬通販部スタッフ[監修]

プロペシアの主な副作用

プロペシアの主な副作用は、以下があります。

副作用があらわれたら観察を十分に行い、異常が認められた場合は服用を中止するなど適切な処置を行いましょう。

AGA治療薬プロペシアの服用によって稀にあらわれる副作用には以下があります。

	1〜5％未満	1％未満	頻度不明
過敏症症状	–	–	そう痒症、じん麻疹、発疹、血管浮腫（口唇、舌、咽喉及び顔面腫脹を含む）
生殖器	リビドー減退	勃起機能不全、射精障害、精液量減少	睾丸痛、血精液症、男性不妊症・精液の質低下（精子濃度減少、無精子症、精子運動性低下、精子形態異常等）
肝臓	–	–	AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇
その他	–	–	乳房圧痛、乳房肥大、抑うつ症状、めまい

以上の副作用が起こる可能性があるため、プロペシアを使用する際はこれらの可能性を理解し、症状があらわれた場合はすぐに医療機関に相談してください。

参考URL

先ほど紹介した稀に起きる副作用について、以下補足します。

過敏症

過敏症とは身体が薬に対して過敏に反応する状態を指します。

皮膚の炎症反応、じん麻疹や発疹が生じたり、口唇、舌、咽喉、顔面の腫れ（血管浮腫）が起こることがあります。

これらの症状があらわれた場合は、すぐに医療機関の診察を受けましょう。

生殖器関連

リビドー減退とは性欲の減退のことです。

また勃起機能不全、射精障害（射精に困難を伴う）、精液量の減少、睾丸痛、血精液症（射精時に血が混ざる）、男性不妊症や精液の質低下（精子濃度減少、無精子症、精子運動性低下、精子形態異常等）といった症状が起こる可能性があります。

肝臓関連

プロペシアの使用によりAST（アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ）、ALT（アラニンアミノトランスフェラーゼ）、γ-GTP（ガンマ-グルタミルトランスペプチダーゼ）の値が上昇することがあります。

これらは肝臓の機能を示す指標で、上昇すると肝臓に何らかの問題が発生する可能性があります。

その他

乳房圧痛や乳房肥大、抑うつ症状やめまいといった症状が出るケースがあります。

これらの症状があらわれた場合も医師の診断を受けてください。

試験番号	試験内容
1	海外で行われた前立腺肥大症の方を対象としたプロペシア製剤の臨床試験では、プロペシア5mg投与群で4例の乳癌が報告され、プロペシア非投与群では見られなかった。別の試験では、プラセボ投与群で2例の乳癌が報告されたが、プロペシア5mg投与群では見られなかった。また、健康男性を対象とした試験では、プロペシア5mg投与群及びプラセボ投与群で各1例ずつ乳癌が報告された。
2	健康男性を対象としたプロペシア製剤5mgの臨床試験では、Modified Gleason Score 8～10の高悪性度前立腺癌の発現率が、プラセボ投与群と比較して、プロペシア5mg投与群で高かった（相対リスク1.70［95％信頼区間：1.23-2.34］）。
3	プロペシア製剤投与により前立腺容積が減少したとの報告がある。
4	アカゲザルへのプロペシアの投与は、雌雄胎児に異常所見を認めなかった。この投与量は、プロペシア1mgが投与された方の1回の射精を介して女性が曝露される可能性のあるプロペシア量の少なくとも750倍に相当する。