背中にできたニキビが治った後も、色素沈着や凹みなどの跡が残ってしまい悩んでいる人もいるでしょう。
この記事では、背中にニキビ跡ができる原因や対策、ケア方法、皮膚科における治療法などについて解説します。
ニキビ跡を消す方法を知って、改善に役立ててみてください。

背中ニキビ跡の原因とは？色素沈着・赤み・凹みの違いを知ろう

背中にできたニキビによる肌のトラブルには、以下の内容が関係している可能性があります。

それぞれ見ていきます。

摩擦や紫外線による色素沈着に要注意

衣類との摩擦や紫外線の影響は、色素沈着の原因となる可能性があります。
色素沈着の原因の一つであるメラニンが、刺激によって活性化されるためです。
ニキビの炎症によってメラニンが活性化しやすいため、可能な限り刺激を与えないようにしましょう。

ニキビを潰すとクレーターになる理由

ニキビを無理に潰すと、クレーター状の凹みが残ることがあります。
組織が破壊され傷が修復しにくくなったり、細菌が毛穴の奥に入り込み炎症の悪化を招いたりする可能性があるためです。
ニキビは潰さないように注意しましょう。

衣類や汗が悪化を招く日常のNG習慣

通気性の悪い衣類を身に着けている状態や汗をかいたままの状態は、肌の刺激となり、ニキビやニキビ跡の悪化を引き起こすおそれがあります。

汗ふきシートやシャワーなどで汗を取り除き、清潔な衣類に着替えるなどの取り組みが予防に重要です。

自宅でできる背中ニキビ跡のケア方法！市販薬や保湿の使い方

背中にできたニキビ跡は、市販薬の活用や保湿などにより症状の改善が期待されます。
ここでは、主なケア方法をご紹介します。

色素沈着にはビタミンC誘導体やヘパリン類似物質配合の市販薬を活用

市販薬の使用による色素沈着のケアでは、ビタミンC誘導体やヘパリン類似物質などの成分を含むお薬を選ぶとよいでしょう。

ビタミンC誘導体はメラニンの生成を妨げ、ヘパリン類似物質は血行促進作用により皮膚のターンオーバー（新陳代謝）をうながす効果が期待できます。

毎日の保湿と角質ケアで肌の再生を促す

肌のターンオーバーの乱れは、乾燥につながり、ニキビやニキビ跡の悪化につながる可能性があります。

規則正しい肌のターンオーバーには、保湿や角質ケアが有効な場合があります。
保湿による肌のバリア機能の維持や角質ケアは、ニキビ跡の改善につながるでしょう。
ただし、人によっては、角質ケアによる肌への刺激が強いケースもあるため、肌に違和感を感じた場合は、使用を止め、皮膚科を受診することをおすすめします。

通販で買える美白成分配合のニキビ跡ケア薬

ニキビ跡ケアに有効とされる美白成分を含むお薬は、通販でも購入できます。
肌荒れやニキビの色素沈着、予防などが期待されるビタミンC誘導体、ヘパリン類似物質などの成分を含むお薬を選ぶとよいでしょう。

プラセントレックスは肌のタルミやシミ、シワ、ニキビ、傷あとなどの改善に使用される1ランク上の美容ジェルです。 有効成分のヒトプラセンタに含まれる成長因子が肌に作用し、肌のターンオーバーを促進させます。 1本：541円～

皮膚科での治療法とは？重度のニキビ跡にはレーザー治療も選択肢

背中ニキビの状態によっては、皮膚科での治療が必要なケースもあります。
皮膚科に相談したほうがよいケースの特徴や皮膚科治療の効果や費用、市販薬や通販薬の違いについてご説明します。

医師に相談すべき背中ニキビ跡の見極め方

ニキビ薬を長期的に使用していてもニキビ跡が改善しない場合やニキビを早く治したい場合、跡を残さずに治したい場合には、早めに皮膚科の受診を検討しましょう。

ニキビが改善されない場合は、ニキビ以外の皮膚の病気である可能性が考えられ、早期の適切な治療は、悪化の予防が期待できるためです。

ピーリング・レーザーの費用と効果を解説

ピーリングでは、主に薬液によって古い角質を除去し、レーザー治療では光を当ててターンオーバーの正常化や組織の再生をはかります。
ケミカルピーリングは一回につき約5,000～15,000円、レーザー治療は約数千円から数万円です。

使用するレーザーや治療部位、ニキビ跡の状態によっても費用が異なるため、あらかじめクリニックに確認してみてください。

市販薬と通販薬の違いと選び方のコツ

薬局で購入できる市販薬と、個人輸入サイトによる通販薬では以下の違いがあります。

	市販薬	通販薬
購入場所	薬局	通販サイト、個人輸入サイトなど
特徴	・比較的ゆるやか ・副作用のリスクが、通販薬や処方薬よりも低い	・強い成分が含まれる場合がある ・市販薬に比べて、リスクが高い
メリット	わからないことを薬剤師に相談しやすい	医療機関に行かずに購入できる

一般的には、市販薬は処方薬に比べて、効き目がゆるやかであり、副作用のリスクが低いです。

通販サイトで購入できるお薬の一部には、強い効果が期待できる反面、市販薬に比べて副作用のリスクが高まる場合もあります。
皮膚科を受診して医師の指示のもと、処方薬を購入し、通販サイトを利用する場合は、信頼できるサイトを利用しましょう。

まとめ

背中に生じたニキビ跡は、摩擦や衣類、ニキビを潰すなどの刺激が原因となっている場合があります。

日頃からの適切なケアや市販薬の活用、皮膚科での治療は、症状改善が期待できます。
継続的なケアを心がけ、改善がみられない場合は、皮膚科に相談してみてください。