エリデルクリームの使用方法と注意点について

エリデルクリームの使用方法について詳細に解説します。使用に際しての注意点も紹介しているので参考にしてください。

お薬通販部スタッフ[監修]

エリデルクリームの使用方法と注意点について

エリデルクリームはスウェーデンの製薬会社「メダ」が製造・販売している、アトピー性皮膚炎治療薬の一種です。

有効成分のピメクロリムスには、炎症を引き起こす原因となるサイトカインの放出を抑制し、皮膚のかゆみや赤みを緩和する効果が期待できます。

本記事ではエリデルクリームの使用方法、および使用に際しての注意点について解説します。



エリデルクリームの概要

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エリデルクリームはスウェーデンに本拠地がある製薬会社「メダ」が製造・販売しているカルシニューリン阻害剤の一種です。

有効成分のピメクロリムスには、細胞内のカルシニューリンの働きを阻害し、2型ヘルパーT細胞の活発化を抑制するはたらきがあります。

2型ヘルパーT細胞はアトピー性皮膚炎の発症に関わるスイッチの1つのため、ピメクロリムスのはたらきで活発化が抑制されると、炎症の原因となるサイトカインの放出が抑止されます。



エリデルクリームの使用方法

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はじめに、エリデルクリームの基本的な使用方法、および推奨用量について解説します。


基本的な使用方法

エリデルクリームを使用する際には適量を指にとり、かゆみや赤みがある箇所に限定して、1日に2回薄く塗り広げるイメージで塗布してください。


推奨用量

エリデルクリームの推奨用量は患部によって異なります。

顔や首に塗布する場合、エリデルクリームをチューブから4〜5センチメートルほど出して使用してください。

片手に塗る場合はおよそ2センチメートル、腕全体に塗布する際には6センチメートルほど使用するのが目安です。

エリデルクリームを塗布するタイミングは、入浴後の皮膚が柔らかくなっている時がおすすめです。




エリデルクリームは、非ステロイド外用薬で軽度から中等度のアトピー性皮膚炎や湿疹の炎症、赤み、かゆみの治療に使用されています。

1箱:3,977円~



エリデルクリームを使用する際の注意点

エリデルクリームを使用する際の注意点の見出し画像

エリデルクリームを使用する際には、以下の6点に注意してください。

  • 使用前後に手を洗う
  • 患部以外に使用しない
  • 長期にわたり漫然と使用しない
  • 塗布した後にシャワーで流さない
  • 患部を包帯などで覆わない
  • 適切に管理する



使用前後に手を洗う

エリデルクリームを塗布する前にはしっかりと手を洗い、水分が残らないよう十分に拭きとってください

塗布を終えたら手を洗ってエリデルクリームを洗い流し、薬剤が付着したままにしないでください。


患部以外に使用しない

エリデルクリームは患部に限定して塗布するのが原則です。

また、エリデルクリームの使用・不使用に関わらず、患部を紫外線に露出することは避けてください。


長期にわたり漫然と使用しない

エリデルクリームを6週間使用しても症状が改善しない場合、専門医の診察を受けてしかるべき措置を講じてください

因果関係は不明ながら、エリデルクリームをはじめとするカルシニューリン阻害剤を長期にわたり使用した方に、極めて稀にですが悪性腫瘍の発症が報告されています。


塗布した後にシャワーで流さない

エリデルクリームを塗布した後に、患部をシャワーで流さないでください。シャワーで流すとエリデルクリームの効果が十分に得られなくなります


患部を包帯などで覆わない

エリデルクリームを使用した際、患部を包帯などで覆わないでください。閉塞下でエリデルクリームを使用した場合、全身への曝露を促進する恐れがあります。


適切に管理する

エリデルクリームを使い終えたらしっかりとフタをして、雑菌が入ったり乾燥したりするのを避けてください。

また、乳幼児の誤飲を避けるため、子供の手が届かない場所に保管してください。



まとめ

まとめの見出し画像

エリデルクリームの有効成分であるピメクロリムスには、炎症の原因となるサイトカインの放出を抑制し、アトピー性皮膚炎にともなうかゆみや赤みを緩和する作用があります。

非ステロイド性の薬剤のため皮膚の菲薄化のリスクは低いですが、長期にわたり漫然と使用することは避けましょう

エリデルクリームを購入した際には用法用量を守って正しく使用し、アトピー性皮膚炎の改善にお役立てください。

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