背中のニキビは、自覚症状がない場合も珍しくなく、気づいたときに悪化しているケースが珍しくありません。
この記事では、背中ニキビの主な原因や治療法、予防法などについて解説します。

なぜ背中にニキビができる？肌荒れの原因と生活習慣の関係性？

背中にニキビができる主な原因は以下のとおりです。

一つずつ確認していきます。

汗や皮脂汚れが毛穴詰まりを引き起こす理由

背中は皮脂の分泌が多く、汗とともに皮脂の分泌が促されます。
汗や皮脂は毛穴が詰まる原因となり、ニキビの原因菌を増殖させ、ニキビ症状につながる可能性があります。
とくに汗や皮脂が分泌されやすい夏場は、背中ニキビの発症に注意が必要です。

シャンプーやボディソープのすすぎ残しに注意

入浴時のすすぎが不十分だと、背中ニキビを引き起こす可能性があります。
シャンプーやボディソープの成分が肌に残ったままになると、肌荒れや炎症の要因になり、ニキビができるリスクが高まります。

洗い流す際は、背中を十分に流すようにしましょう。
背中に成分がつかないように、髪の毛の洗い方を工夫するのも一つの手です。

寝具・衣類の清潔さもニキビ悪化の一因に

肌に直接触れるパジャマやシーツ、タオルなどの汚れは、雑菌の繁殖につながると言われています。
寝具や衣類はこまめに洗濯し、清潔な状態を維持しましょう。

また、吸湿性や肌触りを意識した素材に変えることも有効です。

背中ニキビの正しい対処法！洗い方から薬の使い方まで詳しく解説

背中ニキビは、対処を誤ると症状を悪化させる可能性があり、重症度によっては皮膚科の受診が必要となるケースもあります。
ここでは、背中のニキビの対処法や市販薬の有効性、皮膚科を受診したほうがよい例についてご説明します。

背中専用ソープやブラシの使い方と注意点

殺菌作用や適度な洗浄力のあるボディソープは、背中ニキビの症状改善が期待できるため、症状が持続している場合には、検討するとよいでしょう。

また、硬いブラシでこすることは、肌に強い刺激を与え、炎症が悪化する可能性もあります。
やわらかいブラシへの変更や強く肌をこすらないように注意しましょう。

市販薬で改善する？塗り薬・スプレーの選び方

軽度のニキビであれば、市販薬で症状が改善される場合もあります。
主なニキビ治療薬の特徴は以下のとおりです。

主な市販薬のタイプ	特徴
塗り薬	ピンポイントに塗りやすく、背中の一部にだけニキビがある場合に有効
スプレー	広範囲にお薬を塗りやすいため、背中全体に広がっているケースで効果的

背中ニキビの数や広がりに応じて、使い分けるとよいでしょう。

赤みや膿を伴う重度ニキビは皮膚科を受診

赤いニキビや膿を含む黄色いニキビなどがあらわれた場合には、皮膚科の受診をおすすめします。
市販薬やセルフケアでは改善が見込めない場合や、とびひ（皮膚の細菌感染症）やおでき（毛根の部分に膿がたまった状態）などの症状が類似した疾患をわずらっている場合があるためです。

上記のニキビが認められた場合は、自己判断せず、早めに皮膚科を受診することが望まれます。

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ニキビを繰り返さない背中ケア！日常でできる簡単な予防習慣とは

ニキビ症状を繰り返さないための主な予防法は以下のとおりです。

それぞれ見ていきましょう。

通気性の良い服と汗ケアでニキビを予防

皮脂や汗は、毛穴を詰まらせ、ニキビを悪化させる要因とされています。
皮膚に汗がこもらないように通気性のよい衣服を身に着けましょう。
汗拭きシートや濡れタオルなどを活用して、背中をふき取ったり、定期的に着替えたりすることも予防に効果的です。

ビタミンや栄養バランスも体ニキビ対策に重要

規則正しい食生活は、ニキビの予防につながります。
とくに以下の栄養素を積極的に取り入れ、栄養バランスのよい食事を心がけることは重要です。

・ビタミンA
・ビタミンB
・ビタミンC
・ビタミンE
・ミネラル

また、脂っこい食べものは控えることをおすすめします。

お風呂上がりの保湿が背中の肌環境を整える

肌の乾燥は皮脂の過剰分泌を招き、毛穴が詰まりやすくなる可能性があります。
乾燥が気になる方は、保湿剤を使用して背中の乾燥を予防しましょう。

肌が乾燥すると保湿剤の効果が得られにくくなる可能性があります。
入浴後はできるだけ早めに保湿剤を塗ると効果が得られやすいです。

まとめ

背中ニキビの原因には、皮脂や汗、入浴時のすすぎ残しなどが挙げられます。

軽症であれば市販薬による改善が有効ですが、赤いニキビや膿を含むニキビなどは、ニキビ以外の疾患のサインである可能性があるため、皮膚科の受診が望まれます。

予防には、背中の正しいケアや生活習慣の見なおしが有効です。
背中ニキビを繰り返す方は、取り組んでみてください。