ルミガンの効果とは?まつげが生えるメカニズムなども解説
ルミガンはアメリカの製薬会社「アラガン社」が製造・販売しているまつげ育毛剤です。本記事ではルミガンの効果およびまつげが生えるメカニズムについて分かりやすく解説します。
まつ毛美容液・まつ育
美容・スキンケア
まつ毛・まつ育
は
ら
記事公開日:2025.06.05
最終更新日:2025.06.05
お薬通販部スタッフ[監修]

ルミガンはアメリカの製薬会社「アラガン」が製造・販売しているまつげ育毛剤で、もともとは緑内障の治療薬として用いられていました。
2008年にアメリカの食品医薬品局(FDA)により、まつげを伸ばす適応で承認され、美容目的で利用するケースが増加しています。
本記事ではまつげが生えるメカニズムについて分かりやすく解説するとともに、ルミガンの効果を紹介します。
目次
ルミガンとは

はじめに、ルミガンがどのような医薬品なのかについて解説します。
緑内障・高眼圧症治療剤の一種
ルミガンはもともと緑内障・高眼圧症治療剤の一種で、日本でも2009年の10月から緑内障点眼剤として発売されました。
ルミガンの有効成分であるビマトプロストには、プロスタマイド受容体に作用して房水の排出を促し、眼圧を下げる作用があります。
まつげ育毛剤としても用いられている
ルミガンの副作用として、まつげが長く・太く・濃くなる症状が挙げられていますが、アラガンでは化粧品として使用できないか臨床試験を開始しました。
その結果、ビマトプロストを塗布した群では、対照群に比べまつげの長さ・太さ・濃さに有意な増加が見られました。
そこで2008年の12月5日に、アメリカ食品医薬品(FDA)において、ビマトプロストの美容目的での使用を承認した経緯があります。
まつげが少ない病気を医学的に睫毛貧毛症と呼びますが、FDAでは純粋に美容目的での使用を承認しています。
まつげについて

ルミガンの効果について解説する前に、まずはまつげの役割や生えるメカニズム、抜ける原因について知っておきましょう。
まつげの役割
まつげは見た目の印象を左右するだけでなく、ゴミやホコリ、細菌、ウイルスなど外部の侵入者から目を守る重要な役割があります。
また、まつげには風が直接目にあたるのを防いだり、涙の蒸散量を減少したりして、目を乾燥から守るはたらきもあります。
まつげが生えるメカニズム
まつげは皮下組織の内部にある毛母細胞が分裂して成長します。
髪の毛がおよそ2〜6年で生え変わるのに対し、まつげはおよそ4ヶ月程度で生え変わる点が特徴です。そのため、髪の毛のように長く伸びることはなく、一定の長さが保たれます。
まつげが抜ける原因
まつげが抜ける原因は主に以下の4つです。
まつげに加わる外力
まつげが抜ける原因の1つが外力による機械的刺激です。目を擦るなどするとまつげや毛根にダメージが加わり、結果として抜けやすくなります。
ストレス
ストレスもまつげが抜けやすくなる原因の1つです。
ストレスにより自律神経のバランスが乱れると、血管が収縮してまつげに送られる栄養が不足し、まつげが抜けるリスクを高めます。
乱れた生活習慣
乱れた生活習慣もまつげが抜ける原因の1つです。
例えば睡眠不足が続くと成長ホルモンの分泌量が減少し、細胞分裂が不活発になります。まつげは毛母細胞が分裂して成長するため、細胞分裂が鈍くなるとまつげの成長にも悪影響をおよぼします。
栄養不足
まつげが抜ける原因としては栄養不足も挙げられます。
まつげは日々の食事から摂取する栄養素をもとに作られるため、偏った食事や過度のダイエットにともなう栄養不足はまつげの成長を阻害します。
ルミガンの効果

ルミガンの有効成分であるビマトプロストには、まつげの毛周期における成長期を維持・延長します。
毛周期における成長期が維持・延長されれば、まつげが十分に太く・長く・濃く成長する結果となります。
まとめ

ルミガンはもともと緑内障の治療薬として開発されましたが、現在ではまつげ育毛剤としての利用例が増加しています。
有効成分であるビマトプロストには、毛周期における成長期を維持・延長し、まつげを十分に太く・長く・濃く成長させる効果が期待できます。
今回の記事を参考にルミガンの効果を理解し、まつげの育毛にお役立てください。
おすすめ商品
この記事を書いた人
お薬通販部スタッフ