ルミガンの副作用とは?症状の種類や発現頻度についてご紹介!
ルミガンの副作用は、まつげの薄さに悩まされている方にとって気になる情報の1つです。ルミガンの副作用について解説します。
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記事公開日:2025.06.05
最終更新日:2025.06.05
お薬通販部スタッフ[監修]

ルミガンはアイルランドのダブリンに本社を置く、アメリカの製薬会社「アラガン」が製造・販売しているまつげ育毛剤です。
もともと緑内障や高眼圧症の治療薬として用いられていましたが、現在では多くの国でまつげ育毛剤として使用されています。
ルミガンに限った話ではありませんが、化学的に製造された医薬品には、副作用のリスクがあることを知っておきましょう。
本記事ではルミガンの使用で起こり得る副作用の種類、および発現頻度について解説します。
ルミガンの基本情報

ルミガンはアイルランドのダブリンに本社を置く、アメリカの製薬会社「アラガン」が製造・販売しているまつげ育毛剤です。
有効成分のビマトプロストには房水の流出を促進して眼圧を下げる作用があるため、緑内障や高眼圧症の治療に用いられるのが一般的でした。
しかし、ビマトプロスト点眼液を使用した方にまつげの発毛が見られたため、現在ではまつげ育毛剤として世界中で広く用いられています。
ルミガンの重大な副作用

ルミガンの重大な副作用としては、虹彩色素沈着が挙げられています。予防法と合わせて解説します。
虹彩色素沈着
ルミガンの重大な副作用は虹彩色素沈着です。
ルミガンをはじめとする緑内障治療の点眼液を用いると、虹彩のメラニン色素が増加して黒ずんでしまうリスクがあります。
添付文書ではルミガンによる虹彩色素沈着の発現頻度が13.2%とされており、珍しくない副作用と知っておく必要があります。
特に片目にだけルミガンを用いた場合、左右の目で虹彩の色調に差異を生じる可能性があるため注意が必要です。
虹彩色素沈着の予防法
虹彩色素沈着を予防するためには、ルミガンの溶液が目に入らないよう注意する必要があります。
誤って目に入るのを避けるためには、アプリケーターや細い筆に溶液を垂らし、まつげの目元に慎重に塗布するとよいでしょう。
ルミガンの溶液が誤って目に入ってしまった際には、直後によく洗うことで虹彩色素沈着のリスクを軽減することが可能です。
いったん虹彩色素沈着を発症すると、改善は期待できません。
ルミガンの主な副作用

ルミガンの主な副作用は以下の通りです。
5%以上 | 1~5%未満 | 1%未満 | 頻度不明 | |
眼 | 睫毛の異常 結膜充血 眼瞼色素沈着など | 結膜炎 眼瞼浮腫 眼瞼そう痒症など | 結膜色素沈着 角膜血管新生 眼の灼熱感など | ぶどう膜炎 黄斑浮腫 乾性角結膜炎など |
循環器 | 狭心症発作 高血圧 | |||
消化器 | 胃不快感 | |||
呼吸器 | 咳嗽 | |||
その他 | 尿潜血 CK増加 | 口唇疱疹 浮動性めまい 白血球数増加など |
ルミガンの主な副作用は睫毛の異常(まつげが長くなる、太くなるなど)で、使用した方の半数以上に症状が見られます。
まつげ育毛剤としてのルミガンの効果は、点眼液として使用した場合に見られる副作用の裏返しでもあります。
副作用が強く見られる際の対処法

ルミガンの使用にともない副作用が強く見られる方は、いったん使用を中断して専門医の診察を受けてください。
まとめ

ルミガンはもともと緑内障や高眼圧症の治療に用いられており、主な副作用としてまつげの異常(まつげが太く・長く・濃くなる)が挙げられていました。
その副作用を活かして、現在ではルミガンがまつげ育毛剤として用いられるようになっています。
ルミガンには重大な副作用として虹彩色素沈着のリスクがあるため、まつげ育毛剤として用いる際には目に入らないよう注意する必要があります。
今回の記事を参考にルミガンを正しく使用し、まつげの育毛や睫毛貧毛症の改善にお役立てください。
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