トラセミドの併用禁忌薬は?服用してはいけない人も徹底解説!

トラセミドは他の利尿剤に比べおよそ10~30倍の利尿作用、浮腫の抑制効果が約10倍に及ぶ、代表的なむくみ解消薬です。本記事ではトラセミドの併用禁忌薬と服用してはいけないケースを詳細に解説します。

お薬通販部スタッフ[監修]

トラセミドの併用禁忌薬は?服用してはいけない人も徹底解説!

トラセミドの服用中に他の治療薬を併用する必要が出てきた場合は、併用に問題がないかを確認しておくことが健康被害を防ぐポイントになります。

トラセミドには、同時に服用すると重大な副作用につながる、併用禁忌薬があります。

ここではトラセミドの併用禁忌薬について、具体的な種類と服用してはいけない人を合わせて解説します。

トラセミドの併用禁忌薬は?

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トラセミドは優れた利尿作用で浮腫や高血圧の原因となる余分な塩分・水分の排出を助ける、ループ利尿剤です。

ここではトラセミドにどのような併用禁忌薬があるのか、具体的な種類と同時服用における影響を見ていきましょう。



そもそも併用禁忌薬とは?

トラセミドをはじめ、ほとんどの医薬品に注意喚起がある「併用禁忌薬」は、以下のような特徴のある種類のことを言います。

  • 同じタイミングで服用すると、重大な健康被害が生じやすくなる
  • 併用によって本来の適正な薬効が発揮されず、改善・予防までに時間がかかってしまう

上記のような影響をなくすためにも、トラセミドの服用時は他の医薬品との併用に問題がないか、かかりつけ医や薬剤師に相談しておくことが良いでしょう。





トラセミドの併用禁忌薬について

トラセミドの併用禁忌薬には、男性の夜間頻尿の治療に用いられることが多い、ミニリンメルト等の「デスモプレシン酢酸塩水和物」があります。

トラセミドと、男性の夜間頻尿等の治療薬となるミニリンメルト等のデスモプレシン酢酸塩水和物を併用してしまうと、低カリウム血症の発現リスクが高まるとの注意があります

低カリウム血症は、筋力低下や多尿、脱力感など日常生活の支障になる症状が出やすい傾向にあります。

上記のような重大な副作用をなくすためにも、トラセミドの服用時は、デスモプレシン酢酸塩水和物との併用をしないよう注意しましょう。




トラセミドは、インスタファーマが開発した利尿剤です。有効成分トラセミドを含有したルプラックのジェネリック医薬品で、体のむくみをとる薬です。

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トラセミドを服用してはいけない人とは?服用における影響も解説!

トラセミドには、ミニリンメルト等のデスモプレシン酢酸水和物の併用禁忌以外にも、服用してはいけないケースが複数あります。

ここではどのようなタイプがトラセミドを服用してはいけないのか、使用における影響を合わせてご紹介します。




無尿の患者

トラセミドは、心性・腎性・肝性等浮腫の改善・予防に働きかける、優れた利尿作用のある治療薬です。

トラセミドの上記のような作用から、無尿の方の服用は本剤の適正な効果が発揮されないとの注意喚起があります。



肝性昏睡の人

肝性昏睡の方がトラセミドを服用してしまうと、低カリウム血症が増悪し肝性昏睡の症状悪化につながるとの注意喚起があります。



体液中のナトリウム、カリウムが明らかに減少している方

トラセミドは浮腫や高血圧症の原因となる余分なナトリウムを排出し、この作用を助けるカリウムを保持する治療薬です。

トラセミドの上記のような薬効から、体液中のナトリウム・カリウムが明らかに厳暑している方の本剤の服用は、電解質失調のおそれがあります。



本剤の成分又はスルフォンアミド誘導体に対し過敏症の既往歴のある方

過去にトラセミドやスルフォンアミド誘導体の服用において、過敏な反応が出たことのある方は、重大な副作用発現のおそれがあるため服用できません。




まとめ

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トラセミドは他の治療薬に比べて併用禁忌薬が少ないため、禁忌の把握がしやすく手軽に服用できます。

トラセミドの服用中に他の治療薬を用いる必要があった場合は、本記事を参考に併用に問題がないかを確認し、正しい服用で症状克服につなげていきましょう

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