ロリータの有効成分ロラタジンについて
アレルギー治療薬のロリータは、アレルギー疾患の症状を緩和する目的で用いられます。ロリータの有効成分について解説します。
お薬通販部スタッフ[監修]

ロリータはアレルギー性鼻炎や蕁麻疹、皮膚疾患にともなうかゆみを改善する際に有益な医薬品です。
有効成分のロラタジンはアレルギーの原因であるヒスタミンのはたらきを妨げ、かゆみや鼻水、鼻詰まりなどの症状を緩和します。
本記事では、ロリータの有効成分であるロラタジンについて解説します。
目次
ロラタジンについて

ロラタジンの作用について解説する前に、そもそもどのような有効成分なのか知っておきましょう。
第二世代の抗ヒスタミン薬
ロリータをはじめとする抗ヒスタミン薬は、1983年を境に第一世代と第二世代に分類されます。
ロリータは2004年に発売されたクラリチンのジェネリック医薬品で、第二世代の抗ヒスタミン薬に分類されます。
特徴
ロリータの有効成分であるロラタジンは即効性に優れており、効果が長く続く点が特徴です。
第一世代の抗ヒスタミンに比べて脳に与える影響が少なく、眠気や口渇などの副作用のリスクが低くなっています。
作用時間と適応症状
ロラタジンは服用後およそ1〜2時間(食後の服用時)で効きはじめ、7〜24時間で効果が半減し、服用からおよそ72時間で効果が消失します。効果の持続時間が長いため、1日1回服用すればいい点がロラタジンのメリットの1つです。
ロラタジンの適応症状は以下の通りです。
![]() ロリータは、タイのファルマラインが販売しているアレルギー性疾患治療薬です。クラリチンの後発医薬品にあたるロリータの有効成分はロラタジンです。抗ヒスタミン薬の中でも特に副作用が少ない点が特徴です。 1箱:2,500円~ |
ロラタジンの作用

ロラタジンには主に以下4つの作用があります。
それぞれ詳しく解説します。
ヒスタミンH1受容体拮抗作用
ロラタジンの作用の1つが、ヒスタミンH1受容体拮抗作用です。
アレルギー症状を引き起こす原因となるヒスタミンのはたらきを阻害し、アレルギー疾患にともなう症状を緩和します。
ヒスタミン・ロイコトリエンC4遊離抑制作用
ロラタジンにはヒスタミン・ロイコトリエンC4の遊離を抑制する作用もあります。
ヒスタミンおよびロイコトリエンC4はマスト細胞(肥満細胞)から放出される化学伝達物質の一種で、アレルギー反応と深く関わっている点が特徴です。
ロラタジンにより肥満細胞からのヒスタミンおよびロイコトリエンC4の遊離が抑制されると、アレルギー反応を未然に防ぐ効果が期待できます。
抗原誘発反応に対する作用
ラットおよびモルモットを用いた実験で、ロラタジンにはアナフィラキシー反応を抑制する作用があると分かっています。
持続性について
ラットを用いた実験で、ロラタジンのアレルギー抑制作用が投与後12時間続くと確認されました。
人間においても、ヒスタミン誘発皮内反応(膨疹及び紅斑)を抑制する作用が服用後14時間持続すると認められています。
ロリータを取り扱う際の注意点

ロリータは高温多湿を避け、常温(15℃〜25℃)で保管してください。
3歳未満の乳幼児に関してはロリータの有効性・安全性が認められていないません。誤飲を避けるためにも、子供の手が届かない場所で保管しましょう。
まとめ

ロリータは第二世代の抗ヒスタミン薬の一種で、有効成分としてロラタジンを配合しています。
ロラタジンにはヒスタミンのはたらきを阻害し、アレルギー疾患によるかゆみや鼻水、鼻詰まりなどの症状を緩和する効果が期待できます。
第一世代の抗ヒスタミンに比べ脳におよぼす影響が少なく、眠気や口渇を起こしにくい点がメリットの1つです。
今回の記事を参考にロリータを正しく服用し、アレルギー性鼻炎や蕁麻疹、皮膚疾患の改善にお役立てください。
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