トラセミドの効果を実感する正しい服用方法は?用量や用法、服用における注意点を解説!
「トラセミド」は、数あるむくみ解消薬の中でも優れた効果を発揮する、代表的なループ利尿剤です。こちらのコラムでは、トラセミドのむくみや高血圧症の予防・改善効果を発揮する、正しい服用方法について解説します。
お薬通販部スタッフ[監修]

心性・腎性・肝性等が原因の浮腫にて、トラセミドの服用を始める際は、用法や用量を正しく守ることが症状改善・予防のポイントになります。
トラセミドの正しい用量・用法を守っていないと、思わぬ副作用や効果の増強・減弱につながるため注意が必要です。
本記事ではトラセミドの効果を実感する服用方法について、用法や用量、注意点をわかりやすくご紹介します。
目次
トラセミドの効果を発揮する服用方法について

トラセミドの優れた利尿作用における、浮腫や高血圧の予防・改善効果を実感するために、ここでは服用量やタイミング、回数などを詳細に見ていきましょう。
トラセミドの服用量
ループ利尿剤・トラセミドの服用量は、「1回4~8mg」が推奨されています。
ただ、心性・腎性・肝性等が原因の浮腫や、高血圧症の症状、年齢によって適宜服用量を増減する必要があります。
そのためトラセミドの服用を始める際は、適切な量を医師や薬剤師に相談しましょう。
トラセミドを服用する正しいタイミング
トラセミドを服用するタイミングに、特に決まりはありません。
日常的に服用することが多い、頭痛薬や胃腸薬などは、基本的に食後が推奨されています。
トラセミドは他の医薬品のように、服用のタイミングがなく自由なため、飲み忘れの心配がなく手軽に用いることができるでしょう。
ただ、トラセミドの服用を朝・昼・夜などタイミングを決めておくと、有効成分・トラセミドの血中濃度が一定となり、浮腫や高血圧症の予防・改善につながりやすくなります。
トラセミドの正しい服用回数
むくみ解消薬のトラセミドは、「1日1回」の服用回数となっています。
他の治療薬は1日2~3回の服用がほとんどのため、1日1回で済むトラセミドは手軽な治療薬と言えます。
トラセミドの服用を始める際の注意点

代表的なむくみ解消薬のトラセミドは、1日1回4~8mg、自由なタイミングでの服用ができますが、注意点がいくつかあります。
トラセミドの服用における注意点を理解していないと、副作用の発現や効果の減弱・増強で症状改善までに時間がかかってしまうため注意が必要です。
ここでは、トラセミドの服用を始める際に知っておきたい注意点を解説します。
服用を忘れてしまった際の正しい対処法
トラセミドの服用を忘れてしまった際は、気が付いた時点で早めに1回分を服用しましょう。
次に服用するタイミングが近い場合は、1回分を飛ばしていつものタイミングで服用します。
トラセミドの飲み忘れで、2回分をまとめて服用してしまうと思わぬ副作用の発現につながることがあるため、「1日1回4~8mg」の服用を守るようにしましょう。
服用における、重要な基本的注意
トラセミドには、服用における基本的注意があります。
トラセミドの服用を始める際は、重要な基本的注意を早めに把握しておくようにしましょう。
飲み始めの際の服用量について
トラセミドの飲み始めでは利尿作用が急激に出ることがあるため、少量から服用し徐々に量を増やすようにしましょう。
連用する際の注意点
トラセミドの連用では電解質失調が出やすくなるため、定期的な検査を受けることが推奨されています。
服用後の高所作業、自動車運転時の注意点について
トラセミドの服用後は、降圧作用によってめまいやふらつきが出やすくなります。
そのため、トラセミドの服用後は高所での作業や自動車運転に注意しましょう。
夜間休息が必要な場合の服用について
トラセミドは優れた利尿作用によって浮腫や高血圧症の改善・予防に働きかけます。
夜間休息が必要な方は、利尿により休息・睡眠に支障が出るおそれがあるため、午前中や日中の服用が推奨されています。
まとめ

ループ利尿剤のトラセミドは1日1回・好きなタイミングで服用できる、手軽な治療薬です。
トラセミドの服用を始める際には、本記事を参考に用法・用量を正しく守り、早期の改善・予防につなげていきましょう。
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