クラミジアに感染しても、「放置すれば自然治癒するのでは？」と考える方は少なくありません。

しかし、クラミジアは基本的に自然治癒しない性感染症であり、放置すると重篤な合併症につながる危険があります。

男性の場合は前立腺炎や精巣上体炎を発症し、女性の場合は子宮頸管炎や卵管炎へと進行し、卵管閉塞や子宮外妊娠のリスクが高まります。

こうしたリスクから、クラミジアは「日本で最も多い性感染症」とされ、梅毒以上に感染者数が多いと報告されています。

特に自覚症状が出にくいため、感染に気づかず放置してしまうケースが少なくありません。

「クラミジアは自然治癒するのか？」という疑問に対して回答するなら、自然治癒は期待できず、必ず抗生物質による治療が必要です。

この記事では、クラミジアを何年も放置した場合に起こりうる合併症や不妊リスク、自然治癒がなぜ不可能なのかを詳しく解説します。

性感染症を正しく理解することで、自分だけでなくパートナーへの感染も防ぐことができます。

クラミジア感染症は自然治癒しない！治療せずに何年も放置すると不妊に

冒頭でも述べたように、クラミジア感染症は日本で最も多い性感染症ともいわれ、何もせず放置しても自然治癒することはありません。

それだけでなく、治療しないで何年も放置していると不妊になる危険性もあります。

「子どもが欲しい」と思った時に、不妊で辛い思いをして後悔しないためにも、クラミジアは早期発見・早期治療が重要になります。

男性の場合はクラミジア感染症で前立腺炎症や精巣上体炎に

男性がクラミジアに感染して治療せずに何年も放置していると、病原菌が尿道から前立腺や精巣まで侵入してしまい、前立腺炎症や精巣上体炎を引き起こす可能性があります。

そして、これらの症状が将来的に男性不妊症の原因となると考えられています。

クラミジアを放置していることで、精巣でつくられた精子を精管に送り出す役割がある精巣上体に感染が広がってしまうからです。

クラミジアの病原菌は、男性の精子にとって悪影響を及ぼしてしまい、結果として不妊になるリスクが高くなってしまいます。

いざ「子どもが欲しい」となった時に、クラミジアを放置していたことが原因で不妊になってしまったら、後悔してもしきれません。

女性の場合はクラミジア感染症で子宮頸管炎や卵管炎に

女性がクラミジア感染症を何年も放置してしまうと、子宮頸管炎や卵管炎を引き起こすことが報告されており、こういった合併症や後遺症は男性よりも深刻です。

男性と同様に、女性もクラミジア感染症を放置していると、不妊や子宮外妊娠の原因になります。

クラミジアの病原菌が子宮頸管に感染し、卵子の通り道である卵管に広がり炎症や癒着で卵管が閉鎖してしまい、卵子が受精しにくくなってしまうためです。

また妊婦がクラミジアに感染した場合、新生児が出産時に産道感染してしまい、新生児肺炎や結膜炎を起こす危険性があります。

クラミジア感染症に気付かないケースもある

クラミジアを治療せずに放置することで、引き起こされる合併症や後遺症についてお話ししてきましたが、そもそもクラミジア感染に気付かないケースもあります。

特に女性の場合、クラミジアに感染しても自覚症状が乏しいため、感染していることに何年も気付かず、診断治療に至らないことが多いのです。

そうなると無自覚のうちにパートナーや、妊婦の場合には新生児へ感染させることもあるので、注意が必要になります。

クラミジアに感染すると、どのような症状が発現するのか男女別に一覧にしましたので、確認してくださいね。

【男性の症状】	【女性の症状】
・尿道の不快感（かゆみ） ・排尿時の軽い痛み ・サラサラした膿が出る ・精巣上体の腫れ ・軽い発熱	・おりものの増加 ・不正出血 ・性交痛 ・下腹部の痛み

しかしこれらの症状は軽いことがほとんどで、無症状のまま進行することが特徴的だといわれています。

そのため、多くの人が感染していることに気付かずに放置してしまうのです。

過去にクラミジア感染症が自然治癒したケースはある？

クラミジア感染の疑いがあっても、「なるべく病院などで検査や治療をしないで済ませたい」と思うのが心情です。

クラミジアが自然治癒する確率は？

クラミジアが自然治癒することはなく、確率は0%といえるでしょう。

なぜならクラミジアは細菌感染症であり、抗生物質での治療が必要だからです。

たまに「クラミジアが自然治癒した」という話を耳にしますが、何か他の病気で処方された抗生物質を服用したことによって、偶然クラミジアの症状も改善されたのではないか、と考えられます。

そして完全に自然治癒したようにみえても、体の中には細菌が残っていて放置すると深刻化する場合もありますので、注意が必要です。

クラミジア感染症の自覚症状が無い場合も？

前述したとおり、クラミジアは感染しても症状が軽く、感染していること自体気付かないケースも多くあります。

そして、症状が軽いどころか自覚症状が無い場合もあるのが、クラミジア感染の厄介な部分です。

クラミジアは感染後数週間で発症しますが、実に約80%は無症状とされています。

このようにクラミジアは自覚症状が無いケースが多いので、なかなか医療機関で検査する人は多くありません。

しかし定期的に検査することで、自覚症状がなくても感染状態を把握し、早期に治療を受けることができます。

咽頭（喉）クラミジアの症状は気付きにくい

通常、クラミジアは性行為によって性器に感染しますが、喉にもクラミジアが感染するケースがあります。

感染経路としてはクラミジアに感染している性器から、オーラルセックスを介して病原菌が喉の粘膜にうつり、咽頭クラミジアになってしまうのです。

また唾液を介して舌や唇にも病原菌が現れることがあるため、キスすることで咽頭クラミジアに感染する可能性は否定できません。

ただしキスの場合、病原菌の量はごく少量のため感染するリスクは極めて低いと考えられています。

とはいえ、咽頭クラミジアの感染経路は性行為だけとは限らないため、クラミジアの感染に心当たりがないということもあるのです。

そしてこの咽頭クラミジアも、無症状なケースがほとんどで、自覚されないほど症状が軽く気づきにくいとされています。

まれに症状が出る場合では、下記のようなものがあげられます。

咽頭クラミジアも自然に治ることはありませんので、放置するのは厳禁です。

そして治療には、やはり抗生物質の服用が必要になります。

咽頭クラミジアと性器クラミジアは、同時に感染していることが多いため、咽頭クラミジアが確認された場合は、泌尿器科や婦人科での検査を受けましょう。

また咽頭クラミジアが感染していた場合、パートナーも感染している可能性が高いため、無症状でもペアで検査することをおすすめします。

クラミジア感染症以外の性病に感染している場合もある

クラミジアは性行為によって感染するのが一般的なため、他の性病にも感染している場合もあります。

その中でも淋病と重複感染しているケースが多く、症状も似ていることから自己判断は難しいといえるでしょう。

しかし淋病はクラミジアと比べると症状が強く出る傾向で、特に男性はひどい排尿痛で受診せざるを得ない状況になることが多いようです。

それでも、淋菌性尿道炎の治療をしているのに、症状が改善されないこともあり、そんな時はクラミジアの感染が疑われます。

クラミジアと淋病は症状も似ていますが、異なる細菌によって引き起こされる性病のため、治療法や抗生物質の種類も異なります。

感染疑いがある場合はなるべく早く検査して、適切な治療を受けることが重要です。

とはいえ、性病で病院を受診するのは気が引けてしまうものですよね。

病院が嫌なら通販で検査キットを購入する方法もある

「クラミジアに感染してしまったかもしれない。だけど病院へ行くのはちょっと…」という人には、クラミジア検査キットを購入する方法もあります。

特に以下のような人には、おすすめです。

結果も約15分で出る上に、3回分のクラミジア検査キットで、3,150円ですので1回あたり1,000円ちょっとで済みますので、コスト的にも抑えられますね。

クラミジア感染症に有効な治療薬は？

クラミジアを治療する際には、クラミジア・トラコマチスという細菌を消滅させるために抗生物質の服用が必須になります。

しかし同じ抗生物質とはいえ種類があり、クラミジアには効かない抗生物質もあるので注意が必要です。

主にクラミジアに有効とされる抗生物質は、下記の通りになります。

クラミジアの治療には、抗生物質を1週間服用するのが一般的です。

抗生物質を服用することで、症状が数日でなくなることもありますが、細菌が完全に死滅していないことがあります。

また自己判断で服用を途中でやめてしまうと、症状がぶり返したり、菌が薬に耐性を持ってしまい症状が悪化したりすることもあるので、注意が必要です。

クラミジアの治療薬を格安で購入するならジェネリックもあり！

抗生物質は処方箋がなくても、個人輸入で手軽に購入することが可能です。

しかも良質なジェネリックの抗生物質は、お財布にも優しい格安価格になっています。

ここでは、お薬通販部で扱うクラミジアに有効な抗生物質をいくつか紹介します。

【商品名】	【価格】	【商品説明】
ジスロマック250mg（6錠）	4,980円～	マクロライド系1日1回500mgの服用を3日間続ける事で1週間効果が継続
アジー250mg（6錠）	2,000円～	マクロライド系世界初のクラミジアの治療薬ジスロマックのジェネリック医薬品
クラビリン250mg（20錠）	3,800円～	ニューキノロン系クラビットのジェネリック医薬品
ジスリン250mg（5錠）	1,600円～	マクロライド系の抗生物質世界初のクラミジアの治療薬ジスロマックのジェネリック医薬品
ビブラマイシン100mg（8錠）	4,380円～	テトラサイクリン系病院でも細菌感染症の治療薬として広く処方されてきた実績がある
レボクイン250mg（20錠）	3,800円～	ニューキノロン系世界的に有名なクラビットのジェネリック医薬品
アカミン50mg（60錠）	3,810円～	テトラサイクリン系クラミジア治療薬であるミノマイシンのジェネリック医薬品
レボフロックス250mg（100錠）	13,500円	ニューキノロン系クラビットのジェネリック医薬品
アポミノサイクリン100mg（100錠）	18,160円	テトラサイクリン系クラミジア治療薬であるミノマイシンのジェネリック医薬品

まとめ

クラミジア感染症は自然治癒することはなく、何年も放置すれば不妊や重い合併症につながる性感染症です。

自覚症状が出にくいため、感染に気づかないまま進行するケースが多く、定期的なクラミジア検査で早期発見することが非常に重要です。

感染が確認された場合は、抗生物質によるクラミジア治療薬の服用が唯一の治療法です。

お薬通販部では、自宅で使えるクラミジア検査キットや、医療機関でも処方される正規品のジェネリック医薬品を取り扱っています。