背中ニキビは、自覚しづらく治りにくい肌トラブルの一つです。
毛穴の詰まりや皮脂の過剰分泌、炎症などが原因で発生し、適切な治療をおこなわないと悪化する可能性もあります。
本記事では、背中ニキビの治し方や、見なおすべき生活習慣などについて解説します。

原因別に見る背中ニキビの治し方と対策を詳しく解説

背中ニキビの発生には、さまざまな原因が関係しています。
ここでは、背中ニキビの主な原因と治療法、対策法をご説明します。

毛穴詰まりと皮脂の過剰分泌に要注意

背中は、皮脂の分泌が盛んな部位です。
過剰な皮脂や古い角質が毛穴に詰まると、ニキビの原因菌が繁殖しやすい環境となり、ニキビを招くリスクが高まります。

とくに運動した後や夏場は、汗をかきやすく皮脂の過剰分泌を引き起こすリスクが高いため、こまめに汗を拭きとりましょう。

炎症のあるニキビは早めのケアがカギ

炎症のある赤いニキビや膿をともなう黄色のニキビは、ニキビが重症化している可能性があります。
重症化すると、皮膚の赤みが治りにくくなったり、メラニン色素の活性化により色素沈着につながったりする可能性があります。

皮膚のトラブルを抑えるためにも、早い段階におけるニキビの治療が重要です。

男性特有の皮脂量とニキビの関係とは

男性は男性ホルモン（アンドロゲン）の影響を受け、女性よりも皮脂の分泌量が多いと言われています。
肌が乾燥した状態は、さらに皮脂量が増える要因となるため、過剰な皮脂の除去や保湿などの肌のケアに取り組みましょう。

生活習慣から見直す背中ニキビの予防と対処法ガイド

背中ニキビの予防には、生活習慣の見なおしが有効な場合があります。

ここでは、主な対処法についてご説明します。

入浴後の清潔な保湿ケアで背中の乾燥を防ぐ

お風呂に入った後は、肌が乾燥しやすくなります。
入浴後は、可能な限り早めに肌の保湿をおこなうことが重要です。

肌が湿っているうちに保湿剤を塗ると、乾燥の予防につながるとされています。

刺激の少ない衣類選びで悪化を防ぐ

衣服による蒸れや摩擦は、肌の刺激となりニキビの悪化を引き起こす可能性があります。

肌に合わない衣類の着用をやめ、通気性のよい素材の衣類に変更すると、ニキビの悪化予防につながる場合もあります。

また、汚れた衣類では不衛生な状態となり、肌の状態に悪影響をきたす可能性があります。
衣類の清潔を保つことも重要です。

皮膚の清潔維持で菌の繁殖を防ごう

皮膚の状態を清潔に保つことは、ニキビの発生予防につながります。

背中を洗うときには、ボディーソープでやさしく洗いましょう。

シャンプーやボディソープのすすぎ残しは、皮膚の刺激となりニキビの原因となり得ます。

入浴時には、十分に背中を洗い流すと予防につながります。

プラセントレックスは肌のタルミやシミ、シワ、ニキビ、傷あとなどの改善に使用される1ランク上の美容ジェルです。 有効成分のヒトプラセンタに含まれる成長因子が肌に作用し、肌のターンオーバーを促進させます。 1本：541円～

市販薬と皮膚ケアで治す！背中ニキビの改善ステップ

背中ニキビでは、早期の改善をはかるために、お薬の使用が望ましい場合もあります。

ここでは、有効とされる成分を含むお薬をご紹介します。

市販薬で炎症や色素沈着にも有効な成分配合の商品

炎症による皮膚の赤みや、色素沈着には、以下の成分を意識した商品を選ぶと、肌のケアに役立つ場合があります。

症状	期待できる効果
皮膚の赤み	・炎症を和らげる
色素沈着	・メラニンの生成を抑える ・メラニンの排出を促す

ただし、炎症をともなう赤いニキビでは、市販薬によって十分な効果が得られない場合もあるため、皮膚科の受診をおすすめします。

カビ由来ニキビは専用薬を使った継続治療が重要

マラセチア菌という真菌（カビの一種）が原因でニキビが生じる場合もあります。

マラセチア菌は抗真菌薬による治療が必要であり、ニキビとの見分けが難しいケースが珍しくなく、長期的な治療が必要な場合もあります。
お薬を使用していてもニキビ症状に変化がみられない場合には、専門医に相談してみてください。

皮膚科受診で処方薬を使った治療も

市販薬による治療で十分な改善がみられない場合や、赤いニキビや膿をともなうニキビが生じた場合などには、他の皮膚の病気を患っていたり、処方薬による治療が必要となったりするケースもあります。

早めに医師の診断を受け、治療に取り組みましょう。

まとめ

背中ニキビは、皮脂の過剰分泌や毛穴の詰まりなどの要因が関係している場合があります。
適切なケアに取り組み、背中ニキビの予防に取り組みましょう。

市販薬は、ニキビの症状によっては、効果が得られにくいケースもあります。
十分な改善がみられない場合や、赤いニキビや膿をともなうニキビが生じた場合などでは、早めに医師の診断を受けることをおすすめします。