ボルタレンカプセルにはどんな効果がある?効果が期待できる疾患もあわせてご紹介します
ボルタレンカプセルは関節や筋肉痛の緩和に効果があるお薬であり、肩関節の痛みや変形性関節症などのさまざまな適応があります。 この記事ではボルタレンカプセルの効果や主な作用、症状の改善が期待できる適応疾患について解説します。
お薬通販部スタッフ[監修]

ボルタレンカプセルは、炎症を鎮めて痛みを抑える作用があるお薬です。
さまざまな疾患に対して有効性があることから、広く利用されています。
この記事では、ボルタレンカプセルを服用することで期待できる効果や症状の改善が期待できる疾患について解説します。
目次
ボルタレンカプセルの効果

ボルタレンカプセルは炎症を鎮めたり、痛みを抑えたりする作用がある反面、消化器に与える作用が強く、副作用が現れるケースや消化器に影響を与えるケースがあります。
ここではボルタレンカプセルを服用することで現れる作用の内容をご説明します。
ボルタレンカプセルにはどんな作用がある?
ボルタレンカプセルの主な作用は、抗炎症作用や鎮痛作用、解熱作用です。
ボルタレンカプセルを服用することで、痛みや腫れのある部分の炎症をやわらげ、痛みの症状を緩和することで症状を改善します。
内服薬であるボルタレンカプセルは、消化器にも作用して吐き気や嘔吐、胃痛などの副作用をきたすことがあります。
アスピリンやボルタレンカプセル以外の非ステロイド性の消炎鎮痛薬と併用すると、消化器に与える影響がさらに強まる可能性があります。
すでに服用しているお薬がある場合はボルタレンカプセルと併用することを控えましょう。
またボルタレンカプセルによる効果は症状の緩和であり、疾患の治療ではありません。症状が長く持続し、改善がみられない場合は医療機関を受診しましょう。
ボルタレンカプセルの適応疾患とは

ボルタレンカプセルは痛みや腫れなどの症状を緩和する作用があり、さまざまな疾患に有効であることから幅広く利用されています。
ここでは、ボルタレンカプセルで症状の緩和が期待できる疾患をご説明します。
関節リウマチ
関節リウマチは、免疫が異常をきたすことによって全身のあらゆる関節に炎症をきたす疾患です。
主な症状は関節の痛みや、こわばり、腫れなどがあり、手指や足の指の関節に発生しやすいことが特徴です。
主に30-50代の女性に多くみられ、進行すると骨の変形や関節の破壊をきたします。ボルタレンカプセルは関節リウマチによる痛みの緩和に有効です。
変形性関節症
変形性関節症は、関節を構成する骨のあいだに存在する軟骨が消耗して、関節の機能が低下する疾患です。
主な症状は関節の動きの制限や痛みなどがあり、肩や肘、股関節、膝関節などさまざまな関節に見られ、発症する原因は加齢による軟骨の消耗であると言われています。
ボルタレンカプセルは変形性関節症の痛みの緩和に高い有効性があることが臨床試験で証明されています。
腰痛症
腰痛症は、背中側のあばら骨から臀部までの部位に1日以上持続する痛みのことです。
ボルタレンカプセルをはじめとした非ステロイド性抗炎症薬の服用は、急性腰痛(発症してから4週間未満の腰痛)の症状の緩和に有効です。
ボルタレンカプセルは、腰痛症の症状の緩和に効果があることが証明されています。
肩関節周囲炎
肩関節周囲炎は、いわゆる五十肩のことであり、肩関節に痛みが生じ、関節が動きにくくなる疾患です。
主な症状は、動かしたときや夜中の寝ているときにズキズキとした痛みが現れることなどがあります。
肩関節周囲炎は関節における炎症が原因で引き起こされるため、ボルタレンカプセルの服用により痛みの症状を和らげることが期待できます。
頸肩腕症候群
頸肩腕症候群(けいけんわんしょうこうぐん)は、首や肩、上肢にしびれや凝り、倦怠感などがみられる人のうち、検査や診察などでその原因となる理由が乏しいものを指す疾患です。
頸肩腕症候群はさまざまな症状が見られることが特徴であり、痛みの緩和にはボルタレンカプセルのような非ステロイド性抗炎症薬が使用されます。
ボルタレンカプセルは、頸肩腕症候群の症状の緩和に有効であることが臨床試験で証明されています。
まとめ

ボルタレンカプセルは関節痛や筋肉痛などの緩和に有効であり、さまざまな疾患に対して有効性があるお薬です。
ボルタレンカプセルは有効性が高いお薬ですが、対症療法であるため、症状が長く持続し改善がみられない場合は医療機関を受診することも検討しましょう。
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お薬通販部スタッフ