パーロデル

パーロデルの商品詳細

パーロデルの特徴

体内のホルモンのひとつプロラクチンは、妊娠中の乳腺発達や乳汁の産生を促進します。

高プロラクチン血症とは、授乳期間中でないにもかかわらず、血中プロラクチン濃度が通常よりも高くなり、不妊の原因になるとされています。

妊娠した際にはたらくホルモンなので、排卵抑制や無月経などにつながります。

パーロデルの効果

ドーパミン受容体を刺激してプロラクチンをコントロールします。

パーロデルの適応症状

パーロデルは、ドーパミン作動薬で下記症状を改善します。

・産褥性乳汁分泌抑制、乳汁漏出症でお悩みの方
・高プロラクチン血性排卵障害でお悩みの方
・高プロラクチン血性下垂体腺腫(外科的処置を必要としない場合に限る)でお悩みの方
・末端肥大症、下垂体性巨人症でお悩みの方
・パーキンソン症候群でお悩みの方

パーロデルの有効成分

パーロデルの有効成分は、ブロモクリプチンメシル酸塩です。

ドーパミン受容体と結合し、プロラクチンの分泌を抑制します。

• 参考文献
  パーロデルの効果について詳しくはこちら
  おくすり110番：ブロモクリプチンメシル酸塩(作用)

パーロデルの含有量・内容量

1箱30錠入りとなっています。

パーロデル1錠あたりブロモクリプチンメシル酸塩2.5mgを含有しています。

製薬会社

メダ

メダはスウェーデンの大手製薬会社です。
2016年にアメリカの製薬会社マイラン社に買収され、子会社として世界各国で事業展開しています。
一般用医薬品やヘルスケア用品などの豊富な商品のほか、ED治療薬「ミューズ」を取り扱っています。

製薬会社>>メダ

パーロデルの関連商品

他の不妊症治療薬

パーロデル以外の不妊症治療薬です。

・オプティマイズド・フォレート
妊娠初期の胎児の発育や心臓の働・うつにも効果がある商品

・フェルトミッド
卵胞を育て排卵を促すクロミッドのジェネリック医薬品

・プロベラ
月経異常や不妊症の治療に効果がある商品

この他の不妊症治療薬はこちら
>>不妊症治療薬

パーロデルの用法用量

パーロデルの服用方法

1日1回2.5mgを2～3回に分けて、食直後に水またはぬるま湯と一緒に服用してください。

なお、年齢・症状により適宜増減します。

パーロデルの推奨用量

産褥性乳汁分泌抑制、乳汁漏出症の場合

通常、ブロモクリプチンとして1日1回2.5mgを夕食直後に服用します。
効果をみながら1日5.0〜7.5mgまで増量して、2〜3回に分けて食直後に服用します。

高プロラクチン血性排卵障害の場合

通常、ブロモクリプチンとして1日1回2.5mgを夕食直後に服用します。
効果をみながら1日5.0〜7.5mgまで増量して、2〜3回に分けて食直後に服用します。

高プロラクチン血性下垂体腺腫(外科的処置を必要としない場合に限る)の場合

通常、ブロモクリプチンとして1日1回2.5mgを夕食直後に服用します。
効果をみながら1日5.0〜7.5mgまで増量して、2〜3回に分けて食直後に服用します。

末端肥大症、下垂体性巨人症の場合

通常、ブロモクリプチンとして1日2.5mg〜7.5mgを2〜3回に分けて食直後に服用します。

パーキンソン症候群の場合

通常、ブロモクリプチンとして1日1回1.25mg又は2.5mgを朝食直後に服用します。
1週毎又は2週毎に1日量として2.5mgずつ増量して、維持量(標準1日15.0〜22.5mg)を定めます。
1日量はブロモクリプチンとして5.0mgの場合は朝食及び夕食直後に、7.5mg以上の場合は毎食直後に分けて服用します。

パーロデルの服用時の注意

著しい血圧下降、前兆のない突発的睡眠、傾眠があらわれることがあります。
自動車の運転等危険を伴う機械の操作には従事しないよう十分注意してください。

• 参考文献
  パーロデルの用法用量について詳しくはこちら
  KEGG：ブロモクリプチン(用法用量)

パーロデルの副作用

パーロデルの主な副作用

主な副作用として、めまい、立ちくらみ、動悸、血圧低下、悪心、嘔吐、便秘、食欲不振、胃痛・腹痛、胃部不快感などがあります。

副作用として低頻度ですが、発疹、興奮、不安感、不眠、頭痛、ジスキネジアなどがあります。

上記の症状が現れた場合は、使用を中止した後に医師または薬剤師にご相談ください。

パーロデルの稀な副作用

ショック、急激な血圧低下、起立性低血圧、悪性症候群、胸膜炎、心膜炎、胸膜線維症、肺線維症、心臓弁膜症、後腹膜線維症、幻覚・妄想、せん妄、錯乱、胃腸出血、胃・十二指腸潰瘍、けいれん、脳血管障害、心臓発作、高血圧、突発的睡眠などが報告されています。

この場合は、すみやかにかかりつけの医師、もしくは婦人科・専門外来にて、診断を受けてください。

パーロデルの効果・副作用が強いと感じた場合

パーロデルの服用にて、効果の効力や副作用が強く感じる場合は、1/2量・1/4量と調節し服用ください。

錠剤を分割して服用される場合は、ピルカッター等の利用をおすすめします。

• 参考文献
  パーロデルの副作用について詳しくはこちら
  KEGG：ブロモクリプチン(副作用)

パーロデルの使用上の注意

パーロデルの服用に注意する人

下記症状のある方は服用に注意し医師と相談してください。

・下垂体腫瘍がトルコ鞍外に進展し、視力障害等の著明な末端肥大症(先端巨大症)及び下垂体性巨人症の患者の方
・下垂体腫瘍がトルコ鞍外に進展し、視力障害等の著明な高プロラクチン血性下垂体腺腫の患者の方
・妊婦又は妊娠している可能性のある女性の方
・肝障害、又はその既往歴のある患者の方
・消化性潰瘍、又はその既往歴のある患者の方
・レイノー病の患者の方
・精神病、又はその既往歴のある患者の方
・重篤な心血管障害、又はその既往歴のある患者の方
・腎疾患、又はその既往歴のある患者の方
・高齢者の方(65歳以上)

他に服用している薬がある場合は、飲み合わせにより薬の効果を強めたり弱めたりする恐れがあります。

パーロデルの併用注意

併用注意薬は、パーロデルと併用して服用するにあたり注意が必要なお薬です。

・交感神経刺激剤(アドレナリンなど)、麦角アルカロイド、エルゴメトリン、メチルエルゴメトリン、エルゴタミン、ジヒドロエルゴタミン
　血圧上昇、頭痛、けいれん等があらわれるおそれがあります。

・降圧作用を有する薬剤
　降圧作用が強くあらわれることがあります。

・アルコール
　胃腸系の副作用やアルコール不耐性を起こすことがあります。

・フェノチアジン系薬剤(クロルプロマジンなど)、ブチロフェノン系薬剤(ハロペリドール、スピペロンなど)、イミノジベンジル系薬剤(カルピプラミンなど)、非定型抗精神病剤(ペロスピロン、ブロナンセリンなど)、メトクロプラミド、ドンペリドン
　相互に作用を減弱することがあります。

・抗パーキンソン剤(レボドパ、チオキサンテン系薬剤など)
　精神神経系の副作用が増強されることがあります。

・シクロスポリン、タクロリムス
　これらの薬剤の血中濃度が上昇することがあります。

・マクロライド系抗生物質(エリスロマイシン、ジョサマイシンなど)、HIVプロテアーゼ阻害剤(リトナビル、サキナビルなど)、
　アゾール系抗真菌剤(イトラコナゾールなど)
　パーロデルの作用が増強されるおそれがあります。

・オクトレオチド
　パーロデルのAUCが上昇したとの報告があります。

他に服用している薬がある場合は、飲み合わせにより薬の効果を強めたり弱めたりする恐れがあります。

パーロデルを服用してはいけない人

次の人は、この薬を使用することはできません。

・パーロデルの成分又は麦角アルカロイドに対し過敏症の既往歴のある患者の方
・妊娠高血圧症候群の患者の方
・産褥期高血圧の患者の方
・妊婦又は妊娠している可能性のある女性の方
・心エコー検査により、心臓弁尖肥厚、心臓弁可動制限及びこれらに伴う狭窄等の心臓弁膜の病変が確認された患者及びその既往のある患者の方

上記に該当する人が、使用することにより副作用が強く出る場合があります。

• 参考文献
  パーロデルの使用上の注意について詳しくはこちら
  KEGG：ブロモクリプチン(使用上の注意)

パーロデルの保管方法と取り扱い上の注意

パーロデルの保管方法

・直射日光や高温多湿をさけて室温で保管してください。
　冷蔵庫に保管する必要はなく、直射日光や高温多湿は避けて室温で保存します。

・子供の手の届かない所に保管してください。
　誤って服用する可能性は避けましょう。

パーロデルの取り扱い上の注意

・消費期限が過ぎた薬は、服用しないでください。
　効果が発現しない場合や、身体に影響をおよぼす恐れがあります。

・他の薬剤やサプリメントとの保管はお控えください。
　成分の作用により、性質の変化や形状が変わる恐れがあります。

パーロデルの商品情報

商品分類

医療用医薬品：ジェネリック医薬品

ジェネリック医薬品とは、新薬の特許期間が終わった後に他の製薬会社から同じ有効成分を使って開発され、有効性・安全性が新薬と同等であることが前提として、厳しい試験に合格したうえで、国が承認した医薬品のことです。

ジェネリック医薬品について詳しくはこちら
>>ジェネリック医薬品とは

形状・剤形

経口服用タイプの錠剤

対象性別

不妊症治療を目的とした成人女性

参考文献

このページの詳細は、下記サイトを参考にさせて頂いております。
お薬通販部では正確な情報提供を努めておりますが、情報の正確性および完全性を保証するものではございませんので、あらかじめご了承ください。

医薬品情報サイト
おくすり110番
病院で処方される医薬品の効果や有効成分、服用方法、併用禁忌薬など詳しい情報が検索できるサイトです。
各医薬品の添付文書が見られるほか、病気別の薬の検索や禁忌薬に特化したページ、薬価の検索、薬用植物図鑑など幅広い情報が載っています。

KEGG
日本医薬情報センター（JAPIC）から提供された医薬品の添付文書や、国内では販売されていないアメリカの医薬品の添付文書も確認できるサイトです。
薬の一般名や有効成分、会社名、JAPIC IDなど複数の項目から検索可能です。

製薬会社サイト
メダ
メダはスウェーデンの大手製薬会社です。
2016年にアメリカの製薬会社マイラン社に買収され、子会社として世界各国で事業展開しています。
一般用医薬品やヘルスケア用品などの豊富な商品のほか、ED治療薬「ミューズ」を取り扱っています。

行政機関サイト
厚生労働省
生活の保障や経済発展のため、国民の健康や子育て、社会福祉、介護、雇用・労働、年金に関する政策を所管している国の行政機関のサイトです。
医療保険制度の制定も担い、海外医薬品の輸入に関する規則や検査も行っています。

発送・梱包

発送国

・香港

梱包状態

差出人名は『お薬通販部』の名称では、ございません。
発送国名のみの記載、もしくは発送国業者名となります。
不在伝票投函の際には、発送国名を記載されることがほとんどですので、あらかじめご了承ください。

外箱にご注文の商品名や医薬品名が表記されることはございませんので、配送員の方やご家族の方などに内容物を知られることなく受け取ることができます。

梱包状態について詳しくはこちら
>>梱包について

医薬品等の通販・個人輸入について

医薬品等の個人輸入については、日本の薬機法（旧薬事法）により規制があります。
個人レベルでの購入と定められており誰かの代わりに通販購入する、購入後に第三者への譲渡などの行為は禁じられています。
ご注文者ご本人が、個人で使用する分を購入可能数量の範囲内でご注文ください。

医薬品等の通販・個人輸入について詳しくはこちら
>>個人輸入とは

• 参考文献
  医薬品の個人輸入について詳しくはこちら
  厚生労働省：医薬品等の個人輸入について

パーロデルのよくある質問