バイアグラは早漏防止として活用できる?効果をもとに解説!
バイアグラはED(勃起不全)治療薬の1つであり、早漏にも効果があるとされています。この記事では、バイアグラの有効成分であるシルデナフィルが早漏に与える効果の詳細について解説します。
お薬通販部スタッフ[監修]

この記事では、バイアグラは早漏防止として活用できるのかを解説します。
バイアグラは、シルデナフィルを有効成分とするED治療薬です。
EDだけでなく早漏(PE)にも効果があるという報告があり、薬局でしか購入できない早漏防止薬の代用として、バイアグラを使用することも選択肢の1つとして挙げられます。
この記事では、シルデナフィルが早漏治療に与える効果やEDと早漏の違いを解説します。
早漏治療に有効な成分についてもお伝えするので、ぜひこの記事を参考にしてください。
目次
バイアグラの有効成分が早漏の治療にもたらす効果

ここでは、2007年に中国で原発性早漏の男性180名を対象に実施された、バイアグラの有効性を調べる研究をもとに、具体的な効果を解説します。
この研究では180名の男性が以下3つのグループへランダムに分類されました。
比較するポイントは挿入から射精に至るまでの時間と早漏グレード、性交満足度などです。
それぞれ治療前と治療後3ヶ月、6ヶ月のタイミングで記録を取っています。
研究の結果、すべての比較ポイントでバイアグラを投与したグループAはグループB・Cより効果がありました。
また、治療を継続したいと希望する人の割合も高かったと報告されています。
バイアグラの効果
バイアグラは勃起不全(ED)治療薬です。
EDとは、満足な性行為に十分な勃起やその維持ができない状態を指します。
バイアグラは、1日1回性行為をする1時間ほど前に25〜50mgを服用することで効果を期待できます。
ただし、有効成分であるシルデナフィルは食事の影響を受けるため、なるべく空腹時に服用しましょう。
勃起不全と早漏の違い

勃起不全と早漏は、どちらも満足できる性行為をする上で障害となる状態です。
ただし、具体的な症状などはそれぞれ異なります。
ここからは、それぞれの症状について詳しく解説します。
勃起不全とは
勃起不全(ED)とは、性行為に十分な勃起を得たり、または十分な勃起を維持したりできない状態のことです。
EDにはさまざまな要因が関連するので、陰茎部の疾患として捉えずに、全身疾患や生活習慣が影響する症状として捉えることが必要です。
今まで一度も勃起状態になったり勃起を持続したりしたことがない人は、原発性EDに該当します。
一方で、以前は勃起や勃起の持続が可能だったのにEDになった人は、続発性EDとなります。
勃起不全は原因によって”機能性ED”と”器質性ED”に分類され、それぞれ以下の原因が当てはまるので確認しましょう。
EDの種類 | 主な原因 | ||
機能性ED | 心因性ED | 性行為に対する不安やストレス 過去の体験のトラウマ パートナーとのトラブル うつ状態やうつ病 など | |
男性加齢性機能低下症候群(LOH症候群)によるED | 加齢に伴う男性の更年期障害 | ||
薬剤性ED | 他に服用している医薬品(非ステロイド性抗炎症薬や抗うつ薬、睡眠薬や抗コリン薬など) | ||
器質性ED | 流入系ED(動脈性ED) | 生活習慣の乱れによる動脈硬化 高血圧症や糖尿病、心疾患などの合併症 睡眠時無呼吸症候群によるREM睡眠障害 | |
流出系ED(静脈性ED) | 静脈閉鎖不全(具体的な原因は不明) | ||
神経性ED(中枢性ED、末梢神経性ED) | 脊髄損傷や脳血管障害などの神経伝導路に関する障害 骨盤内手術による末梢神経障害 | ||
陰茎性ED | 陰茎そのものの障害 |
勃起不全は陰茎だけの障害ではありません。
心筋梗塞や狭心症などの心血管疾患に罹患した人の多くが、発症前にEDを自覚しています。
また高血圧患者の41.6%、糖尿病患者の42%、高脂血症患者の20%がEDであるというデータもあります。
EDを自覚した場合は他の全身疾患を発症しているおそれがあるため、早めに健康状態を確認しましょう。
早漏とは
早漏は早く射精してしまう状態のことです。
通常は、陰茎を挿入する前や挿入した時、挿入した直後に射精が起こります。
早漏の原因として最も可能性が高いものは不安や心理的要因、または陰茎部分の皮膚が非常に敏感であることです。
また、病気が早漏の原因であるケースは稀ですが、以下の症状が早漏を引き起こすケースもあります。
性行為の頻度が低い場合、敏感になりやすいため早漏になる可能性が高まります。
早漏に有効な成分

ダポキセチン塩酸塩は、早漏治療に承認された最初の薬です。
ただし、日本では早漏治療薬として承認されておらず、流通していません。
ダポキセチン塩酸塩は、元々抗うつ薬として使用されています。
服用した人の「早漏が改善された」という声がきっかけで、早漏治療にも使用され始めた経緯があります。
ダポキセチンについては以下のページでも詳しく解説しているので、参考にしてください。
早漏防止薬はドラッグストアで購入できる?

2009年6月の薬事法改正によって早漏防止薬は一般用医薬品から第1類医薬品に分類され、薬剤師や登録販売者による対面販売が義務付けられました。
第1類医薬品が対面販売でしか購入できないのは、医薬品が持つリスクに関する情報を十分に提供する必要があるためです。
早漏防止薬は、薬局や薬剤師が駐在しているドラッグストアによって、本人であることや他の医薬品の服用状況などを確認した上で購入できます。
インターネット販売などを活用したい場合には、バイアグラを購入して使用することが選択肢の1つとして挙げられます。
まとめ

この記事では、バイアグラが早漏に効果的であることを解説しました。
バイアグラはED治療薬として知られ、有効成分であるシルデナフィルは早漏にも効果があるとされています。
早漏に有効な成分としてダポキセチンが知られていますが、早漏防止薬は現在、薬剤師を通じてのみでしか購入できません。
インターネット通販でバイアグラを購入することは早漏改善の選択肢の1つとなるため、早漏に悩んでいる人はぜひバイアグラの利用をご検討ください。
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