ステンドラはバイアグラ、シアリス、レビトラにつぐ第4のED治療薬と言われています。
もともとは日本の田辺製薬が開発していましたが、2012年にアメリカのヴィヴィス社に日本およびアジアの一部を除く全世界での開発権利と販売権を譲渡しました。
日本では未承認の医薬品ですが、アメリカではすでに2012年の4月にFDA(アメリカ食品医薬品局)の承認を受けています。
また、アメリカのみならず、ヨーロッパや韓国でも処方が開始されています。
日本の製薬会社が開発した経緯もありアジア人向けのED治療薬とも呼ばれています。
主成分は「アバナフィル」という成分で、他のED治療薬と同じようにPDE5という酵素の働きを阻害して勃起力や持続力をサポートするという働きがあります。
「アバナフィル」は、他のED治療薬と比べ即効性があり効果持続時間が長いため、バイアグラやレビトラ、の改良薬と考えてよいでしょう。
ステンドラはいまだ日本では未承認の医薬品のため、公式な情報を手に入れにくい状況です。
しかし、速攻型で効き目が強いという効果を耳にし、興味を持たれている方もいるでしょう。
今回はこのステンドラをわかりやすく紹介していきます。
冒頭でも説明した通り、ステンドラはもともと日本の田辺製薬が開発していたED治療薬で主成分は「アバナフィル」です。
しかし、諸般の事情で2012年にアメリカのヴィヴィス社に日本と一部のアジアでの開発権と販売権を除いて全て権利譲渡されました。
ヴィヴィス社では同年の2月にFDAの承認を受け、4月には正式に販売を開始しました。
異例のスピードのため、ほとんどの開発はすでに権利譲渡された時点で終了していたと思われます。
現在、アメリカやヨーロッパ諸国、韓国ですでに発売が開始しており、日本では「個人輸入代行」という形で入手することが可能です。
日本では厚生労働省の正式な認可がまだ下りていないため、国内においての根拠は少なく、情報が得られにくいことが難点といえるでしょう。
しかしながら、他のED治療薬と比べても即効性が高く副作用も少ないといわれており、今後の動向が注目されている医薬品といえます。
メナリーニ・アジアパシフィックホールディングスはシンガポールに拠点を置く企業です。
イタリアに本社を置く世界最大のバイオ製薬会社メナリーニ・グループの傘下にあり、同グループは糖尿病や血液学・臨床化学・免疫学などの広い分野において治療薬の開発を行っています。
2016年5月1日にステンドラを開発していた田辺製薬は、ステンドラAPと業務提携を結び、アジア太平洋10カ国で「スペドラ」という名前のED治療薬を開発・販売するライセンス契約を結びました。
「スペドラ」の主成分はステンドラと同じ「アバナフィル」です。
メナリーニAPは中国、香港、マカオ、台湾、インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、ベトナム、タイでアバナフィル(スペドラ)の独占的権利を有しているため、日本ではステンドラとスペドラは個人輸入代行という形で入手することになります。
ステンドラのアバナフィルの含有量は「50mg」「100mg」「200mg」の3種類に分類されていて、ボトルタイプでの販売がヴィヴィス社からされています。
形状は乳白色の楕円形タブレットで、粒の大きさはアバナフィルの含有量に合わせて大きくなっています。
また、海外ではすでにアバナフィルのジェネリックも発売されていて「ステンドラ」をキーワード検索にかけると上位に「アバナ」という薬も多数ヒットします。
この「アバナ」はインドのサンライズレメディーズという製薬会社から販売されており、形状は赤色をした三角形のタブレットです。
一方、前述の「スペドラ」は白い楕円形のタブレットです。
「アバナ」と「スペドラ」はプラスチックシートに薬剤を封入して、箱売りされています。
アバナフィルの含有量はステンドラ同様に、アバナ、スペドラともに「50mg」「100mg」「200mg」です。
ED治療薬とは内服薬として継続して服用するものではなく、勃起が困難な時に性行為前に飲むため、薬のタイプとしては「頓服薬」に分類されます。
性行為の度に薬を服用する必要がない方は、ボトル売りのステンドラよりもアバナやスペドラの方が購入しやすくコストパフォーマンスに優れています。
薬効薬理とは、さまざまな試験(動物実験や臨床実験なども含む)によって薬としてどのような効果があるのかを確かめたデータのことです。
日本では厚生労働省、アメリカではFDAが薬として承認する際に最も重要視されるデータです。
正式には試験の結果だけでなく試験方法も検討されることになります。
前述した通り、アバナフィルはまだ日本では正式に認可されていないため英語版のエビデンスしか存在していません。
そこでこの項目では、各医療機関で確認されているエビデンスからアバナフィルの薬効薬理について説明していきます。
従来のED治療薬で最も速攻型と言われていたレビトラ(バルデナフィル)でも服用後効果が出るまでおよそ30分かかるといわれていました。
しかし、アバナフィルはおよそ15分で効果が出るとされています。(200mgを服用した場合)
ED治療薬は全て陰茎動脈への血流を阻害するPDE5(ホスホジエステラーゼ5)という酵素の働きを鈍らせるという作用があります。
これはバイアグラからステンドラまで一貫した薬効薬理ですが、ステンドラの主成分アバナフィルは最もこの効果が「早く出る」という特徴があります。
また、PDE5阻害剤には食事の影響を受けやすいというデメリットがあります。
特にシルデナフィルやバルデナフィルは食事や飲み物にふくまれている脂肪分に吸収されやすく、食後から性行為をするまでの時間を計って薬を服用する必要がありました。
しかし、アバナフィルは食後2時間を経過しての服用であれば、最短約15分という短時間で効果が現れ始めます。
従来のED治療薬と比べ、時間的な制約が少なく利便性の高さが特徴です。
メナリーニAPが着目したアバナフィルの有効性は、「即効性」にあります。
薬理検査において、アバナフィルもシルデナフィルややバルデナイフィル同様に脂肪に吸収されていきますが、薬の効き方が速いので総体的に食事の影響を受けにくくなります。
効果が現れ始めるまでに、バイアグラ(シルデナフィル)は服用後30分〜1時間程度、レビトラ(バルデナイフィル)でも服用後15~30分程かかります。
ステンドラ やスペドラに含まれるアバナフィルは、服用後最短15分程度で効果が現れるため、食後から2時間を経過していればほぼ問題なく効き始めます。
バイアグラや遅効性のシアリスは食後少なくとも3時間以上経過していることが望ましく、アバナフィルと比べ薬を飲むタイミングが難しいという声もあります。
ただし、シアリスは持続時間が長いため、一度吸収されてからは食事の影響をほぼ受けません。
欧米ではウィークエンドピルとも呼ばれていて金曜日の夜に飲むと日曜日の朝まで効果が持続するとされています。
他のPDE5よりも作用時間が長く即効性はないため、効果が出にくい人はバイアグラやレビトラが処方されます。
以上のことから、従来のED治療薬と比べ、アバナフィルは取り扱いが楽な治療薬といえるでしょう。
前述の薬効薬理からもわかるように、ステンドラを服用するのは性行為を始める15分前~1時間が最適といえます。
アバナフィルの含有量が低いほど効き始めるのも遅くなる傾向があるため、個人差を考量してこの程度の時間の余裕を見て服用しておけば問題はないでしょう。
作用持続時間も6〜7時間と比較的長いのでバイアグラのように途中で効果が切れる心配も低いとされています。
また、これはED治療薬全てにいえることですが、連続投与は控えるようにしましょう。
ステンドラであれば、バイアグラと比べ効き目が長続きするため、途中で効果が切れる心配や行為中に追加で服用する不安などが払拭できます。
未認可の医薬品のため日本国内でのレポートの存在も少ないですが、そういった記事を鵜呑みにせずにED治療を行っている泌尿器科やEDクリニックのサイトなどを確認することが大事です。
メリットとデメリットをしっかりと認知してから正しい服用をしましょう。
比較的、副作用は少ないとされていますが、日本人と欧米人では体質や体格が若干異なるので効果の現れ方も異なる場合があり、注意が必要です。
この項目では、ステンドラの有効成分「アバナフィル」がどのような作用をもたらすのかを詳しく説明していきたいと思います。
アバナフィルも他のED治療薬と同様、陰茎動脈に血液が流入するのを阻害する酵素、PDE5(ホスホジエステラーゼ5)の働きを阻害して勃起力を維持・向上させるという目的で処方されます。
勃起の仕組みというのは、まず性的な刺激を脳が検知すると脊髄を通じて「cGMP(環状グアノシン一リン酸)」というホルモンが陰茎付近に放出されます。
このホルモンの働きで陰茎動脈が拡張し、平滑筋に血液が充満して海綿体組織が増えることで勃起が起こります。
最終的に射精を合図に脳からの指示で陰茎の平滑筋に多く分布しているPDE5が血液中に大量に放出され、cGMPを分解し陰茎動脈が収縮して勃起を収める、というのが一連の流れとなります。
しかし勃起不全患者の方はcGMPの働きが不活性化しているか、弱まってしまっているために、相対的にPDE5の働きが強くなります。
そこでアバナフィルのようなED治療薬を用いて、勃起の妨げの原因となる酵素の働きを阻害して正常な勃起がしやすくなるサポートをします。
知名度のあるED治療薬の中において、どの医薬品が一番PDE5を阻害する力が強いのかという点は、さまざまな国がデータを取っています。
一般的には
とされています。
一方で、最も効果があるものの、同時に服用時のリスクも高い成分はバルデナフィルとされています。
効果は弱めですが、安全性が高いのがタダラフィルという臨床実験のデータが公表されています。
医薬品の効果は個人の体質にも左右されるため、何が一番効くかというのは断定できませんが、副作用が心配な人はタダラフィルから服用を始め、バイアグラ、レビトラというように処方していくのがおすすめです。
ステンドラはバイアグラの低容量〜中容量程度のため、思うような効果が出なかった場合の次の選択肢になるでしょう。
しかし、このED治療薬はまだ歴史が浅く日本での処方例が少ないため、今後さらなる副作用情報が追加されることは予想されます。
アバナフィルも他のED治療薬と同様、PDE5を阻害するという働きを有することから作用機序についてはシルデナフィルと同様ですが、大きな違いは作用開始までに要する時間です。
基本的な作用機序(薬の効き方)についてはシルデナフィルと同様です。
前の項目で説明した勃起の仕組みをもう少し詳しく紐解いていきましょう。
脳が性的な興奮を感じると、体内に一酸化窒素という物質を放出します。
一酸化窒素は血管を柔軟にして拡張する作用があります。
一酸化窒素の刺激を受けた陰茎付近の平滑筋は、cGMPと呼ばれるホルモンが分泌され陰茎動脈が拡張します。
cGMPは射精が終わるとPDE5という酵素の働きによって分解され血中濃度が減り、陰茎動脈が収縮して勃起が終了します。
つまり、アバナフィルも含めたED治療薬の作用機序というのは「勃起させる」ものではなく、「勃起の維持を妨げるPDE5の働きを阻害する」というものになります。
したがって性行為ドラッグや媚薬のような効果はありません。
cGMPの働きで血管が拡張して血流がますと副作用で興奮したり、心臓括約筋にもPDE5が多く分布していることから心臓の血管が拡張することで動悸が強くでるため、それを性的興奮の向上と誤解してしまう場合が多くあります。
そのため、性的な興奮を得るため、と連続服用する症例が散見されますが、これは危険な行為なので絶対に控えるようにしましょう。
アバナフィル、バルデナフィル、タダラフィルなどはもともとED治療を目的として開発された成分ですが、全てバイアグラの成分シルデナフィルの改良型と言われている成分です。
もともとシルデナフィルは、高血圧症(特に重症型の肺高血圧症)の治療を目的として開発されていました。
しかし、治験時に男性の被験者からED症状の改善が見られたということが多数報告され、その後ED治療薬として本格的に開発されたという経緯があります。
このことからシルデナフィルのED改善効果は「副作用」だったということがわかります。
そして、現在シルデナフィルは実際に肺高血圧の治療や不安定狭心症、房室ブロックなどの心臓由来の高血圧症の治療でも用いられています。
逆説的にいえばシルデナフィル以外のED治療薬の有効成分も同様の作用機序を持つため、慢性の重症型高血圧の治療に用いることができるということを意味しています。
アバナフィルは日本国内で未承認のため、シルデナフィルやバルデナフィルを例にしてED治療以外の適応症は以下の症状になります。
ステンドラの効果効能は、すばりED(勃起不全)の改善です。
ステンドラは第4のED治療薬とも言われています。
従来のバイアグラやシアリス、レビトラでも70%以上のED改善率があり、さらに改良が加えられたステンドラには高いED治療効果が期待されています。
薬の効果効能という言葉はひとくくりで用いられることが多いのですが、本来「効果」と「効能」は別の意味を持つ言葉です。
以上のように、似ているようで微妙に意味は異なります。
そこで普段あまり意識することがない「効果」と「効能」を分けて、ステンドラ(アバナイフィル)の性能について説明していきます。
ステンドラの有効成分アバナフィルの効能は「EDの改善が期待できるために服用をする」ということです。
ひとくちにEDといっても
など幾つかの症状があります。
このどれかが改善する点が期待できる場合、ステンドラにはEDに対しての「効能」があるということになります。
医薬品というものは、巨額の開発費をかけ臨床検査(治験)を経て最終的に国からの承認を受けますが、臨床検査の結果50%以上の改善例があれば「効能」があるという判断で処方されます。
しかし、実際には服用をしてみないと患者個人に合うかどうかは不明なため、初回の処方時には「効能」を期待しながら服用し、「効果」を確認するということになります。
即効性があり、効き目についてもレビトラ(バルデナフィル)に匹敵する「効果」があるといわれているのがステンドラのため、かなり高いED改善の効能が期待できる医薬品といえます。
ただし、「効能」は薬を正しく服用した時に見込める作用ですので、使用上の注意書きをよく読んで指示通りに服用するようにしましょう。
個人輸入代行の場合は、日本語に翻訳された能書を添付しているか、サイト上で薬剤情報が確認できる業者から購入することがおすすめです。
一方で、ステンドラの「効果」は「ED改善効果」です。
もう少し噛み砕いて言うと、治験の結果、上記のEDの諸症状のいずれかに対して何らかの改善作用が確認されている、ということになります。
臨床検査ではレビトラより若干劣るものの、効き目にそれほどの差はなく80%近いED改善効果があると考えてよいでしょう。
また副作用についても、欧米での臨床検査ではシアリスに次いで少ないということが確認されています。
このことから ステンドラの臨床検査からうかがえる「効果」は“バランスが良く高い効能がある”といえます。
しかしながら、2012年にアメリカのFDAで承認されたばかりでいまでもシルデナフィルを有効成分とするバイアグラやバイアグラジェネリックが世界のトップシェアを誇っていることから、安全性については疑問視されることもあります。
日本でステンドラが正式に承認されるには、しばらく時間がかかるかもしれません。
またEDには、体の病気や外傷が原因となる器質性EDと精神的なストレスからくる心因性EDという二つのタイプがあります。
心因性EDではPDE5阻害剤を投与しても効果が上がらないことがあるため、そのときは精神的な要因を探り治療をするために、精神科や心療内科を受診するケースもあります。
この項目では、実際の臨床データからステンドラがどのように作用しどんな影響を与えるのかを検証していきます。
ステンドラの主成分アバナフィルは、200mgを服用後最短15分程度で血流濃度が最高値に達し、ED改善効果が得られるとされています。
100mgでは30分、50mgでは45分〜1時間ほどで効果が出てくるので、即効性を期待して飲む場合は100mgからのスタートが望ましいでしょう。
ステンドラは食事の影響を受けないといわれていますが、英語版のステンドラのエビデンスには「高脂肪食と一緒にステンドラ200mgを服用した場合、1.12時間〜1.25時間でTmax(最高血中濃度到達時間)は延長し、Cmax(最高血中濃度)は39%減少する」と記載されています。
バイアグラとは「食後投与によってTmaxは1.8時間延長し、Cmaxは42%に減少」する薬ですが、バイアグラと比較して多少の改善はされているものの劇的な改善が見られているというわけではありません。
ステンドラをED治療薬として処方するときは性行為の行為に至る1時間〜30分前に服用するようにしましょう。
理由は、有効成分のアバナフィルが15分〜1時間程度で効き始めてくるためです。
ステンドラは、実際に性行為の前に勃起が可能な場合必ず飲まなければならないという薬ではなく、内服薬のように定期的な服用をするものではありません。
また、連続服用も避けることが推奨されています。
後ほど詳しく説明していきますが、PDE5(ホスホジエステラーゼ5)阻害剤には禁忌という併用してはいけないケースや、服用に慎重を要するケースがあります。
特に硝酸剤を飲んでいる人や、AGA(男性型脱毛症)の治療薬「プロペシア」や「ザガーロ」を服用している人は注意が必要です。
ステンドラの有効成分アバナフィルは、200mgを服用した場合最短で15分程度から薬が効き始め、短くても5時間、平均では8時間ほど持続します。
ED治療薬において最大の作用時間を誇るシアリス(タダラフィル)の効果持続時間、36時間には及びませんが、一度の性行為の間勃起維持のサポートをするには問題無いといえる作用時間です。
他のED治療薬との比較をすれば「バイアグラ(シルデナフィル)」は2時間〜6時間で平均作用時間が4時間程度、「レビトラ(バルデナフィル)」は大体ステンドラと同じぐらいの作用時間と言われています。
効き始めまでの時間を比較表すると、
と、ステンドラが最も即効型のED治療薬といえるでしょう。
飲み始めてから効果が現れ始めると、血流量の増加から頭に血が上ったような感じや動悸が激しくなる、目が充血するなどの副作用が出やすくなります。
しかし、これは軽度な副作用で薬の服用を中止しなければならないような状態ではありません。
むしろ薬が効き始めてきたサインと考えて良い状態です。
性行為の30分ほど前に水もしくはぬるま湯で飲むことで、性的興奮や刺激により勃起維持が可能となります。
初めて服用される方に推奨される適切な含有量は100mgとされています。
体格のよい諸国で作られている医薬品ですので、比較的小柄な日本人体型の方には、効き目がよすぎる場合があります。
その際には、25~50mgにカットして飲むことをおすすめいたします。
有効性と忍容性があるようでしたら、ご自身にあった用量で調整をするとより望ましい結果となることでしょう。
ただし、1日の服用限度は用量を問わず、1回までとなっております。
また服用間隔は、24時間以上空けるようにしましょう。
少量のアルコール(グラス一杯分の赤ワイン、ビール小瓶1本ほど)でしたら、一緒に服用しても問題ありません。
むしろアルコールの持つ血流増加作用やリラクゼーション効果との相乗効果で薬の効き目が良くなるという報告もあります。
ただし、過度のアルコールやつまみを一緒に食べるなどは避けてください。
正しい用法、適切な時間帯、ご自身の体に合った服用量を得ることで、ステンドラを効果的に使用しましょう。
ステンドラは食事の影響を、従来品と比べ受けにくいとされていますが、治験では800kcal以上の食事と一緒に摂取した場合、効き目は鈍る傾向があります。
そのため、食事が完全に消化される2時間後を目安に服用するのが良いとされています。
また、飲むときは水やぬるま湯がおすすめですが、脂肪分を含んでいる牛乳やカフェオレのような飲み物で飲用することは控えましょう。
800kcal以下の食事の場合、大きな影響受けることがないといわれていますが、効果をより確実に出したい場合、脂肪分を含んだ飲み物での服用は避ける方が安全です。
グレープフルーツ果汁をはじめとした柑橘系果汁を含んだ飲み物と一緒に飲むのも、避けるようにしましょう。
グレープフルーツや柑橘系のフルーツには、フラノクマリン酸という成分が含まれています。
フラノクマリン酸の作用によってアバナフィルの効果や副作用が強まり、効果が出すぎてしまう可能性があります。
もしも食事中にデザートでグレープフルーツや柑橘系など、それらを用いたデザートを食べた場合、食後1時間以上経過してからステンドラを服用するようにしてください。
なおグレープフルーツはED治療薬だけでなく心臓の薬、高血圧の薬、風邪薬などさまざまな服用薬と飲み合わせが悪いといわれているため、なんらかの医薬品を飲む場合は前後10時間はフラノクマリン酸を摂取しないように注意しなければいけません。
この項目では、第4のED治療薬と呼ばれているステンドラが、具体的に他のED治療薬と比べてどのようなメリットやデメリットがあるのかを説明していきます。
まずは効き目の比較から説明していきます。
効き目についてはレビトラ>ステンドラ>バイアグラ>シアリスの順とされていますが、体質によってはバイアグアラが一番効くという人も少なくありません。
また、レビトラとステンドラを比べた際、若干レビトラの方の効き目が強いという程度で、体感的な差はほとんどないといわれています。
次に即効性ですが、こちらはステンドラ>レビトラ>バイアグラ≧シアリスとなっています。
ステンドラが一番注目を集めている点は、200mgを服用した場合最短15分程度で効果が出てくるという即効性の高さです。
これは服用後平均30分で効果が出るとされる、レビトラのおよそ1/2です。
作用時間は、シアリス(最長36時間)>ステンドラ(最長8時間)>レビトラ(最長7時間)>バイアグラ(最長6時間前後)となり、副作用の強さはバイアグラ>レビトラ≧ステンドラ>シアリスとされています。
こうして比較してみるとステンドラはバランスのとれたED治療薬といえるでしょう。
ステンドラも医薬品であるため、必ず副作用が付いて回ります。
特にED治療薬は、急激な血流量の増加によって感じる「主な副作用」と、主成分のアバナフィルに対するアレルギーなどが原因でおこる「稀な副作用」があります。
「主な副作用」の多くはステンドラが効果を発揮し始めた結果としての状態で、特に大きな問題となる症状ではありません。
しかしながら、その症状がひどい場合は薬を中止した方が良いケースがあります。
一方の「稀な副作用」は重篤な健康被害を起こしやすいため、この場合はすぐに服用を中止し、泌尿器科やEDクリニックに相談するようにしてください。
ステンドラの副作用も他の ED治療薬と同じ症状が現れることが多くあります。
アバナフィルの働きで血管が拡張すると血流量が増加するため、以下のような副作用が起こりやすくなります。
などがあります。
こうした副作用はステンドラを飲んだ人の10〜15%程度の人に見られる「主な副作用」であり、医学的には“薬が効き始めたサイン”と考えられています。
そのため、症状も軽微で中には全く気にならないという人もいます。
また放置していてもその後重症化することはありません。
稀に一過性視覚異常症状を起こす場合があり、この時は光に対して過敏となり「まぶしい」や「いつもと色の見え方が違う」と感じるようになります。
しかし、この光過敏症もアバナフィルの半減期(5〜8時間程度)を過ぎると自然と消失します。
英語版のエビデンスでは、比較的副作用が少ないED治療薬として認知されているため、過度な心配はせずに通常の飲み方をしていれば深刻な健康被害に発展することはありません。
このような「主な副作用」で注意しなければならないのは、立って歩けないほどの頭痛やめまい、目の充血にともなって目やにや眼痛を起こしているような場合です。
どうしても頭痛が気になる人は、ロキソニンなどの痛み止めとの併用も可能です。
「稀な副作用」とは、服用してから1%よりも低い確率で発症する副作用です。
発症率は非常に低いのですが、発症すると重症化しやすいものが多いという特徴があります。
どんな薬にも稀な副作用というのは起こる可能性があるため、過度の心配は無用ですが、万が一ステンドラを服用して次に紹介するような「稀な副作用」が起こった場合は、直ちに使用を中止して泌尿器科やED専門クリニックに相談してください。
他にも緑内障、結膜炎、無力症、灼熱感などが報告されていますが、歴史のあたらしい薬のため、上記の他にも、今後重篤な副作用が出てくるかもしれません。
ただし、いずれも発症率は0.01〜1%以下とされているため、必要以上に警戒する必要もありません。
むしろバイアグラよりは副作用が少ないと言われている薬です。
副作用は一過性のため、効能書き通りに服用していれば薬の作用が切れると同時に症状も消失していきますが、どうしても気になる場合は医師に相談しましょう。
その際はきちんと「ステンドラを飲んで不調を感じた」と伝えてください。
ステンドラも他のED治療薬同様に、硝酸剤や降圧剤と一緒に服用するのは禁忌とされています。
またED(勃起不全)を発症しやすい40代〜50代はAGA(男性型脱毛症)も同時に起こしやすくなっています。
AGA治療薬の副作用でEDを発症することもあるため、AGA治療薬(プロペシアやザガーロ)を飲んでいる人で、EDの傾向が出てきたら投薬医に相談した上で指示に従いましょう。
AGA治療薬の投与を中止することでEDが改善することも十分に考えられます。
男性の更年期障害とも言われているLOH症候群(加齢性腺機能低下症)でもEDと同様の症状が確認されています。
LOH症候群では精神症状(うつ状態、不眠症など)を起こしやすいため、同時に発症されるEDも精神由来で発症している可能性もあります。
心因性EDはステンドラやバイアグラのようなPDE5(ホスホジエステラーゼ5)阻害剤は効果が現れにくいため、まずは泌尿器科やEDクリニックに相談することをおすすめします。
ステンドラの効果は、即効性でレビトラを上回るぐらいであり他の多くの点では類似しています。
ED治療薬はいずれもPDE5という酵素の働きを阻害する薬です。
そのため、基本的な作用機序が変わらないという点でも他の薬と同じ性格を持っているといえます。
したがって、今まで他のED治療薬を飲んでいた人は注意点に関してもほぼ同じだと考えて差し支えありません。
適量のアルコール(グラス一杯分のワイン程度)ならば、一緒に飲むとアルコールが持つ血管拡張作用が加わって、さらに効果がでやすいといわれています。
お酒が弱い人(下戸)やアルコールに耐性がない人は無理してアルコールと一緒に飲まないようにしましょう。
飲み合わせにより、ステンドラの効果と副作用が強く出すぎてしまう危険性があります。
有効成分の「アバナフィル」の主たる副作用の頭痛や動悸が強く出すぎてしまうと逆に性欲を減退させてしまいます。
加えてアルコールに弱い人は少量でも急性アルコール中毒を起こしかねないのでステンドラとの併用には十分な注意を払ってください。
下戸を自認している人は、水やぬるま湯で飲むようにしましょう。
ステンドラの有効成分アバナフィルは、肝臓にあるCYP3A4という酵素によって代謝されていきます。
医薬品の中には、CYP3A4酵素の働きを阻害したり促進したりする働きを有するものがあるため、こうした作用機序の成分薬を服用中の方はアバナフィルとの併用投与には注意しなければなりません。
それでは、ここからはCYP3A4酵素阻害剤と促進剤に分けてそれぞれ代表的な医薬品を紹介していきます。
ご自身の薬の手帳を確認し、該当する薬を服用中の場合はステンドラを購入する前に一度主治医に相談するように心がけてください。
その他にもα遮断薬や降圧剤のような高血圧治療薬、急性心不全治療薬、前立腺肥大治療薬、を投与されている患者さんもステンドラの併用は要注意です。
そして前の方でも紹介したようにグレープフルーツや柑橘系のジュースとの併用も基本的にはNGになります。
ステンドラはあくまでもED治療薬ですので、「女性」や「結婚していない未成年」は服用してはいけません。
バイアグラが女性の不感症に一定の効果があるということで女性向けのシルデナフィル製剤が海外では開発されていますが、それ以外のED治療薬成分は女性への投与に関するエビデンスが乏しいので女性への投与は禁忌扱いになっています。
またステンドラに含まれている成分で、アレルギー反応など体になにかしらの影響があった方や、併用禁忌薬に指定されている医薬品を現在服用している方は、ステンドラを飲んではいけません。
有効成分アバナフィルは、血流促進する効果のある薬ですので、心血管系の持病がある方の服用も不適切とされています。
特に思い当たることがなくても、実際に服用して、副作用を強く感じるようなことがあり、健康を損なう不安がある場合は無理に服用を継続してはいけません。
体質にあっていない可能性が懸念される場合も、無理は禁物です。
泌尿器科系の医師やED治療の専門医に相談してみましょう。
ステンドラのようなED治療薬には共通する併用禁忌薬があります。
もっとも注意すべき併用禁忌薬は「硝酸剤」です。
「硝酸剤」とは狭心症発作などの虚血性の激しい胸痛や呼吸困難を鎮めるために投与される薬です。
舌下錠や飲み薬の他にも貼り薬、吸入薬、スプレーなどがありますが、いずれもステンドラとは使用禁忌になります。
また、アバナフィルには高い血管拡張作用があるため、同じような血管拡張作用をもつ「アデムパス(肺性高血圧治療薬)」や「バイアグラ」、「シアリス」、「レビトラ」といった他のED治療薬も併用禁忌薬に指定されています。
そしてアバナフィルのもつ強力な作用としてPDE5の働きを阻害するという点がありますが、この酵素は心臓平滑筋にも多く分布しているためPDE5の働きをコントロールするために投与されている抗不整脈剤も併用禁忌となります。
ステンドラに関する日本での投与例は非常に少ないため、「低血圧症」や「起立性低血圧症」、「貧血」、「LOH症候群」などの低血圧性発作が慢性化していて投薬治療を受けている人、激しい回転性のめまいや強い耳鳴りを起こす「メニエル症候群」や「特発性難聴」の人もステンドラの服用は避けましょう。
ステンドラが持つ副作用によってこれらの病気の症状が強まる危険性があります。
日本では未だ未承認薬のステンドラですが、実は海外ではすでにジェネリック医薬品(後発薬)が開発、販売されています。
日本では個人輸入代行業者が取り扱うステンドラジェネリックとしてもっともシェアを持つのが「アバナ」です。
アバナの錠形は赤い色の三角形をしています。
100mgがもっとも多く流通しており、即効性のあるED治療薬として人気があります。
価格はステンドラよりも安価のため、日本ではステンドラよりもアバナのほうが取扱業者は多いとされています。
なお、日本で現在ジェネリック医薬品の開発・販売が認められているED治療薬はバイアグラジェネリックのみです。
2018年中にはレビトラジェネリックが認可される予定ではありますが、それも未定の状態です。
日本では先発薬よりもジェネリックが先んじて認可されるような前例はありません。
そのため、アバナフィルについてもまずはステンドラが承認されたのちに、国内の製薬メーカー向けにステンドラジェネリックの許認可がおりると推察できます。
世界で最もジェネリック医薬品を多く開発・製造している国はインドと言われています。
ステンドラのジェネリック医薬品である「アバナ」もインドのアフマダーバードに拠点を持つサンライズレメディーズ社という製薬会社が開発しています。
1993年に設立された製薬会社でジェネリック医薬品の開発メーカーとしては世界でも有数の企業です。
インドの製薬会社はWHO(世界保健機関)によるGMP(医薬品等の製造品質管理基準)に則った製品作りを心がけるメーカーが多く、中国や韓国のジェネリックに比べると信頼性は高いと言われています。
なぜインドではこれだけジェネリック医薬品の開発が盛んなのかというと、人口が世界で2番目に多く貧富の差が大きいためジェネリック医薬品の需要が高い点と、国境なき医師団にも積極的に医薬品の提供を行ってきたという人道的な理由があります。
制約・バイオ関連産業は、インドにおいてIT産業とともに特に注目されている産業です。
開発・製造した医薬品が、インドの輸出商品において主力となっています。
日本で最も流通しているステンドラジェネリックは「アバナ」ですが、他にもいろいろな種類があります。
日本で一般的な医薬品の個人輸入代行というのは、シンガポールや香港などのブローカーを通じて安い海外製の医薬品を現地で仕入れ、そこからユーザーに直送されるというスキームになります。
この際の通関に関する申請を代行してくれるのが「個人輸入代行業者」です。
法律では、国内の未承認薬でも制限の範囲内であれば個人輸入することは違法ではありません。
その制限というのは「1ヶ月を超える処方量分は輸入できない」ことと「個人名で輸入すること」です。
輸入代行を個人で委任するという形のため、宛先が会社や本人名以外の所には発送できない決まりとなっており、注意が必要となっています。
ではアバナ以外のステンドラジェネリックの中で代表的なものを紹介していきます。
などがあります。
スーパーアバナやトップアバナ、エクストラスーパーアバナにはアバナフィル以外にも早漏治療薬プリリジーの有効成分「ダポキセチン」が配合されているタイプの医薬品です。
インドでは、このようにED治療薬と早漏治療薬が組み合わさった混合型のジェネリックが人気の治療薬として使われています。
ジェネリック医薬品は「後発医薬品」とも呼ばれ、先発薬の製造特許や開発特許が切れたのちに複数の製薬会社が国に申請をして開発・製造・販売の許可を取るという仕組みで流通しています。
新薬の開発には莫大な費用がかかるため、先発薬は特許度で保護されており、その特許が切れないとジェネリックは開発できないのがルールとなっています。
ステンドラはアメリカのヴィヴィス社が2012年にFDAからの承認を受けて販売している薬です。
インドではこの特許関係についての法的な整備がまだ追いついておらず、特許の切れていないジェネリック医薬品が開発されることも多い国として、世界的にも有名です。
しかし、そんなインドでもジェネリックを開発・製造するには「安全性試験」、「溶出試験(酸やアルカリで新薬とジェネリックの溶け方を比較し性能に差が出ないかどうかをチェックする試験)」、「生物学的同等性試験(薬の血中最大濃度まで達する時間や代謝までの時間が先発薬と同等であるかどうかを調べるテスト)」などの、厳しい検査をクリアしないと医薬品とは認可されないため、インド製のジェネリックには高い信頼性があると言われています。
ステンドラのジェネリックとして最も有名な「アバナ」も、インドのサンライズレメディーズ社が開発・製造している医薬品で、赤いパッケージと三角形の錠剤のED治療薬です。
ジェネリック医薬品は主成分以外の副剤についてはメーカー側が自由に選べるのですが、それによって作用機序や副作用が先発薬と異ならないように厳しい品質チェックが行われています。
そのため、アバナの効き目がステンドラと比べ大きく劣るということはありません。
ジェネリック医薬品は開発コストが大幅に削減できるため、医薬品の値段が安くなるというのが最大のメリットです。
日本のジェネリック医薬品の規定ではあくまでも先発薬の効果や副作用から大きく逸脱しないように安全性を重視して作られます。
したがって、あくまでもジェネリック医薬品はオリジナルである先発薬のコピー薬というようなイメージで捉えられています。
日本製のジェネリック医薬品もオレンジ風味やコーヒー風味、水無でも飲めるOD錠のような工夫は施されていますが、海外ではもっと積極的な付加価値をつけている医薬品も多く見られます。
ステンドラジェネリックにも早漏治療成分の「ダポキセチン」と組み合わせ、ED+早漏治療薬という製品がリリースされています。
このような複合型は一見すると利便性が高そうに思えますが、早漏ではない人が服用すると遅漏傾向や長時間勃起などが起こるリスクが生じることもあります。
また、複数の有効成分を組み合わせていることから副作用へのリスクも大きくなるため、服用する際には十分に注意してください。
海外製医薬品の個人輸入は自己責任となります。
バイアグラに比べると副作用が少ないということもステンドラのメリットのひとつです。
ステンドラジェネリックを購入するときは、ED治療にのみ着目したほうがリスク回避となるでしょう。
ステンドラはまだ日本で未承認のED治療薬なので、購入するときは個人輸入代行を使うのが一般的な方法です。
ただし、個人輸入代行業者を利用するときは偽物や粗悪品に注意が必要です。
購入方法は通常のネット通販とほとんど変わりはありませんが、日本で医薬品を販売するときは厚生労働省に届け出が必要です。
したがって、医薬品の個人輸入代行業者には必ず申請許可番号が付与されています。
これが正規の業者かどうかを見分ける一つの目印になります。
また、厚生労働省のサイトでも登録販売業者の一覧が公表されているため、個人輸入代行サイトを利用するときは参考にすると良いでしょう。
医薬品の個人輸入代行を利用するというのは合法的な手段ですが、あくまでも自己責任の範疇になります。
偽物やまがいもの、粗悪品を購入しないことが重要ですが、万が一偽物と思われる商品を購入してしまった場合は、すぐに消費者庁や消費者センター、警察に通報するようにしてください。
ED治療薬は、現在どれも保険がきかない自由診療となっています。
通常は、医師が処方せんを発行し院内処方や調剤薬局(薬剤師が常駐し、医療用医薬品を販売する薬局)経由で購入することになります。
しかし、ステンドラはまだ国内未承認薬ですので、処方せんでの取り扱いはできません。
一般的な泌尿器科やED専門クリニックではステンドラは取り扱っていないのが普通です。
しかし、個人輸入代行サイトで購入した医薬品を院内調剤として処方しているクリニックも少ないですが存在しています。
この場合も、かならず取り扱い医療機関での受診を受けた上で処方を受ける形になります。
ただし、あくまで個人輸入代行業者を通じて購入している薬ですので多めの処方を受けることはできません。
しかし多くのED治療薬の場合、1錠単位での処方が多いのでその点はあまり問題にはならないでしょう。
また、国内で処方してもらう時に注意しなければならないのが販売価格です。
自由診療や個人輸入代行で売られている薬は、値段を医療機関側で自由に設定することができます。
したがって同じ薬でも価格差が生じやすくなります。
すでに国内で承認されているED治療薬の場合なら価格差が生じても数百円程度ですが、未承認薬の場合は数千円違うことも珍しくありません。
海外医薬品の個人輸入は「代行」を利用して、通関の手続きを簡単にすることができます。
ただし利用するにはいくつかの制限があります。
などです。
ここで一番注意をしなければならないことが「利用はあくまでも自己責任」という点です。
特にステンドラのように日本国内では未承認の医薬品については「医薬品副作用被害救済制度」が適用されません。
この制度は日本国内の承認薬を医師の処方に基づいて購入した場合に適用されるもので、重篤な副作用が出た場合に治療費等の助成金が支給される制度です。
また、粗悪品や偽物をつかまされた場合に訴訟を起こそうと思っても、海外のブローカーや製薬会社を日本の法律で裁くことはできません。
つまり医薬品の個人輸入代行を利用し、何かしらの医療事故や健康被害を起こした場合は泣き寝入りになるリスクがあるということです。
こうした事態を防ぐためには、利用する個人輸入代行業者の信頼性が最大の鍵となります。
ネットでの口コミ評価、比較サイトでのレビュー、副作用情報や併用禁忌、服用注意書などの医薬品情報が詳細に掲載されているかどうか、日本語の能書(取り扱い説明書)が掲載されているかどうか、厚生労働省に登録販売業者として登録されているかどうか、海外のブローカーと製薬会社情報を開示しているかどうか、粗悪品に対する補償制度があるかどうかなどを確認した上で利用しましょう。
かつてバイアグラが発表され海外で販売された時は、日本でもまだ未承認薬であるにもかかわらず大人気を博し、多くのひとが個人輸入代行業者を利用して入手しました。
しかしこの頃は、まだ個人輸入代行自体がメジャーではなかったため、偽造品や粗悪品なども多く出回り健康被害などの医療事故が多発して国会でも大問題になったという経緯があります。
現在でも、ネット通販ではアダルトショップなどでED治療薬を販売しているところがありますが、無許可で個人輸入代行をしている業者はほぼ偽造品を取り扱っていると考えていいでしょう。
偽造品の場合は、内容成分に何が含まれているのかわからないため絶対に購入しないでください。
ステンドラのようなED治療薬を「 媚薬」や「性行為ドラッグ」と称して販売している業者にも注意が必要です。
ED治療薬はPDE5酵素を阻害する役割しかありません。
服用することで性的に敏感になるとか興奮の度合いが高まるという医薬品ではなくカテゴリーとしてはあくまでも「EDを治療する薬」となります。
ステンドラは医薬品なので、薬局やED専門クリニックに行けば購入できるのではないかと思われるかもしれませんが、実はそうではありません。
日本において未承認の薬なので、基本的に日本国内では入手できません。
購入する場合は「個人輸入代行業者」を通じて海外のブローカーから入手することになります。
個人輸入代行といっても一般的なネット通販を使うのと同じように購入が可能です。
手軽ではありますが、あくまでも通販業者とは違うので次の点に注意が必要です。
これらのことを念頭において自己責任の範疇で薬を買い服用することになります。
またステンドラはバイアグラやシアリス、レビトラといったすでに日本国内で承認されているED治療薬と同じ治療用医薬品のカテゴリーのため、将来的に承認された場合でもドラッグストアや一般的な薬局では購入できません。
医療用医薬品とは医師が見立てて処方せんを発行し、その処方せん情報に基づいて薬剤師が調剤薬局で調剤した上で販売することが規定されている医薬品です。
ジェネリック医薬品も同様に医療用医薬品のため、考え方は同じです。
処方せんがなければ調剤薬局でも販売することはできず、一度泌尿器科やED専門クリニックなどの医療機関で診察を受ける必要があります。
ごく稀に、市中の調剤薬局でも、個人輸入代行の許可を得てED治療薬やAGA治療薬を取り扱っているケースもありますが、それほど多くはないため通常はネットでの購入が中心となるでしょう。
ネットで個人輸入代行を利用するといっても特に面倒な申請書類の作成などは必要ありません。
一般的なネット通販を利用するのと同じように、商品を選びカートに入れて決済するという方法で入手できます。
ただし、繰り返しになりますが医薬品の個人輸入はあくまで自己責任の範疇なので業者選びは慎重にするようにしてください。
ステンドラを日本で購入を考えている場合、ネット通販の「ステンドラ」と検索をすると、おそらく「アバナ」でヒットすることが多いでしょう。
「アバナ」はインドのステンドラジェネリックです。
有効成分のアバナフィルを同量含んでおり、インド製のジェネリックは信頼性が高いため、ステンドラよりも価格の安いアバナに人気が集中していると考えられます。
また、ステンドラはボトルタイプが多いため、性行為の直前に飲む場合シートに分包されているアバナの方が使い勝手がいいという点も、日本での人気の差に影響しているのかもしれません。
ステンドラ(アバナ)をネット通販で利用して購入する時は「個人輸入代行」を利用しているということをしっかりと認識しましょう。
個人輸入代行で購入した医薬品には、副作用や何か異常が出た場合でも救済のための助成金制度(医薬品副作用被害救済制度)は適用されません。
また、重篤な健康被害を起こし裁判になった場合においても、個人輸入代行業者を訴えることはできても海外のブローカーや製薬会社を訴えることはできないため、あくまでも自己責任の範疇となります。
今でも、海外から個人輸入で流通しているED治療薬のおよそ半数近くが偽造品や粗悪品といわれているため、業者を選ぶ際には信頼性の高さを確認するようにしましょう。
ステンドラは、当初は日本の田辺製薬が開発していましたが、諸般の事情によりアメリカのヴィヴィス社という製薬会社に権利譲渡されたED治療薬です。
2012年からアメリカやヨーロッパ、韓国などで販売開始されレビトラよりも即効性がありバイアグラよりも副作用が少ないということで注目され始めてきました。
今後、アジアではシンガポールに拠点を持つメナリーニAPが「スペドラ」という名前で発売することが決まっています。
日本ではまだ未承認薬のため、入手するにはネットの個人輸入代行業者経由で購入するのが一般的ですが、すでにインドではステンドラジェネリックの「アバナ」が開発・販売されています。
アバナは価格の安さからも人気があり、ステンドラと合わせて、今後日本においての動向に注目が集まっているED治療薬です。
医薬品情報サイト
RxList
さまざまな症状や世界各国の医薬品、またそれらの有効成分について書かれたアメリカの情報サイトです。
薬の効果や服用方法だけではなく、有効成分の作用機序や相互作用、また医療関係者向けの情報と患者向けの情報が調べられます。
KEGG
日本医薬情報センター(JAPIC)から提供された医薬品の添付文書や、国内では販売されていないアメリカの医薬品の添付文書も確認できるサイトです。
薬の一般名や有効成分、会社名、JAPIC IDなど複数の項目から検索可能です。
Pub Chem
アメリカの国立バイオテクノロジー情報センターによる成分情報サイトです。
成分の概要から作用機序、構造式、分類など、より専門的な情報を閲覧できます。
作成日と変更日が記載されていて、新しい情報を常に確認できます。
症状情報サイト
ED-info.net
男性の性機能障害であるED(勃起不全)について、症状から原因、治療法まで掲載されているサイトです。
EDに悩む方がどのように克服したか、また具体的な治療はどのように行うかなど、人には聞きにくい疑問もまとめられています。
製薬会社サイト
メナリーニ・グループ
メナリーニ社は、世界最大のバイオ製薬会社とも呼ばれ世界100ヶ国以上に子会社を展開しているイタリアの製薬会社です。
国際的に認められる品質の医薬品を提供することを経営理念とし「国境のない健康」を与えるというビジョンを持ち続けています。
田辺三菱製薬
田辺三菱製薬は三菱グループと三和グループに所属し、インフルエンザのワクチンや感冒薬、鎮痛鎮痙胃腸薬、高血圧症治療剤、向精神薬など幅広い疾患に対する医薬品を開発・販売している製薬メーカーです。
情報サイト
Business Wire
世界に向けてニュースリリースを行っているサイトです。
AP通信やフランス通信、ロイターなど世界各国の提携通信社を経由して、株取引や金融市場、投資家、ウェブサイト、ポータルサイトにビジネスにかかわるニュースを配信しています。
行政機関サイト
厚生労働省
生活の保障や経済発展のため、国民の健康や子育て、社会福祉、介護、雇用・労働、年金に関する政策を所管している国の行政機関のサイトです。
医療保険制度の制定も担い、海外医薬品の輸入に関する規則や検査も行っています。
ステンドラは、メナリーニグループが製造する錠剤タイプのED(勃起不全)治療薬です。
3大ED治療薬の後に開発されたことから、第4のED治療薬といわれ注目されています。
3大ED治療薬の中で特に即効性が優れているレビトラよりも、効果の発現時間は早いとされています。
そのほか、「食事の影響を受けにくい」「副作用が少ない」などシアリスに似た特徴もあり、3大ED治療薬それぞれの長所を兼ね備えたED治療薬といえます。
お薬通販部では、100㎎/200mgの購入が可能となっています。
アバナは、ステンドラのジェネリック医薬品で、インドの製薬会社サンライズレメディーズ社が開発したED(勃起不全)治療薬です。
第4のED治療薬であるステンドラ同様、バイアグラ並みの力強い勃起力。最短15分で効き始めるというレビトラよりも早い即効性。シアリス以上に食事の影響も受けづらく、副作用も少ないとされています。
まさに3大ED治療薬のメリットだけを取り入れた医薬品です。
お薬通販部では、50mg/100㎎の購入が可能となっています。
トップアバナは、インドのサンライズレメディーズ社が開発した早漏防止効果とED(勃起不全)改善効果を併せ持つ治療薬です。
ステンドラの有効成分アバナフィルと早漏改善に有効なダポキセチンを配合しています。
鋭く力強い勃起効果を持ち、射精までの時間を3~4倍にする早漏改善の効果も見込めます。
また、従来のED治療薬とくらべて即効性があり、副作用や食事の影響が少ないことが特徴です。
お薬通販部では、アバナフィル50㎎/ダポキセチン30㎎の購入が可能となっております。
スーパーアバナは、インドのサンライズレメディーズ社が開発した早漏防止効果とED(勃起不全)改善効果を併せ持つ治療薬です。
第4のED治療薬ステンドラの成分アバナフィルと早漏改善薬プリリジーの成分ダポキセチンを配合しており、2つの男性機能障害を同時に改善します。
力強い勃起力、効果発現まで最短15分の即効性を持ち、射精到達時間を3~4倍に延長させる効果が魅力です。
また、食事の影響も受けづらく、副作用も少ない点も特徴です。
お薬通販部では、アバナフィル100㎎/ダポキセチン60㎎の購入が可能となっております。
エクストラスーパーアバナは、インドのサンライズレメディーズ社が開発した早漏防止効果とED(勃起不全)改善効果を併せ持つ治療薬です。
有効成分アバナフィルがシャープで力強い勃起を実現、効果が現われるまで最短15分と即効性があります。
加えて、有効成分ダポキセチンは射精到達時間を通常の約3~4倍遅らせる作用を持っています。
食事の影響も受けづらく、副作用も少ない点も大きな特徴です。
お薬通販部では、アバナフィル200㎎/ダポキセチン60㎎の購入が可能となっております。