• トップ
  • 体調が悪い時
  • デルモベートスカルプローションを使用してはいけない人|禁忌となる症状・疾患を徹底解説!

デルモベートスカルプローションを使用してはいけない人|禁忌となる症状・疾患を徹底解説!

デルモベートスカルプローションを使用してはいけない人、また禁忌となる症状・疾患について解説します。安全に使用するための重要な情報をまとめました。

お薬通販部スタッフ[監修]

デルモベートスカルプローションを使用してはいけない人|禁忌となる症状・疾患を徹底解説!

デルモベートスカルプローションは、頭皮の湿疹や皮膚炎、乾癬などの症状を改善する効果が期待できる薬です

しかし、全ての方に安全に使用できるわけではありません。

本記事では、デルモベートスカルプローションを使用してはいけない人、また、使用が禁じられている症状や疾患について詳しく解説します。

アトピー性皮膚炎で悩んでいる方や、初めてこの薬を使う方が、より安全に治療を進めるための情報を提供します。



デルモベートスカルプローションは何に効く?

think_woman_2-3

デルモベートスカルプローションは、クロベタゾールプロピオン酸エステルを有効成分とする外用薬です

この成分は、副腎皮質ホルモン(ステロイド)の一種で、非常に強い抗炎症作用を持っています。

ステロイド外用薬の中で最も強力なランクである「ストロンゲスト(I群)」に分類されており、その効果の高さから頭部の湿疹・皮膚炎群や乾癬の治療に用いられます

ローションタイプのため、頭皮に使用しやすく、べたつきが少ない点が特徴です。

主な適応症状
  • 頭部の湿疹・皮膚炎群
  • 頭部の乾癬





デルモベートスカルプローションを使用してはいけない人|禁忌となる症状・疾患

デルモベートスカルプローションを使用してはいけない人|禁忌となる症状・疾患の見出し画像

デルモベートスカルプローションは、特定の症状や疾患がある場合には使用が禁じられています。

これらの状態で使用すると、症状の悪化や予期せぬ副作用を引き起こす可能性があります。

ご自身の状態をよく確認し、該当する場合は必ず医師に相談してください。

使用禁忌となる症状・疾患
  • 細菌、真菌(カビ)、スピロヘータ、ウイルスによる皮膚感染症がある場合:これらの感染症を悪化させる恐れがあります。
    真菌症:カンジダ症、白癬など
    細菌感染症:伝染性膿痂疹、毛のう炎など
    ウイルス感染症:単純ヘルペス、水痘など

  • 疥癬(かいせん)、けじらみなどの動物性皮膚疾患がある場合:症状を悪化させる可能性があります。

  • デルモベートスカルプローションの成分に対し過敏症の既往歴がある場合:過去にこの薬でアレルギー反応を起こしたことがある場合は使用できません。

  • 鼓膜に穿孔(穴が開いている状態)のある湿疹性外耳道炎の場合:穿孔部位の治癒が遅れたり、感染のリスクがあります。

  • 潰瘍(ベーチェット病は除く)がある場合:皮膚の再生が抑制され、治癒が著しく遅れる可能性があります。

  • 第2度深在性以上の熱傷・凍傷がある場合:皮膚の再生が抑制され、治癒が著しく遅れる可能性があります。

  • 皮膚感染を伴う湿疹・皮膚炎がある場合:原則として使用は推奨されませんが、やむを得ず使用が必要な場合は、あらかじめ適切な抗菌剤や抗真菌剤による治療を行うか、またはこれらとの併用を検討する必要があります。






デルモベートスカルプローションは、ローションタイプのステロイド外用剤で、抗炎症作用と抗アレルギー作用で頭皮の皮膚疾患、皮膚炎群、乾癬の治療に使われています。

1箱:2,086円~



感染症がある場合の注意点

デルモベートスカルプローションは、炎症を抑える効果がありますが、同時に免疫を抑制する働きもあります。

そのため、皮膚に感染症がある場合、症状を悪化させてしまう可能性があります。もし、以下のような症状がある場合は、使用前に必ず医師に相談してください。

  • 皮膚の赤み、かゆみ、痛み
  • 腫れ物、できもの、水ぶくれ
  • じゅくじゅくした状態、黄色いかさぶた、赤黒いかさぶた

これらの症状は、細菌、真菌、ウイルスなどが原因で起こる皮膚の感染症の可能性があります。

デルモベートスカルプローションを使用する前に、これらの感染症に対する治療を優先する必要があるでしょう。



デルモベートスカルプローション使用の際の注意事項

デルモベートスカルプローションを使用する際には、いくつかの注意点があります。以下の注意点を守ることで、より安全に効果的な治療を行うことができます。

  • 使用部位に注意する
    顔、首、陰部、間擦部位への使用は副作用が出やすいため、医師の指示のもと慎重に使用してください。

  • 長期・大量使用を控える
    長期間や大量の使用は副作用のリスクを高めます。必要時以外は避けましょう。

  • 密封法(ODT)を避ける
    密封すると薬の吸収が増加し、副作用の可能性が高まります。おむつも密封法と同様の影響があるため注意が必要です。

  • 目の周りへの使用に配慮する
    目に入らないようにし、入った場合はすぐに水で洗い流してください。眼圧亢進や緑内障などのリスクがあります。

  • 症状の変化を観察する
    症状が悪化したり改善が見られない場合は、使用を中止し医師に相談してください。

  • 治療以外の目的で使用しない
    化粧下やひげそり後など、治療目的以外での使用は避けてください。

  • 火気の近くで使用しない
    可燃性のため、火気のある場所での使用は控えてください。

  • 症状改善後の対応
    症状が良くなったら、速やかに弱い薬に切り替えましょう。

  • 妊娠中・授乳中の使用
    医師に相談し、広範囲での使用や長期間の使用を避けるようにしてください。

  • 小児の使用に注意
    長期使用や密封法は避け、発育障害に十分配慮しましょう。

  • 高齢者の使用
    大量または長期使用、密封法の際には特に注意が必要です。



まとめ

まとめの見出し画像

デルモベートスカルプローションは、非常に強力なステロイド外用薬であり、頭皮の炎症を効果的に抑えることができます

しかし、使用する際には注意が必要な点も多くあります。

本記事で解説した、使用してはいけない症状や疾患、使用時の注意点をしっかりと理解し、正しく使用するように心がけましょう。

おすすめ商品

  • デルモベートスカルプローション

    デルモベートスカルプローション

    デルモベートスカルプローションは、ローションタイプのステロイド外用剤で、抗炎症作用と抗アレルギー作用で頭皮の皮膚疾患、皮膚炎群、乾癬の治療に使われています。

    2,086円~

この記事を書いた人

お薬通販部スタッフ

関連記事

症状から探す

薬品・成分で探す

お薬通販部

おすすめ記事

ページの先頭へ
タイトルとURLをコピーしました
タイトルとURLをコピーしました