バリフの副作用とは?バルデナフィル錠の添付文書で詳しく解説!
ED治療薬の副作用は男性にとって気になる情報の1つです。この記事ではED治療薬バリフの副作用について詳しく解説します。
お薬通販部スタッフ【監修】

バリフはインドのアジャンタファーマが製造・販売している医薬品で、有効成分としてバルデナフィルを配合したED治療薬、レビトラのジェネリック医薬品の1つです。
バリフにはレビトラと同等の勃起機能改善効果が期待できますが、国内では未承認の医薬品のため、副作用について心配な方もいらっしゃるのではないでしょうか。
目次
ED治療薬バリフの副作用とは?

ED治療薬のバリフは海外で製造・販売されているレビトラのジェネリック医薬品で、有効成分としてバルデナフィルが配合されています。
バルデナフィルはPDE5を阻害して陰茎に送られる血液量を増加させ、勃起をサポートする点が特徴です。
バリフは海外で製造・販売されており、個人輸入代行サイトなどからバリフを購入すると添付文書が英語のため読めないという方も少なくありません。
また、英語で書かれたバリフの添付文書は、国内で承認されているED治療薬に比べると説明が非常に簡潔です。
そのため、レビトラのジェネリックとして国内で承認されているバルデナフィル錠の添付文書を基に、ED治療薬バリフの副作用の種類や発現頻度について解説していきます。
バリフの服用で起こり得る主な副作用
1%以上 | ほてり・心悸亢進頭痛・めまい鼻閉消化不良・悪心 |
0.1~1%未満 | 頻脈・高血圧不眠症・異常感覚・傾眠・眩暈・感覚鈍麻肝機能検査異常・γ-GTP昇副鼻腔うっ血・呼吸困難・鼻出血背部痛・筋肉痛紅斑・発汗・そう痒・光線過敏性反応・発疹腹痛・口内乾燥・下痢・胃炎・嘔吐・胃食道逆流視覚異常・結膜炎・霧視・羞明・彩視症・眼痛・耳鳴・流涙CK上昇・灼熱感・無力症・胸痛・異常感・勃起増強(勃起時疼痛等) |
バリフをはじめとするED治療薬の服用によって比較的多く見られる副作用が、一時的な血流量増加にともなうほてりや頭痛です。
しかし、ほてりや頭痛といった副作用はそれほど長くは続かないため、健康状態にある方は過度に心配する必要はありません。
ただし、上記の症状があまりにも強く出る場合や、長く続く場合は速やかに医療機関を受診してください。
バリフの服用で稀に起こる副作用
0.1%未満 | 失神・低血圧・顔面浮腫・心筋虚血・心筋梗塞(本剤との因果関係は不明)不安・緊張亢進・一過性全健忘関節痛・頚部痛嚥下障害・食道炎インフルエンザ症候群・射精障害・アナフィラキシー反応・持続勃起 |
頻度不明 | 起立性低血圧・狭心症緑内障 |
バリフを服用した場合、稀に(0.1%もしくは頻度不明)上記の副作用が見られるケースもあります。
バリフの服用にともなって上記の症状が起こるようであれば、速やかに医療機関を受診して適切な処置を受けてください。
稀に起こる副作用のなかでも持続勃起を放置すると、組織の壊死を引き起こして勃起機能に重大な影響を与える恐れがあります。
副作用が心配な際の対処法
バリフの服用にともなって見られる軽微な症状から、持続勃起など勃起機能に重大な影響を与える副作用について見てきました。
通常は時間の経過とともにほてりや頭痛は消失しますが、あまりにも長く続く場合や、しばしば副作用が起こる場合は、バリフの服用を控えて医師に相談するのがおすすめです。
バリフを服用して稀な副作用が発現した場合は、直ちに服用を中断して医師の診察を受けてください。
稀な副作用のなかでも持続勃起症(プリアピズム)を発症すると、勃起機能に重大な影響をおよぼす可能性があります。
痛みをともなうような勃起が4時間以上続く場合は、直ちに医療機関を受診して適切な処置を受けてください。
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報告されているバリフ(バルデナフィル錠)の副作用データ

バリフの添付文書には併用禁忌について簡単に書かれていますが、副作用の発現頻度に関しては触れられていません。
そこで、バリフと同様にバルデナフィルを有効成分とする、国内で承認されている治療薬の添付文書を基に、副作用の発現率を紹介します。
国内のデータ
国内用量反応試験(ブリッジング試験)において、バルデナフィル錠を服用した場合に以下の副作用発現率が確認されました。
バルデナフィルの容量 | 副作用が起こった件数 | 副作用の発現率 |
5mg | 68例のうち24例 | 35.3% |
10mg | 75例のうち34例 | 45.3% |
20mg | 66例のうち36例 | 54.5% |
主な副作用としては頭痛(11.7%)、ほてり(10.6%)が挙げられています。
国外のデータ
北アメリカおよびヨーロッパで行われた第3相試験において、バルデナフィル錠を服用した場合に以下の副作用発現率が確認されました。
・北アメリカ
バルデナフィルの容量 | 副作用が起こった件数 | 副作用の発現率 |
5mg | 193例のうち37例 | 19.2% |
10mg | 199例のうち366例 | 33.2% |
20mg | 188例のうち79例 | 40.5% |
・ヨーロッパ
バルデナフィルの容量 | 副作用が起こった件数 | 副作用の発現率 |
5mg | 157例のうち30例 | 19.1% |
10mg | 159例のうち44例 | 27.7% |
20mg | 163例のうち66例 | 40.5% |
海外のデータに関しては、副作用の詳細が記載されていません。
まとめ

バリフには有効成分としてバルデナフィルが配合されており、正しく服用すると先発医薬品のレビトラと同等の効果が得られます。
バリフに限らず化学的に製造された医薬品には必ず副作用のリスクがあるため、危険性を理解しておくことが重要です。
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