背中ニキビは、思うように治らなかったり、繰り返したりするため、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、背中ニキビを引き起こす主な要因や、男女の違い、食生活の影響などについて解説します。

なぜ背中にニキビができる？よくある原因をわかりやすく解説

背中にニキビができる主な原因は以下のとおりです。

一つずつ確認していきます。

皮脂と汗による毛穴詰まりが主な原因

背中の皮膚は顔と同様に皮脂の分泌が多く、汗もかきやすい部位です。

汗や皮脂が毛穴に詰まり、ニキビの原因菌の増殖により炎症を招くと、ニキビ症状が現れます。

運動後や暑い時期には、こまめに皮脂や汗をふき取ったり、シャワーや着替えをしたりして背中を清潔に保ちましょう。

シャンプーや衣類の刺激で悪化するケースも

シャンプーやトリートメントのすすぎ残しや、衣類による摩擦や蒸れは、肌への刺激になり、背中のニキビにつながる場合があります。

また、通気性の悪い衣類や締めつけの強い下着もニキビを悪化させるリスクがあるため、着用は避けたほうがよいでしょう。

ストレスや睡眠不足がホルモンに影響

ストレスや睡眠不足は、ホルモンバランスの乱れや免疫力の低下をもたらし、肌の健康状態に悪影響を招くとされています。

ニキビの発生につながる可能性があるため、日頃からストレスを適度に発散し、睡眠不足の解消に取り組みましょう。

体質や性別で異なる背中ニキビの原因とは？女性・男性別に解説

背中ニキビにはさまざまな原因が考えられますが、体質や性別などによって主な原因が異なります。

女性や男性、30歳以降の大人に起こりやすいニキビの原因について解説します。

女性に多いホルモンバランスの乱れとは？

女性ホルモンの分泌は、にきびの発生と関係性があるとされています。

黄体ホルモン（プロゲステロン）は、皮脂の分泌をうながすホルモンと言われており、排卵後から生理前にかけて分泌量が増加します。

生理前にニキビができやすいのは、黄体ホルモンによる影響が考えられています。

男性に多い皮脂分泌の多さとニキビの関係

男性ホルモンの分泌は皮脂の分泌を促す作用があり、背中ニキビができやすくなる可能性があります。

ストレスや睡眠不足などの生活習慣の見直しは、ニキビ症状の改善が期待できるでしょう。

30代以降に増える大人ニキビの特徴とは

大人ニキビは頬やあごなどにできやすいニキビであり、30代以降で生じやすいとされています。

主な要因としては、食生活や睡眠不足などの乱れた生活習慣、ストレス、肌の乾燥などが挙げられます。肌のバリア機能低下によってニキビを招く可能性も考えられるため、日常的な肌のケアに取り組むことが重要です。

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見落としがちな背中ニキビの内的要因！食べ物や内臓不調との関連性

背中ニキビは、体質や性別以外にも、食生活や健康状態などによって引き起こされるケースもあります。

ここでは、背中ニキビの主な要因や、症状が類似しているマラセチア毛包炎について解説します。

内臓の疲れが肌に出る？肝臓・腸の関係性

肝臓の機能低下や腸内環境の乱れは、体内に不要な物質が蓄積しやすくなり、皮膚のトラブルにつながる場合があります。
肌荒れが続く場合は、こうした内臓の不調がないか確認してみてください。

糖質・脂質過多な食生活はニキビの原因に

甘いものや脂っこい食事は、皮脂の分泌を活発化させ、ニキビの原因になり得ます。
背中のニキビを悪化させる可能性があるため、摂取はほどほどに抑えましょう。

栄養バランスのとれた食事が、予防に効果的です。

マラセチア毛包炎との違いと皮膚科での治療

背中にできた発疹は、必ずしもニキビとは限りません。

ニキビと類似した症状として、マラセチア毛包炎が挙げられます。
マラセチア毛包炎は、真菌（カビ）が原因となる皮膚の病気であり、ニキビと見た目が似ていますが、治療には抗真菌薬の使用が基本です。

ニキビの治療薬で症状が改善しない場合は、皮膚科を受診してください。

まとめ

背中ニキビは、皮脂や汗、ストレスや睡眠不足、食生活などの要素が原因となる場合があります。

日頃のスキンケアや生活習慣を見なおしましょう。

市販薬を使用しても改善しない場合や症状の悪化が認められた場合は、ニキビではない皮膚の病気である可能性が考えられるため、皮膚科を受診してください。